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第六話 三階一文字悶太及び四階中片亮祐

社会見学が、見て学ぶことなら、人生は人がいきることで学ぶ・・・。そう言う意味も持ち合わせているのかもしれない。

テストとは人生の確認なのかもしれない。

なぜか、そんなことを書いていて思ったのは偶然か必然か。

第六話 三階一文字悶太及び四階中片亮祐


三階一文字悶太

悶他はポケットに入った醤油入れのようなものを触って思い出した。そう。亮祐は、薬を忘れていると言うことだ。悶太は歯ぎしりした。

「ビーストレイクの片割れトラベラー。つまり旅行者。貴殿の持つそれでは私には勝てない。覚えておけ。」

トラベラーをかまえた悶太は、トラベラーをしまった。

「どこか、上へ行けるところはあるのか・・・。」

「貴殿の背後にあるクローゼット。そこを通れば四階。」

バッと身を翻し、クローゼットへと悶太は走った。しかし、背後と入っても距離はある。

黒装束の悶太に先を越されて、蹴り倒された。

「貴殿は、本当に必要とされているのか・・・。ただの足手まといなのではないか・・・。生きる価値はあるのか・・・。さあ。どうなんだ。答えを出せ。私・・・。悶太。」

「・・・・・・くは・・・・僕・・・・は・・・」

次の瞬間悶太は頭を抱え込んでふるえ始めた。

「貴殿は賢い選択をした。来い。貴殿の賢い選択に値するだけのものを渡そう。さあ。こっちへおいで・・。」

悶太は、亮祐に渡す薬のことは忘れてはいなかった。しかし、自分の偽者が伝える言葉に返す言葉もなかった。甘い言葉に翻弄されていると言っても過言ではなかった。

「僕は・・・・・・ぼ・・・く・・・・・・は。・・・・」

亮祐は、自分を友達として必要としてくれているのに・・・それに自分は応えられないのか・・・。答えてはあげられないのか・・・。自分の本心との戦いにすら勝てないのか?

そこまで自分は弱いのか?


答えがでてこない。それを見た二人目の悶太は、

「大丈夫。貴殿はこれまでだまされていたのだ。あの中片亮祐に。さあ。貴殿も悔しかろう。その恨み、ともにはらしにゆこうぞ。上の階へ。」

甘い言葉で誘惑する。

「渡さなきゃ・・・。」

「貴殿は何を先ほどから行っているのだ?さあ。早く来い。」

「亮祐に・・・僕は薬を渡さなきゃいけないんだ。・・・・。」

「貴殿は間違った選択をそのまま貫くというのか?動けもしないのに。貴殿が賢い洗濯をするというなら、きちんとした教育を受けさせよう。約束する。」

自分が何の切り裂きジャックなのかすら、もう分からない。でも・・・・でも・・。自分はきちんとした教育より、今の仲間がほしい。そう思うと、悶太の目から涙が流れ始めた。

「亮・・・・・祐・・。亮祐え〜」

黒い悶太は泣き続ける悶太を優しく抱きかかえた。

「さあ。貴殿は私と来ることを望むのだ。」



十分前 四階中片亮祐


「お前もそろそろ分かっているはずだ。自分の体は限界なんだろう。ならばその肉体、吾に渡してみる気はないか?」

「遠慮、しときます。」

ビーストレイクの片割れアドベンチャラーを片手に、亮祐は答えた。

「それよりさ。悶太、何階?あいたいんだけど。」

「お前の後ろにあるトイレをスライドするといける。偽物のトイレだからな。それより吾に肉体を・・・。」

「二言目には肉体肉体・・。気持ち悪いわっ。極めろ!アドベンチャラー!」

亮祐は今度は遠慮せず、刃で突いた。

「ぐべええええええ。」

「さいなら。」

亮祐は、悶太のいる三階へと下りた。ぼっとん便所の下を。

「うげぇ。匂いまで完全再現かよ・・・・。・・・・う・・・。」

何かが、こびりついていたが、それも見えなくなった。

トイレを投げつけられた変態は、がらがらと音を立てトイレを壊し、空気を吸った。

「あの小僧の肉体。やはり惜しいな。力があり、若き血潮が流れている。吾にこそもってこいだ。くははっ。あの肉体、ほしすぎる。若い肉体。ああ・・・・美しい。」

亮祐の後を追い、変態も三階へと下りた。




上記より、十分後、三階一文字悶太

「貴殿は死にたいのか。正しい選択をここですべきなんだよ。さあ。」

手をさしのべる詐欺師に悶太の手は徐々に近づいていく。

「正しい・・・選択・・・・・」

「そう。後少しだ。ほら。そうだ。」

パン!

詐欺師の手が、肘からした、存在しなくなっていた。

クローゼットからは亮祐がでてきた。

「亮祐・・。」

亮祐の元に駆け寄ると、悶太は泣き出した。

「よくも悶太を・・・。許さないぞ・・。このマゾ詐欺師め。」

悶太を抱きかかえると、亮祐はトラベラーを取り、アドベンチャラーと融合させた。

「何でえ〜僕があ〜マゾなんですかあ〜あはあははああ。」

「悶太。ちゃんとつかまってろよ。」

「ひぐっ・・・・・ひぐっ・・・うん・・・」

「ビーストレイク、七の節亡者の撃炎!」

それは心臓を射抜いた・・・はずだった。

「う〜ん。気持ちいい。もっと・・・もっと撃ってくれ・・・。早く・・。ああ・・。」

「六の節天空の氷海!」

「阿阿。気持ちいい。」

効いているはずなのに、ダメージが与えられない。

「十の節魂の浄化・・・。」

「うううああ。気持ち・・・・よくないぞお。ガキい何をした・・。」

先ほどとはうって変わって苦しそうだ。亮祐は舌を鳴らした。そしてもったいぶってつぶやいた。

「死者には浄化。これ鉄則。な、悶太。」

「ひぐ・・・・うんそうだ・・ひぐ・・ね・・」

「悶太。寝ても良いぞ。」

「ヌグウウウウウウウウ・・・・最後にそのちびは・・・もらってやるう。私の玩具となる、貴殿は・・・私のぉぉぉぉ。」

瞬間移動した黒悶太は悶太を骨が折れるほどの力で抱きしめた。

「痛ぃ。やめ・・・・。」

悶太の体が、強い力で掴まれている。襲いかかろうというオーラを見せて。

「貴殿は私の玩具・・玩具玩具玩具ぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅう!」

詐欺師の寿命はつきた。亮祐達よりも後ろから来た手の指という弾丸で・・・。

「小僧。吾に肉体を渡す覚悟は決まったか・・・」

「壱の節二の節三の節四の節・・・・」

「肉体・・・。」

じりじりと後ずさる亮祐に、じりじりと前進する変態。

「三万七十五の太刀 獅子の立神!」

変態は、首からしたは生命が無くなっていた。

「肉体ぃ・・・・。若き血潮の流れる、美しい肉体。」

あとすこしで亮祐の肉体が支配されると言うとき、

「久々登場、金剛柱三日月!」


「肉・・・体」

一筋の光に、頭は消された。






「おお。復活したぞ。今一度、吾にそのお力を。」

「うぬ。気に入らぬが、貸してやろう。しかし吾の道具一式は、魂を削るぞ・・。」

「かまいませぬ。アヤつら、五人分の魂で足りますでしょうか・・。」

「よからう。それで手を打とう。」

ジェイソンは、復活した物と、会話していた。










            存在しないシロ攻略まで後一階





俺は、自分が出来ないことも意地を張っていた。

この仲間なら、意地を張らずに素直にいえるような気がするよ。





        黒の切り裂きジャック最終奥義、王の道具一式拝借



存在しないシロ編完結間近!次回、龍魂剣、爆裂計画中竜太、死去計画実施中?

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