13 野望は再び動きだす……第二部、完!
2020年 6月2日。
コロナで若干遅れたが、第八回ネット小説大賞の受賞作品が正式に発表された。
9316作品から選ばれた書籍化19作品が公式に並んだ。
「辰巳センセイの国語科授業」(現 文学教室)の名前があった。
倍率約500倍……A社のみなさん&小説家先生、見てるか?m9(゜Д゜)ドヤァ
……内心、ちゃんと受賞してて結構本気でほっとした(;´Д`)
数日前に運営から受賞を知らされてたおっさんは、いくつかの整理をしていた。
掲載を途中まで進めていたステキブンゲイから、申し訳ないが作品を取り下げた。
読んでくださっていた方で連絡できた方には、良かったらなろう版を楽しんでもらえたらありがたい、とメッセージを送った。
なろう仲間のつこさん。がステキブンゲイで感想文をアップしてくれていたので、それも取り下げてもらった。かたじけない。
発表の直前、出版を担当してくださる宝島社側の担当者と打ち合わせを始めた。
改稿、装丁に発売時期の調整……書籍が店頭にならぶまでには、いろいろ準備が要る。
「少しでもいい本にして、関わってくれた方全員がハッピーになれるよう、頑張ります」
そう挨拶して、担当のお二人と打ち合わせした。
若い女性の方と、ベテランの男性……岡田勘一氏だった。『異世界居酒屋「のぶ」』を担当された方だ。今回の選考では、辰巳センセイのクオリティに目を留め、強く推してくれたという。
「一つ一つの話がしっかり作り込まれていて、全体でも見事にまとまっている……ここまできっちり組み立てられているレベルというのはそうそう……多くを読んできた中でも、本当にそうそうないです」
……実績あるプロ編集の方にこの言葉を頂けたことは、我ながら勲章だと思う。
ので自慢\(・ω・)/ウェーイ
今……2020年 7月末
本編の改稿を進めている。
3章までほぼ仕上がったかな、という状態だ。
本になったとき、少しでも読みやすくなるように。面白さが伝わるように。
岡田勘一さん直々に、各章を読み込んでは添削、改稿提案を送ってもらっている。
おっさんは提案を検討し、修正して打ち返す。
……が、実は磨きに磨いたバージョン5をベースにしていることもあって、大きな規模の改稿はほとんどなかったりする。
受賞は「なろう版(バージョン3)」だったので、岡田さんは「恋愛要素を中心に強化した改稿を」と提案するつもりだったそうだ。ところが、その部分がきっちり強化された大改稿版がすでに仕上がっていたw
バージョン5は岡田さんからも「隙がない仕上がりで、構成の緻密さから下手に手を入れられない」と高く評価してもらった。
よって、当初の想定より早いペースで完成レベルの原稿が仕上がりつつある。
今はさらに細部を煮詰め、ネット小説としてのパッケージと、書籍化されたときのパッケージの在り方の違いを考えつつ調整を続けている。
例えば、辰巳センセイの書籍版は文芸に近いスタイルになるので、ネット小説のような小さな見出しをずらりと並べる見せ方ではなくなる。各話タイトルを外していくと同時に「タイトルに頼っていた情報」が抜けることになり、場面によっては本文を若干調整する必要が出てくる。
他にも、ページの境目をできるだけ文章がまたがないように微調整したり、書籍に見合ったスタイルにしつつも、元々の空気を壊さない文字の配列に気を配ったり……。
内容がなろう版より面白くなっているのは保証できるし、書籍としての仕上がりもしっかり考えて作り込んでいる。まだ明かせないビックリ要素……もあるかも(・ω・)
是非、手に取って確かめてほしい。(またもや宣伝だ!\(゜Д゜)/いえぁ!)
書店に「辰巳センセイ」が並ぶ日。
その日が近づいたら、また「あらゆる手段で」関わってくれたみなさんが幸せになってくれるように手を尽くしたい。
編集や出版の方も含めて幸せに、と考えれば!
次の目標は「ヒット作に育てる」こと!野望はでっかく!
(・∀・) < いくぜ10まんぶ!
おっとまた口に出したよ!怖い物知らずだな!とお思いのそこのあなた。
……おっさん基本このパターンです(;´Д`)
ここから先は、今取り組んでいる本作りから、本を広く手に取ってもらうための、売り上げを伸ばすための仕掛けにも全力で突っ走ろうと思う。
どうか応援してやってください。
エタりおっさん 第2部 了
……第3部『そして伝説へ』編へつづく!
本が形になったころ、またこの続きでお会いしましょう。
第2部最後までお読みいただき、ありがとうございました!




