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切り裂きジャックは殺しません!!!  作者: 和呼之巳夜己
切り裂き殺し復讐編
20/163

第二十話 敵はセンポレア!

八迫 ここの前書きは、後書きと併せてスペシャルになる絡まっていろ。今回は、よく二十回連載できたね。切り裂きジャック謎のスペシャルだからな。カレンダーにジャック記念日って書いておけよ。4月9日のところにな。


新章 七の切り裂きジャックの記憶奪還指令計画!

第二十話 敵はセンポレア


竜太は、手元にあった紙を見た。そこにかかれていたこと自体、何がなんだか分からなかった。いくらきちんと授業を受けていなかったからとはいえ、見たこともないようなことがかかれていた。その前に、問題が読めない。新しくもなさそうな、中学校じゃ習わないような漢字の文で構成されていたからであった。しかし、読めないような漢字が入っている問題は、テストには出ない。これは、小学校で習う漢字で出来た問題だったのだ。それが読めない竜太は、顔から火が出るかと思うほど・・・・・・・・・・脱落した。

「これ最下位かも・・・。」

それは前回と同じ様な結果になると言っているような物だった。そこに突然チョークが飛んできた。

「そこ。しゃべるな。」


「ハァッ。ハァ」

八迫は走っていた。・・・。間違えた。八迫は飛んでいた。円盤形ジャックにのって。

着いたところは壱と参の切り裂きジャック、亮祐と悶太の家【屋敷】だった。

八迫は二人に話した。竜太がジャックをはずしたと。切り裂きジャックであるときは絶対にはずれないと言うあのジャックを。

亮祐は困った顔をして、質問した。

「おい。どうしたんだ。八迫。」

八迫は、顔を青くして言った。

「桐原須藤・・・・・・俺の・・せいだ。」

そして、それを聞いた亮祐が言った。

「・・・教えてくれ。お前と桐原須藤の間に何があった。子供時代、闇に落ちたとも言われたお前達二人の間に何があったんだ。ジャック本部協会ではいつも言われていたぞ。お前と須藤はここに来るべき存在じゃない。今すぐにでもはずすべきだ。と。何度も、殺されかけてるの、知ってたか。話せ。それから、解決策を考える。」

黙りこくる八迫に亮祐は言った。

「しゃべれ。言わないんだったら帰れ。」

八迫は深呼吸をして、ぽつりぽつりと話し出した。と、同時にあのころの記憶がフラッシュバックしてきた。

「あれは、・・・・・今から十年前の・・・ことだ。お前も・・知ってる・・だろ。俺達・・・三人が・・学校に通っ・・てた時のこと・・だ。」


竜太が幼稚園にも通っていないようなとき、須藤と八迫と亮祐は、切り裂きジャックとなるべく、学校に通っていた仲間だった。須藤は頭が良く、八迫と亮祐は馬鹿で、今にも退学になってもおかしくないような成績だった。それを、須藤が何度と無く助けてくれた。それもこれも須藤が賢かったのも、みんなが寝ているような時間まで毎日のように図書館に通い詰めて、勉強していたからだった。しかし、それもあるときまで。突然、八迫の才能が開花したのだ。ある日の授業で切り裂きジャックに変身できるジャックを着けて変身したとき、なぜか、八迫は、格段上の切り裂きジャックにまでなっていた。亮祐もが変身できて、須藤は失敗した。そのとき、須藤は何度もつぶやいた。

「僕が切り裂きジャックなんだ。僕が・・他の奴はみんな僕が斬るんだ。世界を守るんだ。」そして試験の日になって試験を受けた。試験で切り裂きジャックになれるのは毎回、定数が決まっていた。それを知っていた須藤は頑張った。須藤は自信たっぷりで望んだ。八迫と亮祐は、やっぱりだめだった。しかしたまたま、三人とも合格できた。それから、三人は【内二人は仕方ないという顔で】ニッコニコしていた。次の日には卒業式が控えている。そして、はれて卒業となった。


八迫と須藤は二人で切り裂きジャックになって初めてのペアを組んだ。そして、初めての冒険に出た。ヘルニアの赤に。そこで、予想もしなかった恐ろしい魔獣、サターン・ヒュドラにおそわれたらしい。八迫と須藤は力の限り、戦った。しかし、レベルが違いすぎて、命が危なくなった。その度に須藤が助けてくれた。逆に八迫が助けた。そして、何度も変身が解けてしまった。そのとき、あまりにも使い込みすぎて、須藤のジャックはイカレテしまった。元々ジャックというのは連続で使える、今のような完全な物ではなかったからだそうだ。八迫も何度も助けたのだが、気が付くとそこに須藤の姿は無く、変わりに壊れたジャックがあった。そのとき突然、八迫は利き手に痛みを感じた。

「貴様のジャックは吾がいただいた・・・。」

と言う声がしたという。そしてその声は、須藤の物ではなかった。須藤は操られているんだと、何度も何度もそう納得させた。それから八迫は、操られている物を救い出せるという名刀、龍魂剣を求めて、旅をしていて、旅の途中、何度も須藤と戦ったが、救い出せなかった。

そして名刀竜魂剣を手に入れたときには八迫は極度の無茶であまり戦えないようになったため、竜太に託した。そして、いろいろあって今に至る。



亮祐は、紅茶を一口のみ、はなした。

「竜太を助けるには須藤を倒すしかない。行くぞ。」

そう言って紅茶を全てのみ、あの羽織を羽織って、フードをかぶり、出ていった。もう一度入ってきて、言った。

「場所は、センポレア。名古屋国際空港だ。」

八迫は顔を上に上げ訪ねた。

「なんでセンポレアに・・・。」

「異空間反応だ。それと、これ、持っていけ。」

そう言って渡された物は、ジャックだった。色が、少し違うが。

「切り裂きジャックになる物じゃない。それと同等の力を持つ、切り裂き通り魔にはなれるだろう。伝説の切り裂きジャックを助けるために、いざ、センポレアに。」




竜太のテストは、赤点ばっかりだった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


生徒指導室で竜太は言った。

「僕、勉強きちんとやりますから・・・。どうかそれだけは。」

その声は涙声だった。

キィィィ

生徒指導室のドアが再び開いた。

「先生。」

「ん?今話し中だから、待ってくれ。」

「先生。」

何度も声がする。そして先生は、ドアの方に行った。

「ああ。お前か。よし。目的を果たせ。」

そして出ていった。

「ねえ。君、金持ってない。早く出せよ。」

その声の方を見ると、怪物化した山嵜やまざきだった。

「スッカカカカカカカカ。」

一息ついてから山嵜は口を開いた。

「桐原須藤様がお呼びだ。今日から、我らは桐原須藤様の方へつくことになったからな。」

そう言って部屋に入れられたのは縄でぐるぐるの長谷川と狭霧花だった。

「ゆだんしたね?長谷川君。」

「不覚にも。校長。」

「三人まとめて、お土産だぁ」

そう言った山嵜は、三人を担いで、生徒指導室のロッカーを倒し、後ろにあった謎の扉を開いた。


「桐原様。お届け物です。」

そこは、一ヶ月前に、父親を送った空港、センポレア国際空港だった。

そして、黒い幕が動いた。

「ご苦労。山嵜君。」

「転校当日は失礼いたしました。」

そう言って頭を深々下げた。

「もう許したっていっただろう。もう良いよ。帰りな。」

「祭に参加したいです。」

「特別許可を出す。学校中のみんなでやれよ。平田竜太、こっちに来い。」

そう言って手を動かした。初めて呼ばれて時と同じだ。幽霊を使って僕のことを動かしている。

「まずは貴様から死ね。・・・。何でそんな考えているような顔をしているんだ?・・・そうか。君には記憶がないんだった。僕がこの間とったんだったね。じゃあ、そこで見てなよ。君の家来どもが来るよ。」

「何のこと?桐原。はなしてよ。」

そう言って須藤は竜太の頭に手を置いた。

「知っているかい。切り裂きジャックという組織があってね。そこの組織の検査は、学力によってきまるんだ。」

そう言いつつ須藤は竜太の頭を締め付けていった。

「切り裂きジャックって何。」

竜太は考えた。薄れてゆく意識の中で・・・


「須藤!」

扉が開き、入ってきたのは八迫、亮祐、悶太の三人だった。


俺達は、彼を救わなければいけない。

自分を犠牲にしても。

物語は急激に速度を上げて、進んでいく。その先にある扉の先には何が待っているのか。それとも扉を開けずに終わるのか。全ては謎に包まれている。それを知る術もない。切り裂きジャックは殺しません!、全二十七話完結予定。


竜太 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

須藤 切り裂きジャックの適性検査はこうするんだあー

八迫 須藤。止めろ。今すぐ止めろ。

亮祐 何でお前はそんな風になっちまったんだ。戻ってこい。早く。

悶太 こんなに待っている人がいるのに何でも取ってこないんですか。

竜太 ーーーーーーーーーーーーー。

八迫 話がしたい。早くその合格ぎりぎりの物から手を離してこっちを向いてくれ。

須藤 お前達とはなすことなどない。私が戻るとしたら、それは吾の肉体に宿した伝説の怪人、ディグラサスの魂が離れるときだ。きさまらにはできないことだがなあ。

竜太 どこのドイツか知らないけど、僕は関係ないんで、帰らせてもらいます。さようなら。

悶太 それは貴方の勝手です。でも、待っている人たちのことを少しは考えられないんですか。

亮祐 お前のせいで、こいつがドンだけ傷ついたかわかってんのか。

竜太、こっそり、部屋から出る。

須藤 これで全てを終わらせてやる。ディクラサスサマ、お力を!

獄王 ィオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

須藤 みんなまとめて殺してやる。今度こそ完全なる消滅だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

八迫・亮祐・悶太

   へんしーん

全員 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!


最終決戦。迫る。

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