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【プロットタイプ】忘れない為の火事なのです

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

こんな夢を見たんですよ。

ホラーというより奇妙な話。

ある時、私は両親が親戚の葬儀に行くから、一人夕飯を食べる事になった。すると偶然、古き懐かしき友人から、一本の連絡が届いた。

――良ければ一緒にご飯食べない?

私はその誘いに同意し、夜の街へと溶け込んだ。

そとは何とも奇妙な光景が広がっていた。彼女が指定した公園の喫茶店は、遊園地となっていた。加速しながら延々と周り続ける観覧車。勢を付けたまま夜空へ飛んでいくジェットコースター。そして空中で縛り上げられた人形が特徴のお化け屋敷。

その中の一つ。夜までやってるチェーン店で、私達は落ち合った。

「世界が終わっちゃうんだって」

友人はただ、ぽつりとそう言った。普段ならば何を言っているか分からない。と反論をするとつもりだったが、この様な奇妙な光景を見ていると、同意せざるを得なかった。

「君の元に不思議な事が起きるよ。何かあったら連絡を頂戴」

私は彼女の話に相槌を打ちながら同意をする。一人でこのまま家に帰っても、怖くて仕方がないと思っていた。だからそう言われるのはとても有難い。

「どうしよう。一人で居るのが怖くて仕方ないよ……」

すると突然に、唐突に、世界の色素が薄らいだ気がした。主役以外の光景が全てぼやかされた様に。そんな光景で唯一スポットライトが当てられたのは、見知らぬおじさんだった。何処かで見た事がある気がするのは、テレビで見た事がある俳優だからだろう。

彼はひどく優しい、不気味な程に穏やかな声で私に声を掛ける。

「忘れない為の火事なのです。火傷は一生貴方の傷となって残り続ける」

すると突然、別の光景が頭に流れ込んで来た。其れは喪服を纏った親戚の姿だった。親戚はハンケチで抑えながら、涙ながらにこう言った。

――忘れたいから家事を起こしたの……。だって燃えてしまえば何も無くなるから。

「あの……!!」

そこのおじ様。貴方は今、何と仰ったの? 記憶から流れ込んだ親戚と、全く逆の言葉。だからこそ、真相を確かめたくて、私は声を上げる。

しかしその頃には跡形もなく彼の存在は無くなっていた。変わりに不機嫌そうな友人が、此方を睨み付けていた。

「話……聞いてた?」

「あ……ごめん……。別班って知ってる?」

訳を話しながら流れ込むのは、病院のベッドで横たわる満身創痍の男性の姿だった。全身に包帯を巻かれ、数多のチューブで繋がれたその様は痛々しいという言葉以外見つからない。

脳内の両親がナレーションを務める。

――親戚のおじちゃんがね、ある日突然、気でも触れたように家にガソリン撒いたの。そしてそのまま焼身自殺を測ったの。一緒にいた家族は逃げられたそうなんだけど、最後の言葉は『世界が終わってしまう!! 火事を……火事を……。燃えてしまえ』だったそうよ。


此処で突然、全てから解放された。広がるのは何時もと違う天井。くるりと体を回転させると、同居人の瑠衣が寝息を立てていた。

奇妙な夢を見た。夢らしい夢を見た。

こんな夢を見たんです。

世にも〇〇な物語レベルの不思議でカオスで無気味な話。


近くにあった公園は遊園地になっていたし、観覧車は加速して廻り続けるし、ジェットコースターはレールから外れて空に飛び出すし、お化け屋敷のプロモーションは宙ずりにされた日本人形だし。

そんな中、園内にある〇〇ダ珈琲に訪れるという話。


こう言う不可思議な現象の時に、優しく穏やかな声で語り掛けられるの、物凄く不気味なんだなと思いました。


覚えているのは

『忘れない為の火事なのです』

『忘れる為に火事を起こした』

です。


真相は分かりません。

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