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切り裂きジャックは殺しません!!!  作者: 和呼之巳夜己
切り裂き殺し決着編
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第十九話 呪いのパーティー

パーティー開場へと、ようこそおいで下さいました。これより、パーティーを開催します。

第十九話 呪いのパーティー


「じゃ・・・・じゃあ。龍魂剣はそのパーティーに。」

竜太は本部のベッドから急に体を起こして言った。

「そうだ。」

亮祐が冷静に言う。

竜太は棚にあった鞘を持って、立ち上がった。

「行かなきゃ。」

立ち上がった竜太は、ふらついて、こけた。

「竜太。お前はここで待ってろ。龍魂剣は、俺と八迫と悶太と理緒で、必ず取り返してくる。必ず。」

竜太は泣きそうな顔で、ゆっくりとうなずいた。

「じゃあ、待っていてくれ。」




「と言った手前、これは恥ずかしいな。」

亮祐は、自分の手と足につながれた鎖をみてつぶやいた。

「お前のせいじゃないか。馬鹿。」

八迫が、自分にもつながれた鎖をみて、亮祐をにらんで、怒った。

「ふぅ・・・。林檎。」

理緒がくたびれた顔で、答えた。

「ご・・・ご・・・・・胡麻。」

理緒と悶太はしりとりをしていたようだった。


四人は、パーティーで早速掴まったのだった。須藤の罠だった。




数刻前。

「いか・・・なきゃ。」

本部で竜太が立ち上がり、パーティー開場へと、鞘を杖に、歩いていった。


一人分余っていたチケットを持ち、外へでた。

「魔幹線。」

チケットを床にたたきつけ、叫んだ。

すると、空間がさけ、魔幹線が、がたごとがたごとと音を立てて、竜太の前に着いた。

「オ乗リ下サイ。オ乗リ下サイ。」

竜太は、乗った。



「パーティー開場、パーティー開場。」

竜太はおりて、パーティー開場へと、入った。

「平田竜太。平田竜太。開場到着。」

会場に入ったとたんに、竜太の名前が呼ばれた。

「待っていたよ。竜太君。骨は、大丈夫ですか。」

振り向くと、須藤がにっこり立っていた。

「みんなは、牢屋で待っているからね。」

そして、手を引いて、竜太を奥へと入れる。そこにいたのは、いてはいけない者。死者であった。体の一部がない者。体がボロボロな者。様々だった。

「さあ。牢屋から、みんなを出してあげなさい。」


「竜・・・・・竜太。」

亮祐は十分に止めておいたはずの竜太がいたことによって驚いた。

「・・・・・」

無言で鞘を振ると、鎖がたちどころに斬れた。

「さあ。これから本当のパーティーです。」





桐原須藤の力を制限していた鎖が、竜太によって斬られた。亮祐達を捕まえていた鎖が、それだった。



何をして良いのか分からない。

誰が守ってくれているのか、分からない。



次回より、パーティー開場は戦乱の開場へと変わります。

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