明日の汽笛
列車は走る
夢を乗せて
心のレールが
脱線するのは待ってる
決まりきった夢に
決められた夢に
乗せられて
走らされて
辛い
痛い
だから
速度を上げた
脱線するために
だけどひかれたレールは
思いのほか
しっかりしていた
どんなに
加速しても
飛び出せない
脱線できないなら
どうする
止まるまでだった
エンジンを切った
乱れた時刻表
降りていく人たち
つっかえた路線
いいさ
吹き曝しにあって
壊れるのを待つだけさ
なぜあなたは降りないの
決まってるでしょ
列車の外のこと何も知らないから。