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第五十五話 創造

ええっと、一ヶ月ぶりでございます。

書くたびに前回とか読み直してるのですけれどもですね。

長いです。これまでで一番の長さになっております。夜で頭がぼけてなきゃ二十一話もこれで書き続けてることになっております。

さすが、一気に詰め込んだ作品だ・・・。というかいつも書くのが短いのであろうことは自負しておりますがねぇ・・・。


そんなわけで本編どうぞ!!

竜太は今、自分が置かれている状況を理解した。

誰も助けてくれる人がいない中での反逆児との戦い。腹をくくり、今の自分でぶつかることしかないのだと、悟る。

今の自分だけで。


マリーネが竜太のすぐ前で立ち止まり、宣言した。

「石版の力でこの世をリメイクするとか行ってるそこの死に底無い君の石版もここにこうして全てそろったわけだ。これからお前らを倒し、あいつらの変わりにリメイクさせてもらうとしよう。私好みの世界に。これから始まる、死と恐怖と憎悪と悲しみの連鎖で紡がれる世界を!!!これから!!!この私が!!!」

それを聞いた眞幻想は荒い息遣いで立ち上がった。

「リメイクじゃない。リ・イマジネーションだ。俺の夢は俺が終わらせる。お前に勝手に語られるものじゃないからな。そこのバカ男、協力しろ我らが野望の前菜との前での、共闘だ」

ヒューヒューと言う息の音を出しながら眞幻想は立ち上がり、剣たちを構えた。

竜太はいつの間にか自分の頬がにやけているのに気がついた。

それは、自分を助けてくれるものがここにもいるという喜びか何か・・・竜太にも分からなかった。だが、うれしいとしても、けじめはつけておきたい。

「これが終わったら、次はお前を倒すからな。俺だけじゃ勝てないから、こいつを倒すまでの間だからな」

言い終わると同時に竜太は目をつぶり、創造の剣を構えた。

「死に底無いと死にたがり。そんな生気の無い二人では、私には勝つことが出来ないでしょうね」

マリーネがみすぼらしい格好の二人を見てにやける。

「行くぞ、切り裂きジャックっ!!!!」

「途中で死ぬなよ変体!!!」



「かかってくるがいい。すぐに私が望む世界を創り上げて見せるから。創造の、塊を」

そういったマリーネは黒いフード付きのローブを羽織り、地獄貴婦人暗殺剣ヘルレディアサシンブレード龍魂剣、弐本の刀を換装させ、突撃し始めた。

眞幻想は刀を自由に操り、マリーネを狙っていた。しかしどの剣もマリーネの刀の前で叩き落され、マリーネに傷一つつけることなく地面に転がる。

一方の竜太も創造で創り上げた双剣でマリーネに切りかかるが軽い一振りで飛ばされてしまった。

「弱い。弱い弱い弱い弱いよわいっぃいぃいいいいいいぃぃぃっぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


弐本の件で眞幻想を斬り、両方の足で竜太を蹴り上げてその場に立った。

「共闘の意味も無い、弱いものどもが何人かかってこようとそれは変わらぬ、ここで、私の望む世界を創り上げるのを痛みとともに見ているがいい」

マリーネは先ほどまで眞幻想が座っていた玉座をけり壊すとその地下の階段に降りていった。

「貴様らは、ここで黙って終わりを感じるがいい・・・」








亮祐と八迫は“八迫の行きたかった場所”にようやく辿り着いていた。

そして中から聞こえる金属音にも気がついていた。二人は顔を見合わせると扉を堂々と開けた。


理緒はマリーネが地下へと消えていく影を見た。

そして倒れている自分の仲間と自分の敵を見つけた。


紋太がそこに入っていたのは偶然だった。

道も分からぬ大きな場所で中をうろうろしていたらきれいな場所に出てしまった。

そこには大きくて綺麗な台座が三つ存在していた。

「創造・・・?」

思わず口に出して読み上げてみても何のことだかさっぱり分からなかった。

そして、三つの台座の中に、まだ何も入っていないことを発見して試行錯誤していると何者かの足音が聞こえてきた。

思わず、台座の奥の柱に隠れて様子を伺う。

次の瞬間、紋太が目にしたのはマリーネの姿だった。三つの石版を持ち、台座の前に行こうとしているであろうマリーネの姿だった。

思わず飛び出していた。

「ここに石版ははめさせないぞ!」

トラベラーをマリーネに構えて叫んだ。

その叫び声を耳にしてようやくマリーネは紋太に気がついたようだった。

「ほう、いつぞやの子供か・・・。上に行かなくていいのか?もうすでにお仲間の一人がかなりの重傷なはずだぞ」

仲間思いである紋太はこの言葉と恐怖心とで上に逃げるはずだと読んだ。そしてその背中を思いっきり痛めつけようと考えていた。

しかし、紋太がとった行動はまったく別のものだった。

「僕はここを退かない」

明らかになっている奥歯の音で若干聞き取りづらいながらも紋太はそう告げた。

マリーネは子供の成長は早いものだとふと考えてから、笑った。

「お前に私を止めることなど出来るわけがない。現に、平田竜太と眞幻想は私をとめることが出来なかった。そこで、お前に何が出来る?」

紋太は、いまだなる奥歯を必死にこらえながら答えた。

「でも・・・でも、今のお前は明らかに弱ってる。竜太と、眞幻想の二人との戦いで消耗しているはずだ」

マリーネは紋太の正論に微弱ながらもうなずいた。

「読みが深いな、だがしかし、消耗と入ってもたかが知れている。今のお前を倒すほどの力も残ってないほどに見えるのか」

紋太はトラベラーの引き金にかかっている指に力を込めて呟いた。

「削ることは出来る。それに多少なりとも、派手好きなお前は、台座を損傷させずに戦えるはずがない!!!」

引き金を、引いた。




「いい度胸だ、しかし、それが命取りでもある。いいだろう、見せてやる。最小限に破壊をとどめた私を・・・。」



トラベラーから出た煙で、紋太はなにも見えなかった。

聞こえるのは恐怖だけ。

ええっと・・・。書いてる間に出来上がっちゃったシーンを公開して見ましょう。


まず、竜太と眞幻想の共闘のシーンなんて存在しておりませんでした。初期では。まぁ、作品は絶えず変化するというのだということですね・・・。

そして、紋太君、彼はマリーネと一騎打ちするなんてとんでもございませんでした。だって、弱いし・・・。まぁ、紋太があの敗北してる場所にいてどうすんのかって事になってだったらどっかふらついててもらおうと思ってたら、そこに偶然台座があってマリーネも来ちゃって・・・という風に手が勝手に打ってました。

これからの話が全く考えておりません。

いや、あることはあるのですがマリーネさんと紋太君であっちゃったし、それから勝手に共闘始めるし・・・。


考えていた眞幻想の裏かけなくなりそうですががんばろうかと・・。

と言うか、何で眞幻想すんなりと共闘始めちゃってるんやろか・・・?

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