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110話 採掘

「フレイヤ、シルキー、ちょっと鉱山での採掘付き合ってくれないか?」

シルキー

「お店はどうします?」


「休みにしちゃおう、そろそろジュエルリザードが増えてきただろうから間引きしに行きたい」

フレイヤ

「魔物退治?やりたいやりたい」


前回の海賊退治でフレイヤの強さを見たので安心して魔物退治を行えると確信した、まさか光魔法があそこまでチートだとは思いもしなかった


「オクタはどうする?一緒に行く?何かしたいことある?」

オクタ

「私は魔法ないのでどうせ行ってもお役に立てませんから」


あれっまたネガティブな子に戻っている、海賊退治の話を2人から聞いて自分だけ仲間外れと思ったのかも知れない


「そうだな、オクタも魔法属性調べてもらおうか、すぐには使えないと思うけど知っておいて損はないけど興味はあるか?」

オクタ

「はい、一応知ってはおきたいです」


「調べるだけならすぐだろう、今から行くか」


教会に行くとミルバルドさんが見えた


「ミルバルドさんお久しぶりです、今日はまた属性を調べてもらいにきました」


「また奴隷を増やしたのですね、いつでもいいですよ、ではこちらへ」


オクタの手を水晶の上に乗せさせた、前回はすぐに色が変わったが今回は色が変わるまで少し時間が掛かった、それで変わった色は"クロ"だった


「この者の属性は闇属性のようですね、使い方が難しい属性ではありますが、レア属性ですね」


属性がわかるのは良いがレア属性は教本売ってないぞ、しばらくは注文して待つしかないな

オクタ

「どうせ私の中身が暗いから闇なんですね」


否定してあげたいが、オクタが言ってることは間違っては居ないからな

フレイヤ

「私と反対で2人でセットになってていいじゃん」


どんなフォローだよそれ

オクタ

「そうですね、嬉しいです」


2人の心情が全く理解できないが機嫌が直ったようで良かった、これで心置きなく鉱山に行けるだろう


「じゃあ金貨3枚渡しておくから魔導士ギルドで教本頼んで来い、俺たちは鉱山行くから」

オクタ

「かしこまりました」


ファステルから歩いて数時間で俺の鉱山には行けるのだが、チマチマ歩くのはめんどくさいのでもう車でブォーンと行くことにした、1時間も掛からず到着すると早速潜る


「フレイヤはジュエルリザードが出たら光で退治、シルキーはキラキラ怪しい場所があったら土探知を使ってダイヤを採掘してくれ」


土魔法は探知と採掘が両方できる鉱山ではなくてはならない属性である、ただ攻撃力がかなり低いのでフレイヤとセットだと最適である、前回は7日間の期限で頼んだがそんなチマチマとやってられないので今日中には全部終わらせる


奥へ奥へと進んでいくと途中で見かけたジュエルリザードはフレイヤが1発で仕留めていく、かなり奥まで進んでいくと

シルキー

「ちょっと止まってください、大量のダイヤの気配を感じます、多分ここで20キロぐらい取れそうです、石の声が聞こえます」


なんかよくわからない、石の声ってなんのことだ、俺には理解できないがシルキーには理解できるのだろう


ただの大きな石の塊がゴロゴロと転がっているが、更にシルキーが手をかざして石に向けるとだんだんと削れていく、それにつれて光沢が生まれてきた、もう誰が見てもダイヤとわかる程度にはなっている、最後には親指の先ぐらいの小ささになっていた


「シルキーすごいな、それだけでもたくさんケーキ買えるぞ」


余り何百万とかの価値があると言うとまた調子こいたこと言われる怖れがあるので、あくまでもおやつ代ぐらいの価値で言ったほうがいい

シルキー

「頑張ってたくさん採りますから、ご褒美期待しますね」


鉱石採取の為に立ち止まっていてもジュエルリザードはどんどんと湧いてくる


「フレイヤちょっと待ってくれ」


ライフルで倒せるか試してみる、狙いを定めて撃ってみる


全く効かない、硬いと言われていたが予想以上だ、それを一撃で貫通させるフレイヤの光魔法はかなりチートだな


「ごめん無理みたいだ、退治していってくれ」

フレイヤ

「うん、ちゅどーんってバンバン撃っていくよ」


後ろから来るジュエルリザードにも貫通して一撃で何匹もまとめて倒している


この調子で行けばミスリルのほうがダイヤよりも取れそうだ、ダイヤに関しては圧縮する必要がある分だけ時間が掛かる、それでもシルキーが黙々と作業を続けていて

シルキー

「そろそろここの採取は終わりなので次のポイントに移動しましょう」


それを繰り返していき、1日でジュエルリザードは30匹、ダイヤは30キロほど採ることができた、1日の稼ぎとしてはかなり利益を上げることができた


シルキーの魔力が枯渇したところで今日の採取は終わりだ

シルキー

「疲れました、これではケーキ一個ぐらいでは癒されませんね」


「わかったよ、5個ぐらい買ってやるから早く帰ろう」


俺はダイヤが採れて満足、シルキーはご褒美を得ることが出来て満足、フレイヤはゲームのように倒せて満足、今日は3人とも疲れはしたが大満足で帰宅することができた。

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