第十六話 今年もやります!文化祭
竜太達に、一足早い、秋の祭がやってきた。
今回ははめを全て外して遊ぶことだけを考えて作っちゃったから、あとの部分でぼろが出るだろうな。これだと。許してね。
第十六話 今年もやります!文化祭
教室は、もはや女だけとなっていた。いや、これは言葉の文というものがあろう。正確には、教室はもはや女に女装した男子生徒四人だけとなっていた。だろう。その中で、一人だけ、裾をつかんで下を向いていた男がいた。ご存じ平田竜太だ。
隣には、男らしい女に見えるように塗り固められた、栗柄八迫がいた。
「何で俺がお前の学校の学園祭なんかに・。・・。」
「でも八迫。前林間学校に付いてきたじゃん。それと同じだよ。」
「でも・・・何で俺まで?」
その隣には兎のぬいぐるみを抱えさせられた男がいた。
「ぷ・・・・・ぅぅぅ。」
竜太は押し殺して笑っている。
「くぐぅぅぅぅぅ。」
八迫は頑張って息を止めている。
それは中片亮祐だった。
「何で俺がこんな恰好しなきゃいけないんだ?」
「だって俺らのグループは男装したコックに、女装したウェイトレスの逆カフェなんだもん。」
竜太が自分の服をみて、付け足す。
「メイドの。」
亮祐が兎のぬいぐるみの耳をもって竜太に殴りかかろうとしているとき、亮祐のスカートを誰かが引っ張った。
「ねえ。これって何なの?どうつけるの?やって。」
悶太がゴスロリ風ドレスで近づいてねだる。
それは本当に可愛かった。
「おら。とっとと働け。準備をしろ。」
ダンディーなマスターコック理緒が鍋を片手に近づいてくる。振り回すオプション付き。それは悶太をみて変わった。
「きゃーかわいー。めちゃくちゃすてきぃー。悶太君!」
亮祐からリボンをひったくると、理緒が悶太に結びつけた。
そのうちに、店は繁盛していった。竜太の級友達が遊びに来てはやし立てたり。その度に理緒が下剤入りのドリンクでもてなす。理緒から言うに他のお客様のための犠牲と、それなりになりきっていた。そのうち悶太の級友もきて、一緒に手伝うというので手伝ってもらったりもした。もちろん恰好は、理緒チョイス。さらに客はきて、品物が足りなくなったりすると、亮祐が買い物に行かされた。もちろん恰好は、理緒チョイスしかもいつの間にやら、宣伝のビラも作ってあって、それも渡された亮祐は、なかなか帰ってこなかったが、理緒はそれを見越して半分以上食材が残っている状態で行かせたらしい。
ちなみにメニューは至って普通だった。
カフェ逆転〜男が女で女が男で〜
メニュー
メードが送るネーム入りオムライスー 480円
ゴスロリプレゼンツスペシャルカプルス 280円
ダンディーマスターのダンディーコーヒー 280円
兎メイドのピョンピョン月見餅【季節はずれ】 380円
八迫メイドのクリケーキ ハーフ 350円
ダンディーマスターおすすめモーニングセット 580円
兎メイドの兎のぬいぐるみ お持ち帰りのみ 限定五セット 1250円
・・・・・・メニューは普通だった。
亮祐が帰ってきたときには、亮祐はボロボロだった。
「ダ・・・・ダライラマー」
意味不明なこともつぶやいている。確かかなり前に新聞で・・・・・
文化祭は始まったばかりだ。
一方屋上で
「みんな何やってるんだろう。」
双眼鏡でのぞいた須藤は首を傾げた。
「これが文化祭なの・・・・?」
須藤には乙女心というか・・・アルイン暴女心がいまいち分からないのだった。
手には、ウメのおにぎりが握られていた。
「うん。酸っぱいね。これ。」
普通の人間のように笑う桐原須藤だった。
前半は終わった。今度は竜太達が遊びまくる番なのだ。さあ。まずはじめに行くのは!
理緒の希望で、お化け屋敷だ。悶太は亮祐と手をつないで進んでいく。竜太は両手で顔を隠して進んでいく。時々手の間から目が見える。八迫は、エンブレムコーヒーの新商品ペットボトルDEエンブレムカフェ・オ・レを飲んでいる。
「うーん。まあこんなものか。」
八迫は予想道理の味だと言わんばかりに、ふたを閉めた。
「うらめしやぁ」
血だらけの幽霊が八迫の腰に手を伸ばす。
パシンッと八迫は幽霊の手をたたく。痛がる幽霊に八迫は一言。
「痛がっていると言うこと、そしてさわれると言うことから、人間である。」
冷静にまとめた一言だったが竜太はふと気がつき、八迫に問う。
「それって、逆じゃない?」
確かに竜太の言うとおりそれは逆だ。しかし、八迫は竜太に言われたことで、そこら辺にあった石を持ってきて、竜太に投げた。
「ふげぶぅっ」
竜太は言葉の最後に入れる記号も忘れて、倒れた。
「りょーすけ。」
悶太が、亮祐の手に必死にしがみつく。とても怖いからだそうだ。
「裏飯やぁっ!」
最後の幽霊が、食堂へと案内してくれたこともあって、お昼はそこで、竜太はカップラーメン。なぜか食堂にあってはならないもの。亮祐はお好み焼き。悶太は、オムライスで理緒は、大食いチャレンジ!石焼きビビンバ、八迫は、コーヒーによく合うコーヒーに入れるミルクを頼んだ。しかも、こんにゃく粉末入りでお腹もふくれる。かくして楽しんだのだが、悶太が、最後に生きたいと行ったところがあった。それは、巨大!毎年恒例決して誰もでられなかった伝説の迷路再び・・・・今年も破れるものはいないこれは、断言しておこう。と言う長ったらしい名前の迷路だった。八迫、理緒、竜太は一人で。亮祐と悶太は、やっぱり一緒に迷路には行っていった。
しかし、結局でてこれたのは、途中で亮祐とはぐれてしまった悶太だった。こうして、巨大!毎年恒例決して誰もでられなかった伝説の迷路再び・・・・今年も破れることはないこれは断言しておこう。は今年で敗れ去った。来年からは、去年一人だけしかでられなかった伝説の巨大迷路、リターンズ・・・・今年は一人もだしはしないに変わるだろう。
毎年誰もでられなかった迷路から他の人はどうやってでたか。それは、敗者はこちらという挑発的な看板に従っていけば、でられる。と言うわけだった。
こうして、今年の文化祭は、作者の面倒くさいからと行ってカットしてしまった部分を、番外編で収録すると約束して、終わるのだった。
翌朝 本部に、一通の手紙が送られてきた。
切り裂きジャック様一同へ
今週中に南方の廃城へときていただけませんでしょうか。今度こそ決着を望みます。
黒の切り裂きジャック代表ジェイソン
物語は、なぜか悪い方へ、悪い方へと向かっていくのであった。
ついこの間の出来事が、遠く思う。
そして遠く思ったことが、ついこの間のこと。
次回、ジェイソン・・・黒の切り裂きジャック、再び登場!
桐原須藤の生存。黒の切り裂きジャックの挑戦状。このまま行くと、ガルガンティアの遺産編まで出しちゃうんじゃないかな・・・・?はっ!今後のことを少しばらしてしまった・・・?この際だから行っておきます。ねたがなくなったわけじゃないんだから!まだ、十三個もねたあるんだから!そろそろ死者の面のつけを出しても良い頃かなあ。それとも、桐原須藤との決着をつけるべきかな?やっぱり、ガルガンティアの遺産が優先的かな?ああ。でも砂の王国でのヴェルガ三神隊との話も・・・・。ああ。でもそれより三王の殺しあいかなあ・・・。・・・・・迷う日々です。間を取ってピヨ金とか、アルイン暴女とか、ライトンとか、環境の話とか・・・・。でもやっぱり竜太が優先的になってる今日この頃。