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【累計25万pv感謝】王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?  作者: いりん
第2章 悪役令嬢作戦

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引いてダメなら押してみろ作戦5


碧人様の体がビクッとなった。

何もしゃべらないー。


私は碧人様がどんな表情をしているか確認したくて、

顔を上げようとしたが、優しく頭に手をおかれ、

確認することができなかった。


「自分のことを好きな異性に抱き着く意味わかっている?」


「え、えっと…」

ー何て答えればいいかわからず、

とりあえず離れようとしたが、強く抱きしめ返された。


「今はわからなくてもいいよ。

…でも、他の異性に抱き着いちゃ絶対にダメだからね」


碧人様を見上げると、

真っ直ぐ真剣な顔でこっちを見つめていて、


「俺こんな気持ちになったの初めてだから、自分でもどうするのかわからないんだ。

お願いだから、嫉妬させないでね。」


と囁かれた。


私は顔を真っ赤にしながら、

「は、はひ」というとぼけたような返事しかできなかった。

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