表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/23

結界


 泉のほとりにレンは葬られていた。

 リゾは墓前で祈っていた。

 本来は月に向かってするお祈りなのだが、墓前の前で膝まづき、祈りを捧げた。


 祈り終えると、リゾは立ち上がる。

――そろそろだな。

 リゾは空を見上げた。


 ルウの地の外側に、最高位が張る結界がある。

 この結界のおかげで砂嵐や災い等を退けている。

 この結界は定期的に張りなおさなければいけない。

 結界を張るには、ルウの地中央に一人、外側に五人必要なのだが、その外側の結界の一人がリゾだった。


――始まったか。

 まず、ルウの地中央から、魔法が噴き出す。

 それを合図に、外側にいる者が魔法を放出させる。

 ちょうど、ルウの地全体に傘を張るイメージだ。

 この魔法にはかなりの魔力と集中力がいる。

 リゾは集中を切らさないように細心の注意を払いつつ、結界を張ることに集中していた。





     * * *


 その少し前。


 ルウの地中央の神殿で、ケイは結界を張るべき、意識を集中させていた。


 このルウの地全体に結界を張るため、まず真ん中の自分が魔力を放出させなければいけない。

 魔力を放出させたその瞬間だった。


「……っ!」

 ケイは腰に痛みを感じた。

 ふと目をやると、腰からナイフが生えている。

 そのナイフを握っている男が、こちらを見ていた。


 ケイはにやりと笑った。

「きみかー? 今はいそがしいからね。後で遊んであげるよ、たっぷりとね――」

 ケイは腰からナイフを引き抜き、放り投げる。

 ついでに魔法でその人物も放り投げる。


 傷を治そうとしたが、ナイフに呪いがかけられていたようだ。

 魔法では治せなかった。傷から流れる血は止まらない。


「ふん! かわいいことしてくれるじゃないか」

 苛立たしげに相手を睨みつける。


「……ひぃっ!」

 相手は金縛りにあったように動けなくなった。

 いや、あったようにではなく、本当に金縛りにあっていた。


 それからケイはその人物を無視し、結界に集中する。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ