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日常の翌日

作者: わか深夜
掲載日:2025/10/26

 暗く晴れていて、それでいて煌めくのは人工衛星のみそんな夜。

画面をスクロール、考えずとも巡る日常。

登校し家へ帰る、もはや目的を持たない日常。

なぜ、今ここに存在しているのだろう。

俺はそう思わずには入れれない。

今日と昨日、今週と先週、価値のある違いはあったかな。誰が書いたかも知らないツイートを読んで、いつも通りの道をあるいて、自分ってなんだかよくわかんないよな。

人並みに音楽を聴いて、本を読み、漫画を読み、スポーツをして、勉強をする。本当に好きなものってなんだろう。

みんな、自分がやりたいことがあって、自分が何か知ってるのかな。

今日も家に着いた。誰かもわかんない人の動画見て、中身のない会話をして、課題を終わらせて。

もう12時日付が変わっちゃう、今日も疲れたな。


キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ

結構スピード出るな。

ふう、もう十分遊んだしそろそろ家帰って勉強しないとな。


「もう帰っちゃうの?」

「は、はい。」誰だろうこの人?見たことないようなあるような

「僕と少し話していかない?普段何してるの?」

「あー、動画見たりとか、ですかね。」

「おもしろい?」

「まあ、それなりに。」初対面なのにグイグイくるな、初対面だよな?

「僕、何にもないんだよね、やりたいこととか、ぼーっと1日過ごしたら終わっちゃう、もうきのうしたことも思い出せないぐらい。」

「そうなんですね、俺もよくは覚えてないですね。」

「今日はいつ終わるんだろうね?どうやったら明日に進めるんだろうね?」

「…毎日、忙しくてなんやかんや終わってるんですよね。」

「時間があったらいいのかな?」

「どうなんでしょうね。」夏休み果たして何かしただろうか。

「僕らはわからないんじゃないかな?」

「わからない?何が。」

「自由の使いかたが、そして自分自身が。」

「自分自身…」

「この歳になるまで、もうすでにやることは決まっていて、将来も決まってしまっていた、それ人生のレールを飛び越えるような運命にいなかった。」


家は豊と言うほどではないけど、大学に行くことはできるそんな将来の心配をしなくてよくて、考えなくても舗装された道が続いてる、そんな環境で生きていたと言えるのかもしれない。


「子供の頃は持っていたであろう、何かへの情熱、愛情、それは道を逸れることでしか手に入らない、舗装された道には絵画はないし、幽霊が、これまで見たことのない人が現れることはない。」

「…」

「もう忘れちゃったんだよ、心の表し方を。」

言われてみればそうなのかもしれない、好きってどんな気持ちだったっけ、俺って…


ピピピピピピピピ


うーん、もう朝か。今日はよく眠れなかったな、今日も学校に行く。


やっと帰れる、授業6コマって長いよな、もう16時だもんな。

うわっ、ぼーっとしてて轢かれるところだった、びっくりしたー。公園、ブランコか、たまにはやって行くか。

久しぶりに座ったけど椅子ってこんなに低かったんだな、ちょっと漕ぎにくい。

キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ、キーコ

満足したしもう帰ろ、滑り台、アスレチック、砂場。

昔はなにかを作るの好きだったな。


「ただいまー」


やばい、もう6時じゃん課題やんないと。

金属A、B、C、Dのうち塩酸で溶けるのは…

あんまり集中できないな、金属って光沢があって、光沢って描くの難しいな、立方体って意外と綺麗にならないな…。

落書きなんていつぶりだかわかんなかったけど楽しいな、楽しいな。

楽しいっていいな、なんて言うんだろう嬉しいのかな、気持ちいのかな、心地いいのかな、でもすぐ忘れちゃいそうな、一瞬の思い。

もっと描いてみよう、シャーペン、学校、机、制服、テレビ。

どれも人にみでられるものじゃないけど、でも自分で表現するっていいな、自分でこのルーズリーフ一枚自分の絵でいっぱいにするのっていいな。


「今日は覚えていられそうかい?」


「うん。」

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