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切り裂きジャックは殺しません!!!  作者: 和呼之巳夜己
切り裂き殺し決着編
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第二十話 龍魂の持ち主

これにて、桐原須藤のリベンジ編、完結。

第二十話 決着!龍魂剣の持ち主


「龍魂剣。おいで。」

壁を破って龍魂剣は、黒い・・黒い鎧をまとってあらわれた。

「主須藤。」

豪火龍が・・・黒い豪火龍がでてきて、須藤の隣にたった。

「竜太を消せ。」

「はい。主須藤。」

豪火龍は、竜太に容赦なく、襲いかかってきた。

漆黒円状斬しっこくえんじょうざん。」

竜太は、吹き飛ばされた。

竜太に駆け寄ろうとした四人の前に須藤が立ちふさがる。

「僕だけと、四人でパーティーを楽しんでみましょう。」

「く・・・・。」

八迫は歯ぎしりしながら答える。

「僕は、本当の力を見せてあげる。ポルター・ガイストッ!」

辺りの物が全て動いて四人の方に投げられるかのように当たる。

汀円回なぎさえんかい。」

理緒が汀を回して物体をはじく。

「ビーストレイクッ、円状抵抗。」

決壊をはって物体をはじく。

「それそれーあっははははははははは。」

須藤が体をよじらせて笑う。

「モップ叩き」

掃除用具に駆け寄ってモップを持ち出すと、駆け寄って須藤の頭を叩いた。

「へぐう・・や・・八迫。」

須藤は頭を抑えてうずくまる。

「これで幕引きだ。カルボーネ・エカスタン改。」

片手で頭を抑えて、必殺技を繰り出した。

四人はいきなり掴まった。透明な十字架に掴まっているような感じだ。

空斬裂派くうざんれっぱ。」

亮祐の体に何度も拳をたたき込んだ。

「裂派裂派裂派裂派あぁ。」

「がががふぅ・・・・。」

「亮祐君。終わり。」

「裂派裂派裂派裂派あぁ。」

「ぐぐうぅ・・・。」

「八迫君、終わり。」

くるりと理緒と悶太のほうを向くとにたあと笑って、

「僕は君たちにはこれだけしかしないよ。風邪菌。」

理緒と悶太の口を開け、それを入れた。

「ごっくん。・・・・・これで君たちは怖い風邪にかかったね。」

そして、竜太のほうを向くと、

「おお。頑張ってるなあ。竜太君。」


「止めろ、豪火龍。」

バックステップで漆黒円状斬を避ける竜太。容赦ない一撃をくわえていく豪火龍。

竜太は心を決めた。

バックステップしたまま、豪火龍から目をそらすと、左頬を向けて、

「金剛柱、三日月。」

静かに、そう言った。消えそうな声で。

そのまま終わりだろうと思った竜太はバックステップしていた足を止めた。

「漆黒円状斬!」

聞いていないことに気が付いた竜太は、再びバックステップをしたが、龍魂剣の鞘で派手に転んだ。

「へでぇ!」

それでも攻撃を止めない龍魂剣に竜太は鞘を前にかまえた。

ガンッガンッガンッガンッ!

鞘に何度も漆黒円状斬を繰り出す。

ビキビキッ

鞘にひびが入る。竜太は必死の思いで、鞘で龍魂剣を横になぎ払った。そして、鞘にしまい、縛り付けて放置すると、須藤の方に、かけだした。八迫が落としたモップを持つと、須藤に思いっきりたたきつけた。

バキィッ

モップが折れて、須藤の首の角度が少し下がった。

「痛い・・・・・竜太君。」

モップの折れた先を持つと、竜太の方に投げた。

「す・・・須藤!」

思いっきり、何度も須藤を蹴った、叩いた。

「アルティメットインビンシブル暴力脳天チョップ!」

ガン鈍い音がした。

「ぐ・・・なぜ・・体調が・・・。」

須藤は、理緒のほうを向いて、うめいた。

「スパイは、体調をこじらせないように、訓練しているのよ。」

「ふふ・・・・。僕の負け・・・だ。」

そう言って須藤は、倒れた。

「大変!悶太が・・・・・。」

悶太を助け出していた理緒が、悶太の額に手をやって叫ぶ。

「悶太が、凄い熱!」

その証拠に、悶太の額に一分ぐらい触っていた理緒の手のひらはうっすらと赤くなっていたからである。

いつの間にかふらふらながらも起きた亮祐は、悶太をおんぶしようとして、理緒に手をはたかれた。

「あんたがこけて、悶太が怪我したら駄目でしょ。私がおぶるから黙ってなさい。」

理緒が抱いていくことになった。

八迫に肩を貸す竜太と亮祐。竜太の手には、刃もこぼれてボロボロの呪縛の解けた龍魂剣が、ひび割れて今にも二つになりそうなくらいになっている鞘に入っていた。

「すまぬ。許してほしい。主。」


「とりあえず、八迫と、悶太と亮祐と竜太、私以外全員を病院に入院させるわよ。」



「ゴホッゴホゴホ・・・・はぁ・・はぁ・・・・」

苦しそうな悶太がぐったりと汗をかきながら、理緒の背中に倒れ込んでいた。







「これで・・・僕の勝ちだよ。」

須藤はゆらゆらと立ち上がった。

「竜太はどこだ?」

「お前は・・・誰だ。」

とてもでかい首なしのそれは、須藤の腹部に電気が流れている剣を刺し込んだ。

「我はガルガンティアに次ぐ二号機。そして貴様は御祓い箱。死すべき。」




今彼がどうしているか、知らない。

今彼がどうなっているか、知らない。



悶太が、ひどい風邪を引いてしまった。病院へ、急げ。しかし、その病院にも、謎が残っていて。


トルキシアと名乗る無人飛行機の銃撃。それは、ロボットへと変形する。ディ阿博士のに号決め理アーサだった。切り裂きジャック専用病院で寝込んでいる患者、悶太を守り、メリアーサを倒せ。


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