表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/59

王子様の片思い2


この国の王子ー西園寺碧人(さいおんじあおと)

と出会ったのは、10歳のときだった。


両親から婚約者がいることを初めて聞き、

ただ嫌だったら断ってもいいんだよと言われて碧人様の誕生日パーティに連れて行かれた。


10歳の私に恋をしたことがなかったため、

結婚なんて想像もできなかった。


ー婚約者にはとりあえず会うけど、

婚約はなしにしてもらいたいな。

会う前はそう思っていた。


それなのに、

初めて会ったとき、私は王子に一目惚れした。


金髪に青い瞳、

そして何といっても「初めまして」と言ったときの王子の笑顔に心を打たれた。


外見だけじゃなく同い年と思えないくらい、

穏やかで大人な王子のことが好きになってしまい、

家に帰った途端、両親に「結婚したい!妃教育を受けたい!」と話しして笑われたくらいだった。


それからは妃教育として、色んなことを勉強した。

私は努力しても魔力は強くならなかったが、

妃教育は沢山努力して、一通り必要なことはできるようになった。


王子とはたまに話すくらいだったが、

いつも微笑んでくれて、

「妃教育の先生がもう教えることないって褒めてたよ」と嬉しそうに話してくれた。


このまま結婚して、王子を支えていく、そう思っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ