第四話 休日インポッシブルー
前回までのあらすじ
やっと、初めての戦闘は終わった。また、別のところで始まろうとしている何らかの事件。これらは何かつながっているのか。平行したかのように見えて、交差している事件。
秋鹿との戦いが起こった別の場所では、皇帝が。
皇帝が負の力をすい喜んだ別の場所では土地神様が。
土地神様が、皇帝の体内で瀕死の状態の時に、山嵜は。
山嵜が恐喝をしているときに長谷川は。
長谷川が紙で伝言を伝えているその時に、全ては平行ではなくなりつつあった。
それぞれが微妙に、近づいていっていると、誰が予想した?
第四話 休日インポッシブル
どうなるんだろう。俺は。
秋鹿と戦って俺は死にかけた。
もしかして俺はもう死んだのかもしれない。
なんで。
俺は何も悪いことはしていない。
やらされていただけだ。
もっとやりたいことだってあったのに。
そう思って竜太は目を開いた。
「八迫・・・。」
「あ。生きてたんだ。竜太。ちょっと残念。」
起きようと体を起こすと体の節々が悲鳴を上げた。
起きないで。やめてええええ。と
「ウギョ。」
思わず倒れ込んだ。体が悲鳴を上げて、すごくいたんだから。
「痛ーい痛ーいー痛ーいーー痛い痛いー痛い痛ーいー痛ーい痛いーーーーーーーーーーー。」
「秋鹿相手にこんなにぼろぼろになるなんてねぇ」
八迫は口を大きく曲げ、つぶやいた。馬鹿にされている。この・・・。
「そろそろ、他の切り裂きジャックとも会いに行かなきゃいけないんだけどさ・・・・。」
ねぃ。と顔をにっこりさせていった。この野郎と思ったが竜太はそのまま気絶した。
八迫は、「もう、合格じゃないかもな・・。」と一言った。
あの後、八迫は屋上に行っていろいろ使って直して、ついでに竜太を持ち帰った。
これがお前の仕事なんだぞ。といおうかと思ったけれど、八迫は言わずに持ち帰って、布団に放置した。そのまま今まで寝ていた。
まあ最初からこれだったらまあ良いのかなあと思いつつ八迫は日記を閉じた。今日、この日記のタイトルが決まった。
「切り裂きジャックは殺しません!」
八迫は日記を隠し、眠りについた。そして、もう一回出して、
「竜太は、合格じゃないかも。ぎりぎりサイズ。」
と足した。
「これから、お前はそれだけじゃ済まなくなるのかもしれない。」
八迫はベッドをひっくり返して、赤褐色より、わずかに薄い色の刀をなでた。
「お前の持ち主は、変わるぞ。それでもとの持ち主を救ってくれよ。奴を救うのも、お前の仕事だろ。」
刀はごとりと、向きを変えた。
「お休み。 」
八迫は、消えかけた声で、刀の名前をつぶやいた。
暗闇の中、刀が返事をしたような声がした。
俺が俺であるために。
これからは、どんなことにも立ち向かうよ。
次回、もしかするとある人物が登場して、その人物が新しい小説になるかもしれません。こうご期待してくださるとうれしいです。すぱいです。アルティメットインビンシブル暴力女です。すぱいです。