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第二十八話 真昼の破壊

さあ・・・・・仮面の付けを払え。切り裂きジャック、平田竜太。ごふぇ・・ごは・・・・。


マリーネ様。これ以上はお体に触ります。どうか、付けは別の機会ニッ。


それはならぬ。ここで、やつは終わるのだ。

第二十二話 真昼の破壊


「今日の任務は簡単だったー。」

竜太が精神的にも、肉体的にもぼっこぼこになった体で言った。

「そのわりにそのざまか。お前の難しいは俺らには出来ないな。今度の難しいのは頼むぜ。」

八迫が顔に影を作っていやらしく笑って竜太を叩いて先に鍵を開けた。

「にゅふー・・・・・。にゅふー・・・・・・。」

遠出で疲れた悶太は亮介のせなかで、亮介の服に水溜りを作りながら寝ていた。

「理緒ー。」

亮祐が彼女の名前を呼ぶ。と、いっても恋愛関係にあるわけでもない。単なる代名詞である。

「あいなぁ。」

さっと降り立って、悶太を抱えると、悶太の部屋へと運び、布団へと寝かした。


「さて、こんにちは、これにてしばし、休憩に入ります。」

亮祐が腰を低くしていって、寝ている弟分を除いた四人が、家に入っていった。

そして、仮眠をとっていたときだった。


体が熱くなる。

目を開けると体から蒸気が出ている。

主にジャックから大量の蒸気。文字盤にはエラー、危険、データにバグ発生。の文字。

竜太は、そこで気を失った。

貧弱な竜太は。



「おい、八迫、理緒、大変だ。早く、森に来い。」

ジャックに連絡が入った。


まずはじめに、亮祐は見た。

刈り取られた森を。

次に、八迫は見た。

燃え滾る、木の残骸を。

最期に理緒は、見た。

その中心に立つ、七の妄想の切り裂きジャック、平田竜太の姿を。


「こぉ・・・・・・・・ほぉぉぉおぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉ。」

仮面をかぶった竜太は、いつもなら動かぬ仮面の口から、蒸気を出していた。

まるで、竜太の顔が、はじめから仮面であったかのように。

仮面をかぶった竜太は・・・・・仮面の男は、八迫を見つけるとにぃと笑って飛び掛ってきた。

「こぉうこここおおおおおぉくおう。」

にたぁと意地汚く笑うと、仮面は、噛み付いてきた。しかも、その噛み付いた仮面は、どんどん力を吸い取っていく。

「八迫を放せ・・・・・・怪力いっぱい叩き。」

メッコという音がして、仮面は離れた。そして理緒を見ると、ジャックの力で、地獄の鎖を理緒を絡み付けた。

「こぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおぉ・・・・・。」

亮祐には、粘着性のある糸で、地面に貼り付けた。

「くっそ・・・・竜太・・・・・。」

理緒が歯軋りをして言う。

「!!・・・・・・・これが、仮面の付け・・・・・。」

三人ははっとなる。

「ジャックで、悶太を起こせ。何をしてもいい。」

八迫が、力なき声でうめく。その間も、仮面は食いついてくる。

「早く。悶太を起こして地獄の反逆児、マリーネの元へ・・・・・。この付けを別の方法で払わせるその方法を聞きだせるように。はやく。」

八迫は、かじられていない手で、爆弾ボム・レギュラーを投げ、亮介の糸を燃やした。

「はやか・・・・・・。」





物語を、終わらせる。わが命を持って、切り裂きジャックの!

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