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第十五話デュズミーランドにすむ悪魔

これは、真実の殺人。本当の終わりがこない、人間が生きているからおこる最強のスリル・・・。それが殺人。決して入ってはいけない人間が入るべきではないライン。越えたら最後、戻ってはこれないだろう。



第十五話 デュズミーランドにすむ悪魔


ブォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーブッ

バスの戻っていく音がその場に響いた。後、アトラクションとかの。

「着ちゃった・・・。」

竜太はうなだれた。念のために持ってきているミニチュア版龍魂剣をストラップにつけてきていたのでそっとはずし、握りしめた。

「普通って一番なんだなあ。」

しみじみと思った。


一方、ミュージカルステージ、デス座エンドの舞台裏でミュッキーは龍魂剣そっくりな剣をさやから抜き、ミュニーは手にはめるナックル様な物を装備していた。

「クヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。」

ミュッキーは口をガパッと豪快に開け、笑った。その口からは豪快によだれが垂れていた。そしてその歯と歯の間には何かが挟まっていた。赤黒く染まった何かが・・・。

「ミュッキーったら。私も一緒に狩るんだからね。」

二人はそう言うと武器を置き、手を取り踊った。

「すばらしい、ディナーターイム。」

アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャー

ブザーの音がして、幕が開いた。そしてそのパレードから出てきた人は一人もおらず、あたりには生臭いだけがただよった。そして、ゴキュゴキュキュ!と言う怪しげな音も同時に・。


ここからのことは多くは語れない。

何せ、七不思議だし、知ってしまっては恐ろしいことになる。なので二つを書いてみた。そして、平行世界のデュズミーランドをまるまる使った恐怖の話を。


ジャックに通信が来た。

「ミュッキーとミュニーを探せ。十三時に塔内誘拐タワーオブアブダクション前に。」

メッセージを読んだ竜太は時計に戻し、時間を見た。

               12:57

急いで龍魂剣を鞄からはずして、握りしめ、塔内誘拐タワーオブアブダクションへと行った。

正確には逆方向へと。

八迫はため息をつき、走り去っていく竜太を見た。さっきまでくつろいでいた後ろが塔内誘拐タワーオブアブダクションだからであった。

八迫は並んでいた列からしぶしぶ出て、追いかけた。



一方、自宅待機【学校】の理緒は授業が身にはいらなかった。竜太と八迫のおみやげのことを考えると・・・であったが。



竜太は突然世界が変わったのに気がついた。後ろを見ると八迫が走ってくる。それだけ。

他に人がいないと言うことにさすがの竜太君も気がついていた。

「竜太。前。」

八迫が行った。と同時に竜太は額が暖かくなった。そして視界の色が真っ赤に染まった。右半分だけ。

「くききききいいきききっきききききいいっき。素晴らしーーーーい」

「あひゃひゃん。夢ぇーのぉ」

『ディナーーーーーーー』

メロディーとともに、竜太の右の額がぱっくりと割れた瞬間だった。ジャン。音楽が止まる。

竜太は龍魂剣を落としたのに気がつき、拾おうとして探した。ミュッキは手をさしのべていった。

「これ、ほしいの。ちょうだい。」

そう言ってストラップから真剣に換えた。

「龍魂の舞」

二つの剣を降るとそこから炎と水の龍が出てきて、竜太と八迫を取り囲んだ。

「がれき崩し。」

ミュニーは近くの地面を持ち上げ、砕いて炎と水に囲まれている場所へと投げた。

「えんど」

ミュッキーは言い放った。

「早く出てきてよ。」

二人は死にかけているから声が聞こえていなかった。


こんな事で死ぬ分けない。

それどころか、普通はこんな事、おきないよ。



次回、前後編で完結の林間学校編だったので、完結。

予定。


次のテーマは切り裂きジャックは七人いるけど殺された。でも切り裂きジャックは不死身なのか・・。切り裂きジャックの謎の集会。の予定。

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