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第五十二話 現実

なんだかんだと変更しているうちにやっぱりマリーネメインの話になってしまうことかと思いますがこれでマリーネさんのお話も終わりなんではないでしょうか?

よく分かりませんがwww

何はともあれ、終わりには近づいているはずでございますですが・・・。

先が見えないのは何ででしょうね。

ちなみに言い分けさせてもらいますと、テスト期間中でしたのでまじめにおべんきょーしてました・・・。

マリーネがにやりと竜太の方を向いて笑うのを見た瞬間に、全ての記憶が完全な映像になって脳内に流れ込んできた。


突如として現れたマリーネが自分を殺そうとして近づいてくる姿。

それを防ぐために自ら犠牲となっていった豪火竜の後姿。

自分に手を出すなという最後の言葉を残して取り込まれていった豪火竜の姿。

全ての姿が一瞬にして脳内で再生されていく。

残っているのは只一人。

そして在るべき者の存在が消え、大破してしまった愛剣。

それを見ていることしか出来なかった自分の姿。


その映像についてくるのは今目の前にいる男の笑い声。

脳内にしがみつき、放れようとしない男の癇に障る声。


マリーネが気づこうとしている世界は真っ黒だった。

右も左も、上下すらない只ひたすらな深淵の闇。

この世の負の感情をまとった色の世界。

全ての準備はすでに出来た。

あとは、彼らを招くだけ。

そして、新たに知った真実。

過去の紛失物とされていた三枚の石版の存在。

これは、マリーネの手駒のみが完全にそろった状況と言っても過言ではないほどだった。


そして、マリーネの目は現実に戻ってきた。


現実に戻ろうとしても戻ってこれぬようにとリピート機能がつき流れ続ける映像。

現実は見えていた。

けれど動けない。

マリーネが一歩一歩と竜太に近づいてくる。

自分の内部からの危険のサインが送られてくる。

でも映像が邪魔して動くことが出来ない。


現実の映像と過去の記憶の映像が重なって再生されている。

あの時も自分はこうやって何も出来なかった。


助けてくれる人などいないのに。




誰も、いないのに。

次回、彼らがついに動き出す。

そして三銃士精神で突き進むは・・・。

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