背比べ(200文字小説)
“柱の傷は一昨年の…”
5月5日は家族で背比べをするのが我が家の昔からの伝統。
子供のときは毎年柱に刻まれる傷が高くなるが楽しみだった。
大人になってからはほとんど同じ場所に傷を刻む。
何度も何度も刻まれた傷はかなり深くなってきた。
僕はまた同じ場所に傷を刻む。
その時…。
削り過ぎた柱が折れてしまった。
同時に屋根が…。
「来年は背比べできないね」
子供たちが言う。
「大丈夫!今度は鉄骨の家にするから」
そう言う問題?
“柱の傷は一昨年の…”
5月5日は家族で背比べをするのが我が家の昔からの伝統。
子供のときは毎年柱に刻まれる傷が高くなるが楽しみだった。
大人になってからはほとんど同じ場所に傷を刻む。
何度も何度も刻まれた傷はかなり深くなってきた。
僕はまた同じ場所に傷を刻む。
その時…。
削り過ぎた柱が折れてしまった。
同時に屋根が…。
「来年は背比べできないね」
子供たちが言う。
「大丈夫!今度は鉄骨の家にするから」
そう言う問題?
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