第二話 或る陰謀の炎
今回の正式タイトルが決定しました。その名も、
切り裂きジャックは殺しません!
〜13日の金曜日より〜
このタイトルから来たら、ジェイソンと戦ってしまいましょう。それに、他の映画関連も出してみたいんですけど・・。出してほしいものがあったら言って下さいよ。
ちなみに言うと、前回の正式タイトルは、
切り裂きジャックは殺しません!
〜七人目の誕生〜
ぐらいで良いと思います。これで決定です。
第二話 或る陰謀の炎
竜太と八迫が町に行ったとき、煙がでていたところは、消火されていて、プスプスと少量の煙を出すだけだった。竜太は、何があったのか、気になったため、現場に立ちつくして、噂をする人々に尋ねた。
しかし、その人達の瞳は、意志が無いかのように、空を見つめていた。心臓は動いているのに、瞳孔は開ききっていた。そして、動いているのに、体は冷たかった。
そのころ、日本では、もう一つの切り裂きジャック集団が集会をしていた。
「浅尾も、大川も、朝霧も、きちんと切り裂きジャック役をしているなあ。それで、どうするんだ。ジェイソン。」
黒いマントを羽織った男が、そのフードをはずした。
「殺すんだよ。決まっているだろう。あんな奴等にこの絶望にあふれた世界をやれるわけ、無いだろう。」
そう言って腰から鎌を取り出し、花瓶に向けて振り下ろした。
そこで、通信が入った。大川の文字だった。
「浅尾、朝霧、謎の敵の襲来によって死亡。きゃああああああああああ。」
そこで、通信はとぎれた。
「おい。どうするんだ。こっちも三人、死んじゃったじゃない。」
ジェイソンは、鎌をようやくしまうと、古文書をマントから取り出し、朗読した。
「【善の切り裂きジャックと、悪の切り裂きジャック、それぞれ消えていく事に、世界は崩れている。】と書かれているんだ。どのみちこの世界は、助からないんだろう。ほおっておけ。」
そう言うとジェイソンは、船の中の部屋へと、入っていった。
「自分が自分で在ればいい。存在しない物が存在している・・・・俺達のように・・・。」
そう、言い残して。
その同時刻、理緒は、船内へと進入していた。
「これでもこの間まではスパイだったんだカラー。頑張っちゃうわよおー。」
そう言いながら、お宝を見つけつつ、お目当ての部屋を見つけた。
竜太達が吸い込まれた魔法陣がある部屋だった。
「でゅりゃあああああああああああああ」
思いっきり花瓶を投げつけてやると、花瓶ごと、魔法陣は割れて、竜太達がでてきた。竜太達は変身を終えていて、中でも亮祐は、理緒の方に通ってきて、
「ありがとう。」
とお礼まで言われた。
さて、ここからでようと言うときに、ドアが外側から開いた。亮祐と悶太の偽者だった。
腕につけたジャックを使って、連絡をし始めた。伝えられたことは、
「切り裂きジャック、脱走。直ちに全面戦争にかかる。」
と言う言葉だった。
「今ここに、新たなる力を持って、出現せよ。竜撃手。」
「吾、亮祐の名の下に、偉大なる力を持った銃を。」
「悶太と地の契約を行った友人、地獄のミュッキーミュニーよ。改心してここに姿を現せ。」
「とっととでてこい。我が下僕ナクシャーシャ。」
「アルティメットインビンシブル暴力女の汀、いまいでてん。」
切り裂きジャックの、準備は整った。
黒装束の、黒の切り裂きジャックも、とうの昔から・・・と言うようにかまえ始めていた。
俺は、俺を初めて目の前にみた。
それは、俺なのかもしれないけど、何かが、足りないような気がしたよ。
いよいよ、切り裂きジャック対ジェイソン軍団、全面戦争開幕。そのはてにまつものは・・・・。
今日は、十三日の金曜日ですね。ジェイソンの日という事で、ジェイソンを出しちゃいました。