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第六十七話 分離

なんか乗りに任せてかいてたら結構な量になりましたが、困難じゃまだ少ないんでしょうね・・・。

もっと書いてたいのに時間て、たいせつですよね。 

むしゃしゃ・・・・。

むしゃむしゃ・・。

がさごそがささ・・・びりっ!

むっしゃむしゃ・・・。

「魚肉ソーセージじゃ腹が膨れないわねぇ・・・」

理緒は一人、魚肉ソーセージの袋を道に残し、本殿へと歩き進んでいた。

「あの馬鹿たち殴んなきゃ気が収まらんちゅーねん」

一人ぶつくさいいながら確実に竜太たちが戦っている橋に近づいていた。



「ry)チーター!!!」

竜太が横に振った覇凱一閃の上に優雅に獣王は飛び乗り、竜太の顔面を蹴って、飛び跳ねる。そしてその勢いで眞幻想をかもうと牙をむき出して襲い掛かる。

しかしそれにいち早く気がつく眞幻想は三本の剣を呼び出してそれに立ち向かう。

「三角剣閃!!!」

三角の形をした剣が獣王に向けて飛び立つ。

「火・・・火炎息吹!!!」と、空から戦いに参加している竜王叫んでが眞幻想の剣を溶かし、獣王の道を作る。

亮祐と八迫は魚王と向き合っていた。

「坊や達、逆に若すぎて、あたくしのストライクゾーンには当てはまりませんの~《竜王はかわいいからあたくしの者にしたいですわぁん》。鮫鱗吐」

鮫の鱗を吐き出して手裏剣のように反撃する。

亮祐と八迫はとっさに回避行動をとる。しかし、魚王はそれを許すようなメスではなかった。

「逃がしませんわよ~」

鱗が二人を追いかける。

「アドベンチャラー即発打消し!!!」

亮祐が鮫肌吐を消し去る。

「ナイスッりょーすけぇ」

八迫がその隙に魚王の腹部に拳を叩き込んだ。

「地獄に帰れよ。半魚人女王!!!」

そして魚王は地面に倒れるがまだ鰓がひくひくと痙攣を始める。

獣王がそれを助けに駆け出そうとするのを紋太が尻尾を引っ張って引き止める。

「チーターは動物園で見れれば十分だよ!!!トラベラー消滅殺法」

空中に浮く獣王に影がかかる。

「まだ終わらせないぜ!?今度こそ食らえ!!!三角剣閃七連舞!!!」

二十一本の剣が獣王を襲い、獣王は魚王の隣で倒れる。

「じゅじゅじゅ・・・獣王!!!ぎょ、魚王!!!」

竜王が上空から呼ぶ。だがそれに答えられる仲間はいなかった。

「今度はお前が地面に並ぶ番だ!!!覇王奥義剣閃!!」

地面と垂直になるように構えた剣で竜王を狙う。

「全員まとめてこの世界から帰れ!!!」

叫んだ竜太は剣を握る手によりいっそう力をこめた。



「終わるには早過ぎるよねぇ・・・。暗黒瞑浄!」

空中にいた竜太が突然飛んできたその技で地面に落とされる。

八迫、亮祐、紋太そして眞幻想は空を睨んでいた。

「ん~来るのが早すぎたかなぁ!?真打の瞑浄王マリーネの登場だ!!!」

「マ・・マリーネ王!!!」

竜王が自分よりも更に高い空に飛ぶマリーネを見上げ、つい叫んでしまう。

「おい、竜王!この失態は何だ・・・。お前達は地獄五世界の王ではなかったのか!?いくらここでは力が失われるといっても呆れるわ。一時間だ。一時間、貴様らに力を貸し与える。自らの世界で出している力の全てを出せるだけの物を貸し与える。それで確実にしとめておけ」

竜王は耳を下に垂れ下げ、話を聞く。そしてうなずく。それを見たマリーネは竜太を睨みつける。

「邪魔するなよ、切り裂きジャック。貴様らの相手をしているほどの時間の浪費はないのでな」

そういうとマリーネは竜王の隣まで降りて、竜王の頭を掴む。

「解放!!!」

一瞬、竜王の目が開きそして目を閉じられる。そのままの状態で竜王は口を開らき仲間の元に降りる。

「終わらせます。・・・・す・・・すぐに」

次の瞬間には獣王も、魚王も起き上がっていた。

「マリーネェ・・・。解放が遅すぎるってのぉ。もう少しで俺、還っちゃうとこだったぁ~」

獣王が獣人姿でマリーネに向けて叫んでいると、隣では魚王が人魚のような姿で浮き上がった。

「あら、あたくしの美貌が元に戻ってきましたわ。これで力も全快、美しさもまた、全快ですわね。坊や達。見とれないで頂戴。あたくしの彼は・・・・」

ちらりと竜王の姿を見てから手で真っ赤になっている顔を覆いながら思わずつぶやいてしまう。

《ますます格好良くなっていますわ・・・。きゃん》

竜王の姿は黒いローブをまとった人間の少年の姿に変化していた。人間と違うのは、頭に角が生えていることだった。

「では、私はすぐに獄門を解放してくるからね、きみたちは遊んでいてくれ・・・。」

そういい残してマリーネは橋の向こう、本殿へと向かった。

竜王はフードをかぶると構える。

「僕はもう・・・守られてばかりじゃないよ」

そういった竜王の頭をこれまでと変わらなく獣王はなでる。

「じゃぁよぉ竜王、一緒に蹴散らそうぜぇ?」

二人の間に割り込みし魚王が入る。

「あたくしたちが地獄五世界の王、と呼ばれている理由をその若い体で覚えていきなさい。そしてここでその美しさを止めて置きなさい!」

更に空からも声がした。

「たんっのしそ-なことしてるよね♪僕も混ぜてもらおうかな♪決めた、僕も混ぜてもらうよ♪」

そういうと魔王は竜王の隣に並ぶ。

「これでこっちは四人だよぉ♪お前達は五人。これで一瞬で終わらせられるねぇ」

獣王は思わずはしゃぐが、その頭を尾びれで叩く。

「あんたまで語尾に~♪ってつけてたら分かりにくくなりますわ。やめてくださるかしら」

獣王はとっさに口を押さえてはにかむ。

「いっけね。うつっちまってたかぁ~」

地獄五世界の王たちがのんびりしている間に八迫は叫んだ。

「竜太、いけ。お前がマリーネを斬って来い。その頃には俺らも行ってやるよ。っていうかな、本当の所あんな化け物は俺はごめんだかんな。お前が代わりに行ってこいよ」

紋太もつられて、

「行ってらっしゃい」と、笑顔で言う。

竜太はため息をつきながらも八迫たちに背を向ける。

「行ってくるから。必ず、かえるから」

そういうと駆け出して橋を渡っていくが、その頃にはすっかり五世界王会議は終了していた。

竜王が地面を蹴り飛ばして竜太の前に下りる。

「いかせない・・・よ。マリーネ王からの、指令だから」

そういって爪で切り裂こうとする。

「トラベラー吸着立体光線!!!」

紋太が竜王を絡め取り引き上げる。そして自分の方に引き寄せる。

「竜太はマリーネ王様を倒してくれるんだから、邪魔しちゃいけないんだよ?」

「ありがとう!紋太」

更に竜太は駆け出す。

「だから・・・。いかせないってぇ行ってるでしょうぅ!?」

獣王が竜太めがけて飛び上がるのを八迫が顔面を蹴り飛ばして止める。

「マリーネ王様のことは心配しなくても、竜太の奴が俺の代わりにのしてくれるから、俺とこっちで遊んでようぜ。ライオン君」

「・・・」

何も言わずに竜太は走っていく。

「あたくしたちの邪魔ばっかりしてぇ!!!ほんっっっとうに邪魔ですわ!」

魚王が橋の下の川から飛び跳ねてくる。

「魚は刺身が、うまいんだよ。何枚切りがいい!?調理してやるよ味の保障はしないけどな」

眞幻想が魚王を止め手、竜太に言葉を投げる。

「必ず俺の変わりに還しとけ。俺の借りも全部な」

竜太が眞幻想の方を見てうなずく。その前には魔王が立ちはだかっていた。

「ここから先に行かせちゃったら僕達が怒られちゃうよ♪っていうか、殺されちゃうかもって感じ♪」

竜太は魔王にぶつかり地面に倒れる。そして倒れた竜太の手を無理やり掴んで起き上がらせたのは亮祐だった。

「早く行かないからこんなことになってるんだよ?とっとといけよ。一人で、いけるだろう」

そして立たせた竜太の背中を押す。押された力を利用して竜太は橋を渡りきった。

「行ってくる!!!!!」

最後に、そう叫んで竜太は門の中に入っていった。

一対一に持ち込んだ八迫の作戦で、最終決戦がようやく始まろうとしている!!

しかし・・・・。本気を出すことも無く終わってしまった鳥王さんが地獄に帰ったマリーネにどうしばかれるのかがちょっと心配でもありますなぁ・・・。

そして、理緒は一体いつになったら到着するのかってかちゃんと出てこられるのか!?

なんだか終わりそうで終わってくれない!切り裂きジャックは殺しません初の大長編眞石版編クライマックス突入【予定】第六十八話 未定‐ホントに何も決まってません。次のタイトル。‐

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