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第五、六話 ジャックハンター ナイト

これまでのあらすじ

地球侵略をたくらむ侵略者長谷川律子が来た事を知った竜太は切り裂きジャックとなって侵略者に立ち向かった。だが世界一の弱小ヒーローは地球を救えなかった。竜太は長谷川を倒し、世界を救うため、今、宇宙へと最後の戦いに出る。

 切り裂き戦隊ジャックレンジャー

  ステージ48

          明日への希望

 世界は俺が命がけで助けて見せるんだ!

 その前に、戦隊で一人ってのはどうよ。隣に張りぼて立てて寂しくないの。

 おまいさん、それは禁句だと・・・・。

 じゃ、いっそのこと、 特撮時代劇 お竜太とお何とかで良いんじゃない。

 ねー八迫おぅ、それって時代劇なの、特撮物なの。

 じゃかあしわ!

 ソォーノコトォーバ、ワタァーシワァーカリマセェーン

 地獄の釜、片道切符を平田竜太で一つ。

 わぁー。御免なさいごめんんあさい!

 じゃかあしいわ。

 アァーラ、アァータラシィーイタァーンゴデェース。

 意味不明だ。



今日は、竜太が休み・・・。つまらないので今回も休もうかと思っていたのですが・・・。

それだと話がつまらないと言うことで、第五話と第六話をなんと、合併してしまいます。

今回は特別版でお送りします。題して春の切り裂きジャックキャンペーン祭!

この祭に参加してくれて読者のみなさんが感想をくれたら、もれなくあのお方からのありがたーーいメッセージなどをプレゼントさせてもらいます。どうぞお楽しみください。

基本的にこの祭りでは、切り裂きジャックを一定期間、量を多くするというものです。目安は10話までだと思います。ほかにも、切り裂きジャックは殺しません!オリジナル短編小説も企画中。そして、感想文にこういう短編がいいと書いてくれた方にはご希望道理のオリジナル短編小説をぜひとも送りたいと思います。どうぞ皆さん奮ってご参加ください。参加の方法は単にこの切り裂きジャックは殺しません!を読み、感想文を送るだけでいいのです。ちなみにこの小説に出たい方は感想に書いて送ってくださいね。出してほしい名前等もつけてください。感想をくれた方にプレゼントしたいと思います。


春の切り裂きジャックキャンペーン第一弾、合併!切り裂きジャックが二話読める!をお送りします。今回の内容は・・・

第五、六話 ジャックハンターナイト!と題しまして、

第五話  謎の仮面少年、桐原須藤現る!

第六話  須藤対竜太切り裂きバトル!

                 と成っております。




第五話 謎の仮面少年、桐原須藤現る!

 カツ・・・カツ・・・カツ。

竜太がこの展部中学校へ来たように、新しい転校生が校長室への階段を上っていた。

「天才」としてピアニスト、ヴァイオリンなどの音楽の頂点に立つ者の中でも優秀だといわれるほど有名で、天才だといわれる少年が転校してきた。裏としても学校の評判があがり入学生徒数が増えればそれだけ早く皇帝が復活するのだから、悪いことはない。校長はまだかぁまだかぁと転校生、桐原須藤きりはらすどうを待っていた。


校長室に彼は着いた。

彼はドアノブに手をかけ、あけようかあけまいか悩んだ。霊媒体質の彼にとってこのドアからはただならぬ霊気を感じたからであった。しかし彼は思いっきりドアを乱暴に開け放った。

そこには校長が朝のコーヒーを飲んでいた。

「おお。君が桐原須藤君だね。この展部中学校校長の狭霧花さぎりばなだ。よろしくね。まずこの学校についていくつか注意などをしよう。この学校は不良が多くてね。我々教師としても何とか正しい道へつれていこうとするのだが全くもって・・。だから君も気をつけた方がいい。この展部中学校ではこれを名札の横につけるんだ。」

狭霧花は突然いすから立ち上がって、須藤にピンバッチを渡した。須藤はピンバッチを聞き手で受け取って答えた。

「ほとんどと言っていいほどの人がつけてませんでしたが。」

校長はどきりとしたが、校長といわれるだけあってか、きちんとした言い訳を考えついた。

「ほら。さっきも言ったろ。この学校には不良が多くて・・・だから着用しない者が多いんだ。君はつけてくれよ。」

といって狭霧花は須藤の方に向き直った。すると須藤はいかにも胡散臭いと少し目を細めていった。

「それ、本当ですか。どう見ても何か、ついているんですが。」

そう言ってピンバッチを裏返して狭霧花に見せつけた。

狭霧花はヒヤリとせずに入られなかった。なぜならこれはマークだからだ。これをつけていれば少しずつ悪に染まっていく。これがないということはもうこちら側の手の中にあると行っても過言ではないからで、これがないある者はまだ悪に染まっていないという風に区別できるのだ。

「本当だ。きっと誰かがイタズラしたに違いないね。じゃあ・・。今は手元にないから注文しておくよ。届いたら君に渡すから。今日は良い。担任の長谷川先生と一緒にクラスに行きなさい。」

狭霧花があわてふためくと桐原は、人差し指以外を曲げて、狭霧花を指さして言った。

「狭霧花校長。あなた・・・。     。」

そこでチャイムが鳴った。チャイムで須藤の声が聞こえなかった。

がちゃりと職員室側のドアが開いた。

「先生。もうよろしいでしょうか。」

長谷川が生徒をクラスまでつれていく役目を持っていたのでそれを果たしに来たのだ。

「いいです。長谷川先生。一人で行きます。クラスは何組ですか。」

校長はしどろもどろに答えた。

「あ・・ああ。君は・・・な・・・七組だよ。須藤君」

がちゃりとドアを開けて須藤は出ていった。それに続くかのように長谷川も

「じゃあ校長、行きますね。」

と言って出ていった。長谷川と、そしておそらく校長の謎を知ったであろう桐原須藤の二人が去り、一人になった狭霧花校長は校長室でうなだれた。霊を呼び出して、桐原の肩につけておいた物が消滅させられたのも、その原因かもしれないが。

「あの少年・・気づいたか。」

チッと舌打ちをした。今までの子供は皆、馬鹿でカスで芥で生きる価値など無かったはずだ。

鈍くて私の計画など一部も分かっていなかったはずだ。

この寛大な私の、私たちの計画など・・・・。それなのにあいつはそれを・・・。やはり天才という人種は特別なのか?

たぶん私が霊をも操ることを知っている。そして須藤。お前もまた・・・・・。

そこまで脳内で考えて構想を組み立てて狭霧花は確信した。

須藤は特殊な能力を持つ。と・・そしてその能力とは、自分と同じーーーー


ほぼ同時刻、近辺にて

今日、やっとけがが治った竜太は階段を上っていった。教室に向かっていた。

「ふあーぁ。眠い・・。」

と呟いた。なぜなら馬鹿竜太は昨日、電子遊戯ゲームを一晩中やっていて一睡もしていないからだった。萌え系アニメではない。

そんな一睡もしていない竜太の目の下にはクマが出来ていた。三階にあるクラスまで行かなければ行けないのに今、一階であった。チャイムが成るまであとニ、三分だ。

「やば!」と思った竜太は急いで行きよいよく閉まっていたクラスの後ろのドアを竜太が開けた。そのころ、隣にあった校長室から一人の見慣れない少年が出てきた。その少年は竜太の方へと向かってくる。そして少年は竜太とは別の前のドアへ行き、開けた。

クラスの中へはいると先ほどの少年がチョークを持ち、何かを書いていた。

     桐原須藤きりはら すどう

その文字は驚くほど達筆で、整っていて、とにかく綺麗だった。

「僕の名前は桐原須藤と言います。神戸市こうべしの方から来ました。好きなことは人物調査、です。今、僕は霊について調べています。一種の霊能力の力をー。そして、このクラスにいる、一人の特殊な人間について。

自己紹介をしていた須藤と名乗る少年は、にやりと笑い、竜太の方に顔を向けた。そこに、山嵜が突っかかっていった。

「ンなことはどうでも良いんだ。金だせよ。な。」

竜太はどきりとした反面、僕は聞きながら僕と同じ対応だなあ。と思った。誰に対してもこれなのか。というかこれしか出来ないんじゃないのか。と。

須藤はどうするんだろ。とか思いながら、竜太は上の空だった。空が青くてきれいだなあと思いつつ耳を転校生のほうに向けた。奴に対しての禁句がでた。

「金、ですか。やだなぁ、ありませんよ。あなたみたいな外道に渡すようなはしたない金なんて。」

さっき聞いた事は本当なんだろうか。山崎に向かって言った言葉は。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「んだと。」

「もう一度言ってほしいですか。あなたみたいな外道に渡すようなはしたない金はありません。といったんです。」

言っちゃったー!言ーちゃった、いっちゃったー言っちゃったぁーーーーーーー

この転校生はしょっぱなからなんてことを言っているんだ。

あの不良頭領生徒山崎ふりょうとうりょうせいとやまざきに向かって外道、はした金・・・。もう駄目だ。あの転校生は終わりだな。

などと勝手に竜太が思っていると、がらがらガラッとドアが開いた。すると竜太は気分が悪くなった。しかしこの気分が悪くなったことによって誰が来たのか見なくてもわかった。担任の長谷川律子が来たのだ。なぜか長谷川を見ると気分がものすごく悪くなる竜太は長谷川が来るとすぐにわかってしまうのだった。

そしていつの間にかきていた須藤は耳元に来て呟いた。

「昼休み、僕のしもべが迎えに来るよ。待っていてね。」


その日、授業がまったく耳に入らなかった。

いつもの事なんだけれども。

そこで竜太は気づかざるを得なかった。ああ。だから成績が悪いのか。と竜太は納得しつつも寒気が走り続けていた。


昼休み竜太は息を呑んだ。

「お迎えです。ご主人様が待っておられます。」

しもべとはこのことだったのか。と竜太は冷や汗をかきながら思った。あいつがこんな恐ろしいものを操るなんて・・・。

そして竜太はしもべの幽霊に連れて行かれた。しかも、誰も気が付いていない。

行き先は・・・・・・・・屋上?


俺は、これからどうなるか。

そんなこと、考えもしなかったよ。


真ん中書

あとがきでも前書きでもない!しかも書いてるのは2009年3月7日!これはあとがきといったほうが正しいんじゃないのかというなぞもありますね。

それに、春の切り裂きジャックキャンペーンて、この後やりましたけ?

謎です。

というか私がやることなす事謎といわれても、何もおかしくありませんね。あひゃひゃ。

といったのがもう一年二ヶ月前ですか・・・。いまは2010年の5月20日。

ちなみにこのキャンペーンは終了しているはずですのであしからず。

ひょっとしたらまだ遣ってるかもしれません。

担当のものに聞いておきますねー。



第六話 須藤対竜太切り裂きバトル!


「ああ。竜太君。来たんだ。見ての通り、僕は幽霊を操る切り裂きジャック。」

唖然とする竜太。

「・・切り裂きジャックは何人もいるのか・・。」


須藤が驚いた顔で言った。

「知らなかったのか。じゃあまずはそこから教えてあげるよ。

切り裂きジャックは本来七人いる。どの時代にも必ず。一人が死ぬと、また一人生まれる。七人と決まっていてそれ以上でもそれ以下でもない。


きっちり七人なんだ。そしてその七人は本当は同じ場所にはいない。それぞれ違う場所にいてその場所を守っているんだ。本来ならば同じところにジャックは三人もいてはいけない。三人いた場合はどれかが死ぬか、力を渡すしかないんだ。三人で同じ地を守っていこうなんてくさい事は出来ないんだ。そしていま、君がいるのはここ。僕がいるのもここ。彼のいるのもここだ。つまりこの日本のここには三人の切り裂きジャックがいるんだ。

言いたい事はわかるね。ニ学期末テスト二百八十五人中二百八十五番さん。もう1つ言うと君の切り裂きジャックとしての能力は創造。僕の切り裂きジャックの能力は霊撃という風にみんなそれぞれ能力が違うんだ。そして君の能力は僕の能力には勝てないってことになっている。僕の完璧な辞典の中ではね。さあ。どっちが勝つかやろうよ。勝者は僕に決まっているだろうけどな。」

桐原須藤のありがたい超長い話を聞き終わった竜太の顔は青ざめていた。こんな話聞いた事が無い。栗柄八迫からも。

「俺・・・俺はいらない。こんな能力。あげる。あげるから・・。」

竜太は両手を開いていった。

うんうん。と須藤はうなずいて重々しく口を開きいった。

「賢い。こういうことは賢いよ、竜太。でもね・・・。」

そして須藤は顔を下に向け、そして大空を見て、竜太を見て、続けた。

その顔はいやらしく、下衆な顔だった。

あの美景からこんな顔も出るのかというような。

「楽しみたいから嫌なんだ。僕は切り裂きジャックのなかでも特例。切り裂きジャック専門のジャックハンター、ナイト。五人の切り裂きジャックをすでに倒した。殺してはいない。後は君で六人。やっと全部そろった。切り裂きジャックが切り裂きジャックを消すんだよ。僕は最強になる。最強になってこの世から悪を消し去り・・・・人をも消す。知っていたかい。悪ってものは人そのものなんだ。根源的な悪、つまり人をこの世界から消せばこの世界は正義だけになる。わかるか。これが俺流の切り裂きジャックなんだ・・・竜太。」

竜太は突如背中をつかまれるのを感じた。

「ネエ。早く変身しなヨ。それまでは殺さないから。待ってあげる。早く変身・・・・して。」

「へんしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん」

竜太は輝きだし、制服が消えうせた。

そして裸になった。

股間がすうすうした。

そしての須藤も竜太の股間をじいと見ていた。

「この変態。見るな。ちょ・・・近づいてじっくり見たりとかしないでください。」

そしてあろうことか・・・須藤は。

「ふむ。ぎりぎりってところかな。これ、」

「お前なんて失礼な奴なんだ。」

緊張感がないのは、勝てると信じ切っているからだろう。


思ってもいなかった。僕が負けるわけが無いんだ。


ソウゾウシタ。剣、バトルアックス、ソード、弓、すべての武器をあいつに。あいつに・・・



            

竜太の元へと駆けつける一人の女子中学生がいた。そのこの名前は理緒りおだった。

「世話かかせすぎ。」

                 


「コンプリート。創造の切り裂きジャック。」


「ガ・・・ハァ」

竜太の腹部は須藤の霊の手によって貫かれ、竜太の意識はもうろうとしていた。

「楽しいね。」

そういうと須藤は手を動かした。抜いたり、入れたりして竜太で遊んでいるのだった。

「グハァ・・・・・・ガ・・・ァ」

「切り裂きジャックはこれで一人になった。今度はこの世界にいる人間どもを殺さなくては。

クリシャ・ミニアリ・アガンヲ・ラシワ」

呪文らしきものを唱えたとたんに、晴天だった空に暗雲だけが一気に広がった。


「世界よ・・・滅びろ・・・おろかな奴らを消し去って・・・。」


屋根を飛んでいた理緒は空に広がった暗雲を見た。

「これは・・・この世界が滅びる・・遅かったんだ。切り裂きジャックはあいつになってしまったんだわ。行かなきゃ。竜太を助けなければ行けない。そうしなきゃ、来春の福袋、買い込めないじゃない。」

いきなり現れてなんだか謎の事を言う少女、理緒は、校舎の上に向かって走っていった。



                  

どんなことが起こっても、俺だけは見捨てない。

絶対に守ると決めた物は、守ってみせるから。どんな物でも。

春の切り裂きジャックキャンペーン

皆さんどうぞ奮ってご参加ください。作者と登場人物総員で待っています。

どうぞよろしくお願いします。勉強不足で鍵かっことか漢字を間違えたりしてますが、そこのところはご遠慮して呼んでください。なるべく直してます。投稿した後でも見つけたら。

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