第九話 世界救世主弐 本物対偽物
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誰が予想しただろうか。この激闘編がこんなに長引くなんて・・・。本当は学生物語のように林間学校を企画していたはずだ。いつからだ・・・。桐原須藤にリオ、そして八迫。この三人にこの小説の林間学校編が奪われたのだ。早く文化祭編とかやりたいのに出来ない。どうしたらいいのか。お助けの手紙、待っています。と言うか、これ、学園?アクション?何なの?
第九話 世界救世主弐 本物対偽物
竜太のふるった竜魂剣は須藤に、理緒の振るった剣は偽物の理緒に。八迫の振るった拳は偽物の八迫に見事に命中した。
「ニセモノ・・ツヨイ。ユルサナイ。スドウサマカラモラッタコレデニセモノコロス。オレガホンモノシラシメル。」
そう言って理緒は何かの飲み物を胸ポケットから取り出し、ゴクリと一口で飲み干した。
そうすると理緒はグングンと巨大化した。理緒の三倍。
「私が本当のリオ。偽物はあなた。消えるのもあなた。」
口をがぱっと開けて手を突っ込んだ。
「わかしがあんあなおかおふ。」
どうやら私があなたを倒すと言っているようだ。
そう言ったリオは口からさらに巨大な巨大な剣を取り出した。
その剣から垂れた水らしきものは地面を溶かした。
「酸媒剣。」
理緒も負けずと懐から剣を出した。
「清結晶。」
お互いの剣がぶつかった。火花が散り、あたりが火花で包まれた。
「旋回量。」
理緒は剣のつかを軽く持ちぐるぐると回した。そしてそのまま突進した。
巨大になったリオも、負けずと応戦した。
「旋回風」
剣を上下に仰ぎ、そのまま剣を回転させて、つっこんだ。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
どちらかの叫び声が聞こえた。
理緒だった。
「あああ・・・ぁ」
リオは高らかに笑った。
「アッハハハハハハハハハハハハッハ。偽物はどっちだって?負けた方が偽物って言うんじゃなかったンだっけ。」
リオはふらふらと立ち上がった。
「うあぁ・・あぁ・・。」
リオはゆっくりと聞いた。
「私が本物って言えば生かしてあげるわよ。さあ。負けたって言ってよ。」
理緒はいった。
「私が・・・本物よ。」
すかさず痛みをこらえて立ち上がり、斬りつけた。
「旋回量!」
「な・・・んで。・・」
そう言って倒れたリオ。しかし次の瞬間、再び立ち上がった。そして、述べた。
「いくら何でもこんな早く、やられないわ。小説投稿するの初めてな作者だったそれぐらい考えて、ない知恵絞ってがんばっているんだから。ページ数、もうちょっとぐらい稼ぎなさい。ほんものはわたしなの。」
そして、リオは口から、液体を出した。その液体は、校舎を溶かした。
「酸性殺人沼。」
理緒理緒理緒理緒理緒理緒
「私はあんたがにくい!死ね、沼水の龍」
龍は、理緒めがけて、飛んで行く。
「ああ!」
理緒は服を見てうなだれる。
「お気に入りの限定版・・・・。許さない。栓改良!風を操る私にひれ伏しなさい!そして、謝ってよね!」
龍を飛ばして、リオに酸性の竜は当たった。
「アアア・・・・イヤ・・・・アアアアア」
見事に解けていく。
「私の美貌を返しなさい・・・・無礼女!」
リオは手を理緒の肩にかけた。
「不気味よ。変体女!」
思いっきり顔を殴り倒した。
ところで・・・・・・少し作者は悲しいです。頑張っていたのにリオという今回だけの出演のキャラにここまで言われて・・・。やる気がなくなったので今回の話はやめます・・。リオなんて早くやっつけて。理緒・・・。
でもその前に。ちょこっと作者が登場します。
「私は、貴方を倒す。」
「こんなこと言われたら、俺だって怒るぞ。俺も物語に出て、お前を倒す!」
理緒は、こっちに向かっていった。
「・・・お人形さん?かわいい。」
「俺はこびとだ。」
そう言った作者はリオに向かっていって、
「火炎炎上発火暫!」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっぁ」
こびとでも、作者をなめるなよ。一撃で倒せるんだぞ。文を操って。
「すっきりしたからかえる。」
そういって神出鬼没の作者は帰っていった。リオをよみがえらせて。
「ちょっと、リオよみがえらせてんじゃないわよー。」
理緒は、拳を投げてきた。
これは、俺の問題じゃないけれど、今更後戻りは出来ない。
最後までつきあうって、今。決めたんだ。
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もう嫌だ。脇役で本当は偽物のはずのリオにここまで言われるなんて。何でリオにここまで言われなきゃならないんだ。理緒。早くあんな奴、やっつけてはくれないだろうか。頼む。って、俺がどうにかすれば良いんですか・・・。
ってか勝手にわいて出てきちゃって御免なさい・・。