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超短編

財布はもってけ。

作者: しおん

最近ストレスが溜まっているのか、イライラすることがしょっちゅうだ。


今まではストレスが溜まっても気にならない程度だったのに、近頃は小さな事までその原因となってしまっている。



そんなにイライラしてるなら、気分転換にでも散歩してくれば?



親からのそんなアドバイスになんの疑問も持たず、携帯だけ身につけて家を出た。


当てもなく歩いているはずなのに足は無意識のうちに近所のコンビニに向いていたようで、小腹が空いた俺は何か買って行こうかと気楽に店内に入った。


おにぎり、パン、ホットスナック。


どれもよだれが出そうなぐらい魅力的だが、レジのてまえでズボンのポケットに手をかけた時気づいてしまったのだ。



金がねえ!



携帯はある。


だがしかし、財布はない!


これじゃ何も買えないではないか。数分前の自分に激怒したい。財布だけはもっていけと。


家に変えればご飯が待っているのは知っているが、今お腹が空いてしまっているのだ。目の前に食べ物があるのに食べられないなんて……拷問だ。


逆にストレスがたまる散歩になってしまった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ちょっとした時間逆行を望む瞬間って、意外と多いですよね。
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