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初夢
夢を見た。
自分の前に●●が居て、命の削りあいをしている。
それは白く、強く、どこまでも清廉で清く、黒を拒み黒に染まることを許されず。
全てを巻き込む誠の争い。その永遠に続くと思えた争い。
その最中、●●は涙を流していた。一滴、また一滴と。零れ落ちる、ただ静かに。目の前で刃を握り対峙するその者への思いのためか、今はもうわからない。
ああ、悲しい。どうしてこうなってしまったんだ。
目の前にいる者は綺麗で儚く、永遠に美しい。
それを見た私は、私じゃない私は、私の声でこう言った。
「何故、そんな顔をする?」
その者は何も答えずただ、ただ・・・
●●はひどく悲しそうに笑っていた。
そして、私の頬にも一滴の哀しみが零れ落ちる。




