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剣が廃れた世界で僕は剣で舞う  作者: 九 (いちじく)
孤児院~
4/4

切れ味を確かめるらしいです。

あのあとは大変だった。壁に出来た傷を魔道具を使って誤魔化して、その日最後のマナを使ったギールはその後倒れてしまい、運んでいる所を先生に見られて誤魔化して…はぁ


何かと時間がかかった…

おかげさまで、後少しで夕食ですよ。


取り敢えず今日有った事をまとめてみようと思う。

木刀作った。

なまくらだった。

ウィンドカッターで鋭さが増した。


うん。これだけ。


取り敢えず木刀を作れることが分かったのが一番嬉しいことだろうが、刃を尖らせることができないのには少しショックだった。

が、魔法を用いることで、鋭くなるようになったのは素晴らしい成果だと思う。


―――僕が魔法を使えればの話だけど。



おっ。呼び出しがかかった。

夕食後切れ味の確認しようかな…っと



▷◊►►食後



早速試し切りしに庭に行こうとすると。

後ろから声を掛けられた。


「ねぇ、トモス君ジーク見なかった?」

ガーベラだった。


「あぁ、ジークなら寝室で寝てるよ。魔力切れを起こしたんだ」

「あら、そう。ありがとう」

何で?とは聞いてこなかった。


「所で庭に何をしに行くんです?」

…ここで聞きます?

「ちょっと涼しい風に当たりたくて」

「今は春ですよ――」

駆け足でつい逃げてしまった。


が、ガーベラの声には耳を向けずに小屋に行って木刀を持ち出した。

ここでふと思った、的何にしよう…と



結局的は長さ30cm横10cm厚み5cm程の大きさの木材にした。

取り敢えず。切り株におき、横に切ることにした


ていっ…情けない声と共に繰り出されたのは、明らかに弱い攻撃だった。

直後カランっカランっと木材が地面に音をたてて落ちるだけだった。

それに刃が早速脆くなっている。

正直泣きたくなったが、一番最初だし失敗するかなとは思っていた。

まさか、ここまでダメだとは思わなかったが。


夜。僕は木刀を小屋に置き寝室に来た。

今寝ているのはジークだけだったが、俺も今日はゆっくり休もうかな…と思った。


うーん…思うようにうまくいかないなぁと

改善点だけが残る一日だった。

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