14 退院して一年……勝った。第一部、完!
この文章は、2019年の12月に書いている。
カンレンシュクがらみの一件の後、退院して一年が経った。
仕事に復帰して、そろそろ8ヶ月。
新しい学校で温かく迎えてもらえて、ありがたかった。
病気のこともある程度配慮してくれて、どうにか仕事を続けられている。
医者からの指導で、ほぼお酒は飲まなくなった。煙草ももやもやの診断を受けた日以来、一本も吸っていない。副流煙も影響が大きい、ということで、煙のこもった場所には足を運ばなくなった。
残業も大幅に減らした。過労とストレスは直撃で危険度を上げるとのことで、今はかなり身体に気を遣った働き方をしている。
おかげで、夜の時間に小説を書いたり、ゆったり過ごす機会も増えた。
ただ、身体のことは、やはり前と同じようにいかない。
疲れやすくなって、無理はきかなくなった。
この半年に4回ほど、心臓の発作がきた。ニトロのお世話になって事なきを得たが、それでも、やっぱり恐怖が先に立つ。
……胸に違和感が走り、苦しさを感じる。きゅきゅーっと苦しみが増す。
慌てず、ニトロを口に含む。本来、一分ほどで解除されるのだが、あれ?効きが悪いかな、と思ったら最大三粒まで連続服用できる。
二粒目を呑むとき、三粒目を……となるに従い、恐怖はずんずんと増す。これで、解除されなかったらどうしよう……と頭によぎるからだ(・ω・)うぅ。
一番大きく発作がでた10月の下旬、三粒呑んだ。
自宅でしばらく横になって……どきどきがなくなって落ち着くのに2~30分かかった。元気じゃね?と油断して仕事で無理したり、急に寒くなった日に朝早く出かけたり……いろんなきっかけで、発作がガツンとやってくる。
「おまえ、調子のんなや」と叱られて、心を折られた気持ちになる。
しおしお休憩モードで、またおっさんはおとなしくなる(・ω・)
……でもさ。
思い通りにならなくても、自分の身体だ。
どうにかして、付き合ってくしかない。
生きてるだけで、まるもうけ。大勝利。そう笑えるくらい、充実させてやろうじゃん。
幸い、何度か発作をくぐったことで「やばい」と自分でわかるようになってきた。やばいかな、の段階でちゃんと休む。これまでみたいに馬力と若さで乗り切るのは厳禁。
ゆったり、おっさんがじーさんにクラスチェンジできるくらいまで、生き延びられればいいなぁ、と思う。
最近仕事、いろいろ頼まれすぎて、忙しいのがちょっとナンだけどね(・ω・)
これにて、エタりおっさん、一区切りです。
もやもや編、冠攣縮編、お読みいただきありがとうございました。
またふらっと更新しそうな気がしますw
ひとまずおしまい(・ω・)ノシ ではまた!