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第九話 夏休みスペシャル

今回は珍しく・・・・と言うか初の短編集でお送りいたします。どうぞごらんあれ。

第八話 夏休みだよ!終業式【初の短編ばかりなんだなこれが夏休み記念スペシャル!】


夏休み一日前 校長の話はなぜ長い【終業式を含む】

「〜であるからして・・・」

さっきから三十分はこの校長は話を続けている。立っている身にもなってほしいのだが。すでに教師陣もあきれ果てた顔でげっそりとしている。・・・・三十五分になった。すでにチャイムはなっている。本当だったら、もう下校時間だ。しびれを斬らした教頭がついに動いた。

「はい。校長先生。もう時間ですのでお引き取り願います。」

校長は仏頂面になって答えた。

「えー。これからが本題なのにいー。」

校長はブーイングをしつつも、教頭に押されて退場した。

二分ほどして、教頭が戻ってきた。

「これにて終業式を終わります。」

言っている途中に校長が戻ってきた。

「なので、僕はその時思ったんだ。」

教師陣は、急いで生徒を退場させた。

「ちょっと君達ー。まだ話は終わってないんですけどー。給料下げるよー。いいのー。」

すでに四十分は越えていた。




クーラーのがんがんかかった本部で竜太は言った。

「ホーンと、校長って長いよね。話。どーしたらあんだけはなし長くなるンだーってのー。」

八迫はソファーで小説「切り裂きジャックは殺しません番外編巻壱」を読んでいた。



夏休み一日目 花火大会【竜太のときめきも含む】

 

夜空に、大きく儚い花が咲いた。電気も何もないこの場所が、ポット一瞬明るくなる。隣にいる理緒の顔を見て竜太は赤くなった。それも、漆黒は隠してくれた。

ドドーン・・・・・・・

また一輪、咲き誇った。亮祐は、悶太を肩車している。悶太は大はしゃぎしている。いつもは切り裂きジャックとして頑張っているが悶太はまだ、小学生だから。八迫と亮祐はともかく、理緒と竜太は中学生だけれども。本人達が言うには、切り裂きジャックとして訓練を行う際に全ての課程を卒業したと行っているのだが・・・。

「竜太、俺、悶太と屋台の方に行ってるから。」

亮祐は竜太にそう告げると悶太を肩車したまま、屋台の方に向かった。

「ほい。」

八迫はラムネのビー玉がはまっている原理が分からないらしく奮闘していたがやがて、手でビンを割った。そしてでてきたビー玉を夜空にかざした。そのビー玉は、打ち上げ花火の最後の光まで、きちんと映し出した・・・。


夏休み五日目【一部四日目を含む】 竜太宅宿泊


全員で、ババヌキをしている。竜太の部屋で。結果としては、理緒、悶太、亮祐八迫竜太の順番になった。何でこんな事になっているかというと。

話は四日目に戻る。

ふと疑問を感じた亮祐は八迫に尋ねる。

「なあ。八迫。お前竜太の家に住み込んでたんだよなあ。ただで。」

毎日同じソファーを占領している八迫が本から目を離さずに答えた。

「うん。」

理緒は目を輝かせて質問した。

「マジ。竜太の部屋ってどんな部屋?」

八迫はうーんと首を傾げて答えた。

「まず、ベッドがあって、テレビ、ゲームもあって、天体観察望遠鏡もあって、それで・・・パンツ。パンツがベッドの上に散乱してた。えっと確か、ブリーフで、白くて・・・」

「ちょっとまったー。そこまでで良いから。パンツなんていいから。柄まで・・。」

バン・・・。

ドアが開いて人が倒れる音がした。竜太だった。

「パンツ・・・しかも柄まで・・・・う・・・お嫁にいけない・・。」

ドアの付近にいた悶太がこぶ茶を飲んでから聞いた。・・・こぶ茶・・・。

「お嫁に行くんですか・・・・。竜太。ってことは・。」

亮祐と八迫がゾンビのように手をつきだし向かってくる。

「この際だ。きちんと確認しよう。」

「亮祐。良いアイディアだ。」

二人して竜太のズボンをおろして確認しようとする。

「やめろおおおおお」



・・・・・・・・・・・・・・・とまあ、この後いろいろあって。


「あら。竜太、お友達つれてきたの。今日は泊まっていくのかしら。特にそちらの子、ガールフレンドかしら。」

「いいえ。腐れ縁です。」


夏休み十日目 呪いの人生ゲーム【八迫の出任せ含む】


とある小学校で、二人の少年は普通の会話をしていた。

「なあ。知ってる?あの人生ゲームで遊ぶと、変なおじさんが見えるらしいぜ!」

「うん。知ってる。あれってさ・・・・・・・」

二人はそう言いながらもランドセルを背負って下校した。

電柱の上で聞いていた八迫は、鼻で笑ってつぶやいた。

「都市伝説・・・。ふふふ・・・。」


夏休み十八日目【一部第一シーズン桐原須藤戦、次回予告を含む】 ガルガンティア


「出来た・・・・侵略機械巨兵ガルガンティア・・・・そう。お前はガルガンティアだ。銀河の誰よりも賢く、銀河の誰よりも強く、銀河の誰よりも賢く、銀河の誰より優しい。それがお前なんだ。ガルガンティア。」

「ぎ・・・ぎぎ・・・」

ガルガンティア。そうなずけられた機械兵は、嬉しいのか、誰にも分からないが、返事をした。一人の博士が侵略機械兵を完成させた。博士は、銀河で急増している事件を防ぐため、このガルガンティアを製作した。しかし、いくら賢いとはいえ、機械にウイルスは付き物だ。ガルガンティアはその日のうちに理性と優しさを失った。狂ったガルガンティアを防ぐためのバックアップシステムも作っていた。機械にウイルスは付き物だと、いつも思っていたからである。しかしそれは作った博士ですら手が出せない代物だった。機械兵は様々な星を食らいつくした。もちろん、博士は一人目の犠牲者だった。やがて、兵力を付け、理性を付けた機械兵は、様々な星をさらに食らいつくした。そんなとき、地球と呼ばれる星から強靱な力・・・覇道を感じた。それは、機械兵ではまだまだかなわないそれこそ機械兵などではかなわないような覇道だった。機械兵はいったん地球付近の星から離れ去り、別の地方で腕を上げた。今なら、あの覇道に勝てるのではないか。そう思った機械兵は、自らの力を試すべく、地球へと飛来しようとしていた。地球の日本の近畿地方の三重県の鈴鹿市に住む、平田竜太ら切り裂きジャックの本部へと・・・。機械兵は行った。


夏休み二十九日目 他世界からのデスコール【再び八迫の出任せ含む】


とある小学校ではある噂がはやっていたそれは他世界からのデスコールという噂だった。

電話の着信音がいつもと違う・・そんな着信があるという。それは死に神を名乗る犯罪者からの電話で、それを聞いた者は泥棒に入られると言うものだった。

「なあ。あの噂ってかかってくると泥棒の犯行が全て暴かれるじゃん。それで対策をすると後で多額の請求が来るらしいんだよな。」

「へえ。そうなんの?」

二人の小学生は、ランドセルを背負い、通学路を家へと向けて歩いていく。

電柱の上では八迫が苦笑いをする。

「これも都市伝説・・・。ふふふ・・・。」


夏休み後一日【正確に言うなれば睡眠時間含む九時間半】 阿呆の竜太は宿題を思い出す


本部で趣味の日記を付けていた理緒は日記の文字が歪み、椅子から落ちた。

本部で掃除をしていた悶太はちりとりからゴミがでて、扇風機によってばらまかれる。

本部で読書をしていた八迫は本を落とし読んでいたページを忘れた。

本部でラーメンを食べていた亮祐は丼を落とし体にスープと麺が飛び散った。

あれもこれも全ては竜太のせいである。竜太が鞄に入っていた宿題の山のことを思い出したからである。夏休みテストもここからでると知って吐いたのに。今回は気合いを入れて頑張るぞと意気込んでいたのに。結局、今日までの夜更かしの疲れは、ここに来て付けとされた。従って、宿題は終わらなかった。


二学期一日目 校長の話はいつも長い【今回はなぜ短縮されている?】


「皆さん。おはようございます。夏休みは楽しかったですか?私は皆さんが元気でまたでてきてくれて嬉しいです。これで私の話、そして始業式を終わります。」

どうせ長くなるだろうと予測していた教師陣含む全員は耳を疑った。あの校長の話がこれで終わり・・・?と。しかしその恐怖は直ぐに崩れ去った。

「それでは校長の幕開けと題した話を・・・。」

結局、終わったのは尻が痛くなってから・・・・より二倍は長かっただろう。


二学期三日目 竜太は予想道理になった【もちろん赤点だ】


・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・。

竜太はテストをみてこう思った。

しかし、何とか全力で頑張ったのだが・・・。


今日も本部では竜太が八迫に勉強を教えてもらっている。





お話の終わりに【何でこんな所に書くんだろう】

今回、ソファーで八迫が読んでいた番外編、近日公開予定です。八迫と須藤の昔話です。まあ、亮祐の出番は・・・・あるんじゃないでしょうか。題して番外編第壱部RED・DLACKです。八迫と須藤の因縁が読んだその瞬間ほんの少し明らかになるはずです。




夏休みが終わり、体験したことが山のようにあった。

どれも俺の宝物。


機械兵は、すでに大気圏に突入した。


激闘に次ぐ激闘・・・・今度は温泉にでも入れてやろうかと計画中。


変身不可能になる。そして、竜太以外がガルガンティアに掴まり、竜太は死者の門へ。死者の門からでてきた竜太のジャックに変化が・・・。そして、ガルガンティアは、自爆宣言をして・・・。



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