お姉さんかるた!!~クール編~
お姉さんかるたというやつなのだよ、少年
「あ」あら、どうしたんだい少年?
「い」いやあ、まいったね
「う」うむ、そういうことなら相談に乗ろう
「え」延々と時を刻むこの時計もいつかはその役目を終えるのだよ
「お」終わりとは始まらなければ訪れない
「か」簡単に言えば君はまだ始まってすらいないということだよ
「き」君はその娘が好きなんだろう?
「く」苦しいだろうが、それこそが恋の味というやつなんだよ
「け」ケンカをするのも恋の味、手を繋ぐ幸せも恋の味だ
「こ」恋というのは一方的だ
「さ」更に言えば恋と愛はまったくの別物だ
「し」しかし、君の恋は始まってすらいない
「す」好きということを伝えなければ、その苦しみは終わらない
「せ」背伸びしようなんて思わないことだ
「そ」そのままの君を見せてあげなさい
「た」ただ君の気持ちを伝えればいい
「ち」ちっぽけな君だからこそ、価値があるんだよ
「つ」つたない言葉でもいい
「て」手をのばしなさい
「と」友達という優しい関係を超えたその先に
「な」何が手に触れるかはわからない
「に」苦い日々が待っているかもしれない
「ぬ」温もりを感じる日々が待っているかもしれない
「ね」眠れない夜を過ごすかもしれないね
「の」のばせば始まるよ、本当の恋が
「は」始めなさい、終わりに向かって
「ひ」ひ弱な君をその娘は優しく包むだろう
「ふ」触れた唇は君の内を満たすだろう
「へ」平坦な君の胸を高まらせるだろう
「ほ」ほら、幸せだろう?
「ま」待っているよ、その娘は
「み」未来に向かって、歩みなさい
「む」無理は承知だが…私の相談にも乗ってくれるかな?
「め」目を、見せてくれ
「も」もう少しだけ、君といたいんだ…
「や」優しいその目は、私にはもう向かないだろうからね
「ゆ」指先すら届かない、遠くに行ってしまう前に
「よ」呼んでも振り向かなくなるそ前に
「ら」らしくないな、恥ずかしいよ
「り」理想の人ほど、遠くに行ってしまうものなんだろうね
「る」類は友を呼ぶというが、直ぐに離れてしまうね
「れ」憐憫を抱くなら、どうかその目を閉じてくれ
「ろ」露悪のようだが、私は欲張りなんでね
「わ」私にはこうすることでしか、君に気持ちを伝えられないんだよ
「を」怒ってくれてもいいから、今だけは…これだけは…
「ん」ん、ちゅっ…
少年に恋するお姉さんはこの後…




