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125話

「もう冒険者登録ってしてる?」

フレイヤ

「ううん、まだしてないよ」


「なら今日行ってこい」

フレイヤ

「登録するとなんかあるの?」


「ダンジョンに入れる、ダンジョンは楽しいぞ」

フレイヤ

「わかった、登録してくる」

テレサ

「ナオト様、話が省略しすぎではないですか?ちゃんとCランクまで上げないといけないことを言わないと」


「フレイヤならすぐ上がるさ、あんだけオークをバンバン倒していればな」


テレサと一緒に薬草採取しにいく、どれを見ても雑草にしか見えないがテレサが薬草の写真を撮ってくれてそれを参考にしていく、これなら分かりやすい


何回か写真と見比べて採っていくとわかるようになってきた、その後は迷うことなく採ることが出来たが、スライムが何匹か見つかる、スライム相手にライフルを使うほどではないので拳銃で倒していく、スライムは討伐証明ができないので倒しても全くの無駄だ


ゴブリンなら右耳が証明になるのでギルドに持っていけばランク昇級の証となる


ずっと屈みながら薬草を掘りながら採っていくと腰が痛くなる、こんな仕事をずっとやっていたかと思うとテレサはよくやっていたなと感心する


「テレサはずっとこんなことしてたのか?」

テレサ

「はい、私にはこれしかできませんでしたから」


「地味に疲れるな、腰痛くならなかったか?」

テレサ

「毎日やっていると慣れますから平気ですよ、無理しない程度に採りましょう」


30束ほど採ると段々とめんどくさくなってきた、なんでこんなことしているんだろうと気持ちにもなってくる


「ギルドにこれだけで納めにいこうか」

テレサ

「はい」


「はい、ご苦労様です、お二人で銅貨80枚ですね」


テレサは思ったよりもたくさん採っていたようだが、ほぼ一日中採って2人で銅貨80枚なんて割に合わない


「手っ取り早くランク上げる方法はないですか?」


「そうですね、ドラゴンとか討伐してくれたら一気にAランクに出来ますよ」


「それは流石に無理ですね、ダンジョンに潜りたいだけですからCランクにして頂ければ」


「ミノタウロスを倒してくれればCランクに出来ますが」


「それはどこに居る?」


「このファステルから1番近い場所ですと4のダンジョンの20回層ですね」


「ダンジョンに潜りたいが為のCランクでダンジョンに潜らないと倒せないって無理じゃないか」


「後は寄生ですね、Cランクパーティーと一緒にダンジョン潜って倒せばめでたくCになれますよ、ギルドとしてはお勧めしませんが」


「何故勧めないことを俺に教えてくれるんだ?」


「公爵は別に冒険者として成り上がりたいわけじゃないですよね?」


「ただアイテムが欲しいだけだからな」


「でしたら寄生もありかと思ったのです、寄生は実力以上のランクになってしまって、依頼を受けた際の失敗確率が増してしまいますから、本来でしたらダメなんですよ」


「じゃあ寄生でいこう、頼める冒険者は居るか?」


「先程オーガを持ち込んですぐにCに上がった新人さんがおりますが、その方々に頼んでみては?」


なんか知ってる奴の予感


「名前はなんて言った?」


「フレイヤさんと聞いています」


「そいつなら知り合いだが、オーガってCランク昇級に当たるのか?」


「いえ、オーガならDランクですが、今回Cに上げたのは倒し方です、一撃で倒してますし、充分Cランクとしてやっていけるだろうと判断致しました」


「そうか、フレイヤはどこに?」


「冒険者登録が目的なので今日は帰るって言ってました」


「わかった、ありがとう」


言われたことしかやらないなんてさすがにフレイヤだな、すぐに転移してフレイヤの所に行こう、フレイヤの拠点登録は確かこんびにのはずだな、テレサの転移結晶は屋敷になっているので、一緒に歩いていくことにした


転移結晶すごく便利なんだが、目的地別に使い分けないといけないのが難点だ、しかも1個で転移できるのは1人だけしか使えないので、何個も登録しようと思えばたくさん転移結晶が必要になってしまう


こんびにに行くとフレイヤがオクタとリバーシをしていた


「フレイヤCランクになったんだって?」

フレイヤ

「なんか倒したことある魔物聞かれてオーガ出したら見事だって褒められて」


光魔法はかなりチートだからな、魔力が続く限りほぼ無敵に近い、大人数の敵に囲まれない限りフレイヤ1人で冒険者として成り立つぐらいだ

オクタ

「私も冒険者になりたいです、フレイヤばっかりずるいです」


「まだ闇の教本も届いてないので待ってくれ」

イラ

「オクタって属性調べてもらったんですか?良いですね」


帝国から連れてきた奴隷のイラだ、こんびにの人員が減ってしまった為こちらに配置してある


「イラも調べてもらいたいなら行ってこい」


と銀貨10枚と教本代金貨3枚を渡した

イラ

「ありがとうございます」


「話を戻すが、明日からダンジョンに行こうか、テレサは薬草採取しておいてくれ、ただし日本の方で」


祖母の家の周りにも薬草は自生している、日本なら魔物に襲われることはないので安心だ、やっと念願のダンジョンだ、どんなアイテムを得ることができるか楽しみだ



  

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