嬉しいことと、嫌なこと
「おおおおお兄様がななななぜここにっ?!」
「おいおい、そんなに怖がんなって。」
「怖がるもなにも、今まで私にしてきたことを振り返ってみなさいよぉ!」
「今までエノリーにしてきたこと…?普通じゃあないのか?」
「はあぁ?!私を過保護どころか監禁しようとしてたでしょ!」
「なぁーんでそんなこと覚えてんの?!」
「覚えとるわぁい!!てか自覚あるじゃねえかよぉ!」
「ま、まぁまぁここまでにしておいたら?」
「「お母ぁ様っ!!」」
「ふふっ、息ぴったりねぇ。」
「「全然ぴったりじゃない!!」」
「あ、ほ~らぁ」
「……チッ」
「…………」
「クスッ」
「エノラまでっ!?」
「はぁ?!」
(あんないっつも無表情で、真顔以外みたことないエノラも?!)
「あ、申し訳ございません……クククッ……」
「笑っとるやん」
「そりゃあお母様も笑うんか…」
(……こいつ(兄)の言うことなんかに共感したくないけど…これだけはマジで共感)
「んもぅ~わたしそんなお馬鹿キャラに見えるぅ~?」
「見た目ではね。」
でもそれなりには仕事は出来る。
伊達にオアミ家の妻でもある。
「「「「いただきます。」」」」
「にしてもお母様が帰ってくるのって結構久々じゃない?」
「あーそれはね。エノリーの学園に転校生が来るらしいからねぇ。丁度仕事もひと段落ついたし!」
「え!マジで?」
「ええ!楽しみにしていてね!」
「うん。」
「んむへへへ……」
「ミハルカ。」
「っ、すみません。」
「……」
兄、ミハルカ・オアミはターコリアが亡くなった時へのオアミ家次の当主となっている。
だから中々権力もある。
食後、『久々にお母様が帰ってきたから』と言ってミハルカが居間で話そう、と言ってきた。断ると面倒くさいことになるので、仕方なく、仕方なく付き合ってあげている。
「最近読書に励んでいるんだってぇ?」
「………そうですが何か?」
「なんの本読んでるの~?」
(キッモ……)
「魔導書を探しているんだけど……何?」
「………は?お前、魔術を使おうとしているのか?」
「そうだけd──っ!」
ミハルカから感じたことのない殺気が漂っている。
「お前っ!どうしてそんな危険なことをしようとしているんだい!!ふざけているのか!?」
「え、」
訂正、シスコンの空気が漂っている。
「え、キモ………」
「………ミハ?あとでちよょーーっっとお話があるの。私の部屋に来てくれないかしらぁ……?」
こっちはホンモノの殺気が漂っている。
今にでも殺りそうだ。
(………こわ……)
「あ!ごめんねぇエノちゃん。なんでもないわよなんでもない、エノちゃんはなんにも見てないわよぉ~?」
無理矢理高い声を出している。
(余計怖い……)
「でもお母様!エノリーはいくらなんでも子どもです!まだ6歳ですy──」
「お前は黙っとけ。」
(ひえぇ!ってか、)
「2人ともシスコン?」
「「シスコンなんかじゃない!」」
「ぷっ…」
「「笑い事じゃない!」」
その光景を見て、エノリーはつくづく、
(親子だなぁ)
と思った。
「エノリー様。明日は学園がありますからお早めに切り上げてください。」
「分かった分かった」
「本当に分かってますか…?」
(んにしてもほんっとに無い。無い無い無い無い!)
「ほんとにあるの…?って、これ……」
エノリーが5つ目の本棚を見ていると…
「………魔導書だ!」
魔導書だった。
ギリョロ
(…え?)
それと同時に、誰かに見られている感覚がした。
投稿が遅くなった理由→新シリーズを書いていたから、単にモチベが無かったなら。
すみません。抹茶畑を超えてドロドロ畑です。
いつも長文だからこれくらいで終わるか!
新シリーズ『貴方が知らない世界を描く。』もぜひ読んでね!!
ブクマ感想よろしくお願いします!それでは!




