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再会


何だろう、身体があまりよく動かない。

たとえるならインフルエンザが治った後、初めて起き上がろうとしたときみたいだ。


少しの間もぞもぞ動いているとだんだん自分の置かれている状況がわかってきた。

僕は毛布のようなものでくるまれているみたいだ。


それに、隣にも誰かいるみたいだ。

さっきから隣でもぞもぞしている。




でも、もっと重要なことを僕は知った。




たぶん僕、赤ん坊になってる。



何かできないか呻きながらもぞもぞしていると誰かがやってきた。



「あら、起きたみたい。 あなた! ちょっとこっちに来てちょうだい、レインとユキシスが起きたみたい。」



ドタドタドタと足音が聞こえて、また一人この部屋に入ってきた。



「おお、起きたみたいだな! 一時はどうなるかと思ったが・・・・。 ひどい親もいるもんだ。」


「その分私たちが可愛がってあげればいいんですよ。」


「それもそうだな。 ところでこの子たちは・・・エルフなのか?」


「そうみたいね・・・。 耳がとがっているし二人とも凄い魔力の持ち主よ。」


「だとすると・・・・なるかも・・・・」


ああ、僕はエルフなんだと思いながら抗えない眠りの中に落ちていった。





1週間ほどたつと周りの状況がかなり分かってきた。


ここは、ガイナス領で、親はここの領主らしい。 ただ辺境のそれこそ弱小貴族だが。

そして、隣にいるのはレイン。 僕たちは双子らしい。


父親(義理)の名前は ガイナス エルナ ランバート

母親(義理)の名前は ガイナス エルナ シエナ


二人ともめちゃくちゃ美形です。はい。 人間離れしてます。


レインは赤い髪の毛と金色の目のやんちゃそうな男の子だ。そしてたぶん前世の親友。


僕ユキシスは緑色の髪の毛に金色の目自分でいうのもなんだけどおっとり系。



そして何より成長が速い。


まだ1週間しかたってないのに僕たちは歩けるようになった。


赤ん坊の期間がとても短く、ずっと若いままで過ごす。そして寿命の10年ほど前から一気に廊下が進むらしい。


これがエルフの特徴だと、父さんが言っていた。



そして、僕の兄弟レインは前世の親友 玲だった。





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