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切り裂きジャックは殺しません!!!  作者: 和呼之巳夜己
切り裂きジャック編
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第三話後編 謎の暗躍!裏教育委員会から来た長谷川律子、来る!

前回までのあらすじ

とある名画を一目見るというためだけに雪の道を歩き続ける竜太。そして後から追いかける愛犬八迫【おい。何で俺が愛犬なんだ】。たどり着いた愛犬八迫は虫の息の竜太を見つけた。それに気づいた竜太は八迫に遺言をツタえる。

「パトラッ・・・・・いや、八迫。僕もうだめだよ。ありがとう。」

・・・・と。そして竜太は息絶える。

「クーン・・・ク・・・・・・。」

主人を呼ぶパトラ・・・・・いや、八迫だが、今年一番の北風小僧のかんたろーの寒さに体力を奪われていくパトラ・・・・・いや、八迫。

そして、ついに、パトラ・・・・・いや、八迫までもが。

フラダンスする犬【過去形でしていた。が正しいのか?おい、竜太これは宿題だ。フラダンスしていた犬が正しいか、そうじゃないか、答えろ。】、はついに感動の嵐の最終回を迎える。


フラダンスしていた犬 【過去形で良いんだな?】最終回

                    彼らが愛してフラダンス

                                     こうご期待

第三話後編 謎の暗躍! 裏教育委員会から来た長谷川律子、現る!


「・・・・・やっと終わった・」

竜太の変身がやっと終わったのであった。

「可愛かった。」

思わず頬をポッと赤らめ、みをよじらせる秋鹿に竜太は叫んだ。

「変なところ見てんじゃねえ。馬怪物ばかいぶつめ。」

思わず竜太は叫んでしまった。赤面して。竜太はひどく赤面した。メロスの比ではない。

ここでメロスの激怒と自分の赤面を比べる竜太はそれでもう、人間として終わっている。何かが。絶対に。




そのころ体育館裏、不良本部裏にて、

一人の男子生徒が脅されていた。水谷正和すいたにまさかずである。

「や・・・やめてください。」

「じゃ、金出せ。」

男子生徒ははがいじめにされた。

「金出さないならこうしてやる。」

そういって、その不良は男子生徒のズボンのベルトをはずし始めた。そしてズボンを脱がすと今度はパンツにまで手を伸ばして、こういった。

「金は、アルか。」

男子生徒はおそるおそる半泣きで答えた。

「ありません。」

言葉を聞いた不良は一気におろした。

「はい。みなさーん来て好きにしてくださーい。ご自由に。ネ」

そう言ったあと、そこに来たのは不良の軍団だった。

「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

男子生徒の叫び声がその場で木霊した。あんたら、なにしているんだ。と言う声だった。

「素直に金、出せば良かったのに。」

「何やってんだい。山嵜やまざき。いじめかい?」

山嵜と呼ばれた不良は答えた。

「ああ。そうすよ。こいつが金だしてくれないで。」

「ふん。この学校をもっとはちゃめちゃにするってのかい。楽しそうだね。がんばりな。」

山嵜は鼻でふんっと笑って言った。

「教師がそんなこと言っちゃって良いんですか。長谷川先生。」

「私はね。こんな学校、どうでも良いのよ。この学校にだって良い先生はいるじゃない。朝霧先生とか、大川先生とか、浅尾先生とかがね。みんな、ここではうそをついてる。浅尾、大川、朝霧以外の教師はね。みんな、こっちの協力者なんだ。さっき捕まえてきたところでね。楽しかったわよ。といっても私の顔に傷を付けた朝霧は、ぼこぼこにしたけどね。ま、君も頑張って。」

そういって長谷川は職員室へと戻った。




一方、初仕事のほうは、

竜太は苦戦を強いられていた。何せ、この切り裂きジャックと呼ばれる物の使い方が全く分からないからであった。逃げて、あまりききもしないような攻撃をひたすら続けることしかできなかったからであった。

そんなとき、八迫から通信が来た。

「オーい。生きてますかー。死んでますカー。」

「そんなくだらないことは良いから、これ、全然弱いんですけどう。」

「オオ。その声は瀕死の竜太君。お前が弱いだけだ。後、お前が念じて見ろ。「こんな武器がほしい」とか。そうすれば、出てくるようには設計されている。お前のはな。必殺技は、左頬に黒子を作って、パワーをためた、とばすデカ黒子ぼくろビーム。そして、怪物化した生徒とかには敵には金剛柱三日月こんごうばしらみかづきだ。黒子を三日月の形にして。まあ、がんばれー。」


とりあえず、イメージ。といっても想像力がない竜太だから出てきたのは望遠鏡型ソード。RPGで言うところの懇望あたりの殺傷力だ。

「やった。出てきた。行くぜい。ヴァケモノ野郎」

「可愛い。いただきまーーす。」

竜太はくるっと体を回転させて秋鹿に向かっていった。

「誰がお前なんかに大事なもん、食わせるかっ。」

そういうと、剣で思いっきり腕を振り払った。

振り払われて秋鹿の手は秋鹿自身の体に巻き付き、そして秋鹿自身がくるくると回転した。

「アーレェー♪」

どこの時代の娘だ!おまいは!

そう思って竜太はその思考を亡き者にして羽を想像した。その羽で空へいきよいよく舞い上がると、左手をゆっくり挙げた。そしてその左手で円を作り、その手を左頬に着けた。その状態で竜太は必殺技を出した。

「デカ黒子びーーーーーーーーーーむ」

そのビームは竜太が自分で作った黒子の形を保ったまま秋鹿のもとへ飛んでいった。キレーな丸だ。

「私は・・・もっと・・・もっと美しくなりだいのおおおおおおおおお。」

そういうと回転していて自分を空へと飛ばして、光線へと突撃した。

「私は、こんなところで終わらない。終わるのはあなたよ。死になさい。そして・・・つぢになりなざーい。」

そういうと秋鹿はビームを突き破り、その焦げ茶色のビームをまとった秋鹿はそのまま回転して、竜太に突進した。

竜太はとっさに盾を作ったが、ビームを浴びた秋鹿は、その盾をもうち破り、竜太を天空へ行くかのように華麗に飛ばした。華麗に、高く。そりゃもう、華麗に。

そして飛んでいった竜太のもとへ行って腹に思いっきりけりを何十発と入れ、竜太を屋上へと蹴り飛ばした。

地球には重力が働いていた、しかもここは空中数十メートル。竜太はぐんぐんと落ちていった。校舎をも破壊するかの勢いで、きれいな放射線を描いて竜太は落下する。

屋上にたたきつけられて竜太はとっさに全ての力を使って盾を作った。が、間に合わなかった。思いっきりたたきつけられた竜太の意識はもうろうとした。

ここで死ぬのかと空中で何度も思った。そして、今、これまでの思い出が脳内を走る。まだ死にたくないと残っている気力で、左頬に手を着けたのだが・・。

「クレジットが流れ出したわ。ここであなたは死ぬよ。この私に傷をつけた、その罪で。」


「もう・・・終わりだ。」


そうつぶやいた竜太は、すでに体はぼろぼろだった。そんなとき、突如手首につけているジャックがなった。

「金剛柱三日月は使わないのか・・・。」

それは八迫のたった一言だった。しかし、竜太はその一言で再び立ち上がった。

「金・・・・剛ばし・・・・ら・・・三日・・・・・月。」

死にものぐるいで発した言葉は、奥義金剛柱三日月だった。




そのころ職員室に着いた長谷川律子は。

「皇帝。もうすぐこの学校はあなたの物です。今しばらくお待ちを。」

手に持っていた謎の機械で皇帝とと呼ばれる者と連絡を取っていた。

そして、後ろには先ほどとらえた浅尾、大川、そして気絶している朝霧がいたのだった。

さあ。今夜から皇帝が復活するための祭よ。といわんばかりに律子は手を大きく広げ、笑い出した。

「これからが、星の停止を迎える・・・・いわば、幕末よ。・・・・・愚かな星に停止でリセットを!」

機械からは,皇帝と呼ばれた者の無機質な音がかすかに聞こえた。




八迫は竜太の机を借りて、アル物を作っていた。成績がまるで上がらない竜太のために、テキストを作っていたのだった。

なぜ八迫が竜太の部屋にいるのかというと、それは数刻前に起きた出来事のためだった。

玄関前に改めた姿で立つ八迫がいた。

「すいませーん。奥さんの家の隣の奥さんの赤の他人の知り合いの嫁の、メルトモの彼女の一目惚れ相手のおじいちゃんの宝物の鉛筆を作った会社の社長の親戚の会社で働いている人とは何の関係もない家庭教師ですが。」

がちゃりと開くドア。

「ど・・・・どちら様で。」

「私は・・・・・家庭教師ですが・・。」

そして八迫は目を大きく見開いた。催眠術をかけていたのだった。

「これからここに住まわしてもらっても?」

母親はうつろな目でこくりと頷きつつ言った。

「どうぞ。ウチーノムースコヲナンカンコーニゴーカクサセテクーダサーイ。」

ということで家庭教師として、そして師匠として正式にここに住めることになった八迫であった。

それにしてもお母さんが言ったのは、ひょっとすると、日本人が外国人相手に使うあれですか。片言英語or日本語。

アレは絶対異国の人を馬鹿にしているとしか思えないのですが。

それよりも、研究室【竜太の机の上】では、急遽何かが作られていた。

「出来た。」

思わず心の中でガッツポーズをしてしまい、ぶつけたところまでリアルに想像してしまった。かなりいたいところまで想像してしまった。何せぶつけたのはタンスの角より恐ろしい豆腐の角だから・・・だ。あれは、凄く怖いものだ。痛くて、怖い。恐ろしいんだ。


暗黒神殿ダークネスで・・・。

キリスト処刑のように、頑丈な岩盤に打ち付けられた鎖につながれている皇帝がいた。

「うっおうううううううう。」

皇帝は興奮して暴れている。展部中学校の邪悪な力が流れ込んできて、心と肉体を満たしているのだった。それは皇帝の喜びの、昔の地を思い出させるには十分だった。


光輝神殿ライトニングで・・・。

こちらには誰もいなかった。何世紀かむかし、ここの土地神は、連れ去られてしまっていたのだ。皇帝が食べてしまったという噂もあるが、何が本当なのかは誰も知らない。


それぞれの運命が交差している。

そして、離れ、消える。

運命を見守る者がパネルを見守っていた。

「これは、時間を覆すかも試練バイ。たのしそうだぁー。」

最初から最後までにかけて、声が疑問を言ったかのように上がっていた。





竜太は奥義をつぶやいた。

あたりが光に包まれたのが竜太は体で感じた。

「これならいける。」

思わずつぶやいてしまった。それを聞きつけた秋鹿が

「いけるだって。ふん。この私にたてつくのか。」

空から雫が降り注いだ。


「なによこれ。いやよ。わたしはもっと・・・いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあ」

やっと・・終わった。竜太は感じた。

体がまたスウスウしていたが、竜太は気づかなかった。

それより、早くゆっくりと休みたかったが、体が動かず、その場で倒れ、気絶してしまった。

学生服に戻っていたが、その服はぼろぼろになっていた。秋鹿はというと、教室でうつぶせたまま気絶していた。




「一人消えた。」

長谷川は思わず笑ってしまった。

「こんなに長くかかるとは・・・。」

そして、壺から一枚の紙をとると、何かを書いた。その書いた紙をフッと息で飛ばした。

「今度こそ終わりかな。」

長谷川は電気を消して、学校を後にした。



物語は、始まった。

スピードは、高速をも上回る速度で・・・・。




この世界が変わっても。

俺が変わってしまっても、守らなければいけない物があるから。



この物語に登場したい方は、どっちの側に、どの名前でどんな性格かなど詳しく書いておくってください。お願いします。そして、やっとプロローグが終わりました。これから展部中学校は、林間学校編に突入予定です。これでやっと学園すとーりーらしくなってきた。でも、それが裏切られると作者はまだきがついていないのだ。

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