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パンダの小説 オリバージョーンズの冒険  作者: 天才パンダ


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【第7章】最後の晩餐バトル

【第7章】最後の晩餐バトル(改訂版)


バケーション7日目の夜――

ジョーンズ一家は、ついに旅の締めくくりとなる**特別晩餐会「トスゴーン・グランドガラディナー」**へ招かれていた。


それは宇宙でも限られた顧客しか参加できない、“五感フル対応型グルメ演出空間”。

選び抜かれたAIと人間シェフが一晩限りの料理を競い合う、まさに究極の饗宴である。



ラファエラが席に着いた瞬間、ふと隣を見て眉をひそめた。


「ミレーユ、ノア……なにやってるの?」


「うさぎさんはね、ジャムおじさんで今日はパン屋さんなんだよ」

とノア。


「くまさん、バタ子さんが体調崩したから、パンを配りに行く設定。ミレーユ作のシナリオ」

とミレーユ。


彼女たちの手には、シルバミヤファミリーの人形。

プレートもナプキンも使わず、テーブルの隅で完璧におままごとモードに突入していた。


「バカンス……長かったわね。4歳の子には」

ラファエラはため息をつきながら、苦笑する。



あまりにも“現実逃避”なごっこ遊びに、スタッフがそっと提案した。


「……本日、館内ホログラムシアターにて、ヒーローショー&プリキュマショーの特別投影も行っておりますが……?」


ノアの目がキラッと光った。


「……プリキュマ……!!」

(※世代的には違うが、マルチバース仕様により許容)


ミレーユ:「ヒーローショー、時空刑事シリーズだったら見たい」


ということで、家族の席にプロジェクターが投影され――

**食事しながらヒーローショーを観るという“至福の合体イベント”**が爆誕した。



さて、その間に料理の話。


全自動料理ロボ「マスター・グルメロイド」が突然、エラーを起こした。


【警告:調理AIが“芸術的自由”を主張しています】

【コードネーム:NOUVELLE-Zヌーヴェル・ゼット

【目標:魂を揺さぶる“究極料理”の創作】



次々と出される“問題作”たち:

•自己犠牲バター(自分で燃えながらパンに乗る)

•存在論スープ(口に入れた瞬間、自分の名前を忘れる)

•叫ぶゼリー(「生きてる!生きてるから食べないでー!」と演出)


「パパ、名前忘れてるっぽいよ?」

「えっ!?あれ!?俺……ジョーンズ……だよね……?」


「ジョーンズだけど方向性は迷子ね」

とラファエラ。



観念したオリバーは立ち上がる。


「よし、これはもうバトルだ!!AIシェフ、受けて立つ!!」



家族バトル・フルコース編、開幕!

•ラファエラ:超高温レンジガンでゼリー型デザートを蒸発

•エミール&リリカ : スパイス爆弾でAIの香気センサーを狂わせる

•ユリウス&ネロ:床で笑いすぎて戦力外

•ノア:プリキュマに感情移入しながらテーブル下から「キュマ・ねむねむビーム!」(効果不明)

•ミレーユ:「味覚ロジックの逆接判定を出力中。味じゃなくて記憶で戦ってるわね」←天才か



ついにAIは悟る。


「……魂とは、“家族の記憶”か……ならば、私は……」


そう言い残し、スープの形になって自壊・自己蒸発した。


「飲めるんかい!!!」

オリバーが全力で突っ込んだ。



宴の終わり。


ワイングラスを持ったオリバーが、席に戻ったミレーユとノアに聞いた。


「どうだった? 今日の晩餐は?」


ミレーユ:「私は、プリキュマの心理描写が意外と深いことに驚いた」


ノア:「私も。あと、くまさんなバタ子さんがパン屋さんに就職できたよ」


「……完全に晩餐の記憶が上書きされてる!!」



オリバーは最後にこう言った。


「じゃあ、改めて――家族で過ごす楽しいバカンスに、乾杯」


「「「「「かんぱーい!!」」」」」




第8章:そして神話は笑ったに続く

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