表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光の記憶 ~ AIアイドルと、静かな整備士の三年間の記録 ~  作者: 明見朋夜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/20

第18話 アルバムと写真集

 ――アルバム発売日。




 SNSは、エリーの話題で溢れていた。


「最高のアルバム」


 


「何度も聴いてる」


 


「引退しないで」




 折原は、エリーと一緒にそれを見ていた。


 

 後日、見本の写真集も折原の家に届いた。




「エリーの輝き」というタイトルになった。




 表紙はプライベートショットで撮影されたエリーの笑顔。




 表紙をめくると、金色の衣装を纏ったエリーが、笑顔で空を見上げている。次からは、エリーのプライベート写真とライブの写真がバランスよくのっていた。


 


 最後のページには、銀色の衣装を纏った彼女が、静かに俯いている。




 エリーは、隣で写真集をめくっていた。




「綺麗に撮ってもらえたね」




 その笑顔は、かわることなく輝いていた。




「あ!これ見て!」




 写真集が入っていた袋から封筒がでてきた、その中には写真集には使われなかったエリーの写真が数枚と、エリーと折原のツーショット写真が入っていた。




「嬉しいね。」




「そうですね。」




 涙をこらえていることを悟られないように、折原はキッチンに向かった。




「エリーもコーヒー飲みますか!?」




「飲みたい!」




 残された時間は限られていたが、2人に流れている時間はかわらなかった。


 


――あと1か月。ライブが終わってもエリーが稼働できる状態だといいんですけど…




「みんな、喜んでくれてるね」




 エリーは嬉しそうだった。でも、時々、目を閉じる時間が長くなっていた。




 折原は気づいていた。




――彼女の限界が、近づいている。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


もしこの物語を気に入っていただけたなら、

世界のはじまりを描いた神話にも、少しだけ触れてみてください。


本作は、拙作「二つの月の神話」の設定をもとに紡いでいます。

誕生を司る金の月の女神エリノッティ

そして終わりを司る銀の月のツェルバ


ふたりの物語は、

この世界の“祈り”と“終わり”の原型でもあります。


全5話、2,659文字の短い神話です。

物語の余韻のまま、静かに読める長さになっていますので、

よろしければぜひ、あわせてお楽しみください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ