表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

代わり

作者: 劉微
掲載日:2012/10/14


僕は元々いらなかった



それを気づくのが遅すぎた。

せめて、あと少しだけ早ければ

あなたを苦しめなくてすんだのに


僕はいらない人間


いてもいなくても何も変わらない


僕が出来て他人に出来ない事は1つもない


僕の代わりは何もいらない

だって、僕はいらないもの


誰かの心に『僕がいた』って事を残してほしい

それは無理な願い。


僕の存在があなたを困らせているのは知っているよ


あなたは僕がいれば何もいらないって言ってくれたね

嘘でも嬉しかったんだ

だって僕はあなたが大好きだから

心から愛しているから


僕にとって、たった1人しかいない大切な存在だから


あなたは僕がいなければあの人と幸せになれるはず


だから僕が消えればいいんだ


あなたが僕にくれたもの

それは、[命]


だから、僕はあなたの為になら死ぬ事だって出来るんだ


もう、僕は逝くね


この世に生んでくれてありがとう

ママの元に生まれて本当によかった




ママ、大好きだよ




さようなら





――――ここは何処‥?

あぁ、そうだ

僕は飛び降りて死んだんだ


ここは天国‥?

すごく心地いい‥

ずっとここにいたい‥――


だって、ここはママと同じくらい暖かくて落ち着くから‥



あれ‥?

誰かが呼んでる


すごく懐かしい声‥


ここから出なきゃ‥



「おぎゃあぁぁ」



眩しいっ‥

どこ‥?

僕を呼んだのは誰‥


マ‥マ?




紛れもない奇跡だった


僕はまたママの元に生まれてこれた


とても幸せそうなママの顔

ママの愛しているパパの顔



でも、おっきくなったら僕もこの事を忘れちゃうのかな‥?



忘れてもいい



そんな事を忘れても、僕は絶対に幸せになるから


ママとパパの元で‥‥








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ