ついにお仕事始めるらしいです。
「ねぇねぇトモス君何読んでるの?」
「1000年前の勇者が書かれてる本だよ」
「またそれ?つまらないでしょ?」
これだから女子は…
「勇者だよ?もっとこう…なんか無いの?」
「その時代は剣とかが使われていた時代でしょ?あるわけ無いじゃない」
ですよね…
まぁ良いや、話しかけてくる奴なんてまず居ないからな、でも決してボッチではないからな?
そして…今日あの計画が…!
そこでちょうど先生が来た。
「今年10才なった子は来てーっ」
そうだ。今年から『アレ』が使えるようになる…
「「「はーい」…」」
と言い三名が集まる。
勿論僕を入れてだ。
一人目はジーク
二人目はガーベラ
三人目はトモスこと僕だ。
「それじゃあ着いてきてね」
と、言い今まで危ないから来ちゃダメと言われていた、庭の作業小屋に連れていかれる。
木の匂いが充満していて僕は好きだが他の二人は何故だか嫌な顔をしている。
「それじゃあもうわかってると思うけど、今年から小物作りをやってもらいます!」
此処は孤児院だが裕福な生活を送れているのは、10才以上の子を対象に魔道具を使い木の雑貨等を作り、月一回お店を開き売っているからだ。
因みにその魔道具は過去にここから出た先輩がお金を稼いでここに寄付をしてくれたらしい。
無論それだけじゃ足りないから、先輩たちが定期的に寄付をしてくれるから安心だ。
僕が読んでいた本も例外じゃない普通本は高い物だからだ。
「それじゃあやり方を説明するから、良く聞いててね?」
「はーい!」
「「はー…い」」
二人はやりたくないのだろうか?
まぁここで僕は『木刀』を完成させるだけだ。想像するだけでウズウズする。
「まずは手を入れて…」
とまぁ一通り教えてもらったし月十個のノルマを達成できればいいから、ちゃっちゃと終わらせて作っちゃおう。
その前に覚える為に時間を割きすぎた…
外に出ると真っ暗だったもう遅い…寝室に行って寝よう。
もうすでに皆は寝ていた。だろうな
お休みぃ…
▷◊►►朝
「ふぁあぁっと」
まだ眠気が覚めないけど…皆は…寝てるよね
起きて周りを見回しても誰もまだ起きてなく、静かな朝だ。
今から歯を磨いて裏の小屋にいくか…
よし今日から頑張ろうと思った僕だった
先生「トモスって名前変だよね」
トモ「え?」
先生「え?」
何て言うか微妙な終わり方ですが初心者ですので悪しからず。
次回木刀作り始める…かも?