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魔術師になるぞ!


 魔術師になると決めたのは、5歳の頃だった。


 私が通っていたスイリールヤ学園幼等部では毎年1学期の終わるときに劇をみる。

1年部は異国の劇をみて、2年部は剣術の劇をみる。そして、(幼等部での)最高学年は、魔法の劇をみる。

 そのときだ。


「これをこうしたら…ほらっ!」

   ボワッ

「ほのおが出てきた!」

「「「わぁぁ!すごい!」」」

(すごいな…あたしもああいう風にやってみたいなぁ……よし!家に帰ったらお兄様…いや、お父様に相談してみよ!)



「たっだいま~!エナラ!お父様っている?!」

「お、お嬢様。いつもよりお元気ですね」

「そ・れ・よ・り・も!お父様は?!」

「申し訳ございません。旦那様は執務室におります」

「おーけー!ありがとねっ!」


   タタタタタタッ

「おとうさ…あ、ノックしないと」

   コンコンコン

「入れ」

「お父様!魔術を使いたい!」

「なっ?!ア…エノリーか?!」

「うん、そだけど?」

「な、なんの用かい?」

「だから、魔術を使いたいんだ!」

「………魔術?なぜ?」

(……な、なに…?怒っているの?)

「げ、劇でみたの。それに、あたしは水の族で生まれたでしょ?だから魔術も使えるんじゃ──」

「…エナラに図書館の位置を教えてもらいなさい」

(っ!やったぁ!)

「ありがとう!じゃあ、また晩ご飯で!」


「バレなければ良いが、な」




(この家広すぎてどこにいるが分からなくて危険っていわれてたから探検しようにも許可をもらわないといけないから、行ったことのない場所がたっっくさん、あるんだよなぁ)

「ちなみに図書館もそのうちの1つ!」

「お嬢様?ひとりごとですか?」

「うわぁぁっ!?えええエナラ?!」

「そうです。オアミ家のメイド長ですが?」

「気配消してこないでよ……」

「申し訳ございません。ですが、どうしたんですか?」

「あ!図書館の場所教えてほしいの!」

「………え?」

「ちゃんと許可はとったよ!」

「……そうですか。それでは案内しますね」

(どうしたんだろうエナラ…お父様も、何か隠している?まぁいいや)



「着きました。それでは、私は失礼します」

「えっ……?エナラ?」

   バタン


「………どうしたらいいんだろう」

(まずは魔術系の本があるか探すか…)

    

    約20分後


「……うわぁぁ…」

(魔術の本が、なぁいぃ…)

「どうしよ…とりあえず、今日のところは探すのはやめて、字もまだ漢字をならっていないから…本を片っ端から読み倒すか」


    5時間後


「よしっ、この一段は読めた…」

「お嬢様ぁ!夕食のお時間ですが…?」

「えっ?!もうそんなに時間たってたの?」

(うわ、ほんとだ…でも、本読むの、楽しいな…)



    次の日


「ねえエナラ。今日学校休みだから図書館に行っていい?」

「いいですけれど…一応、昼食のお時間になりましたらそちらに行きますね」

「おーけー!ありがとね!」




出演 エノリー・オアミ(娘)

   ターコリア・オアミ(父)

   エナラ・ナロワン(メイド長)

 こーんにちはー!前の作品を知っている方はお久しぶりです!初めましての方は初めまして!抹茶畑です!

投稿頻度がとっっっても低いので、1話投稿するたびに「あ、次は2か月くらいあとか…」って思ってくださいね!

よろ~しくお願いしますーね!


3/22 「楽しいナな」となっていたので「楽しいな」と変更しました。すみません!

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