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作家は編集者の仕事のすべてを知っているわけがない

本評論の最後の項目を見た? 拙著の最終にある「校正以外の役立つ編集者用語」ってとこ。そうなんだよ。こういった情報を作家が知るわけないし知る必要すらもないよな? 例えばISBN番号のチェックデジットの作り方とか。そんな用語を作家側が知るわけないですよね。当たり前で編集者は裏方の仕事だからだ。


 そうなんだよ。作家側が編集者のすべてを知っているわけがないんだ。なので仮に、だぞ? この評論に作家側が食いついてきたらそいつはただのアホですからね。一応私は釘を刺しますからね。あと出来れば「あとがき」も見てほしいなあと。「私は編集者ではありません」ってちゃんと書いてあるんだよ。あくまで一般常識として書いているだけであってね。


 君も書物を書いてる身なんだから冒頭3話読んだらブラウザバックとかするなよ?それ書き手失格ですからね。


 また書いている本や出版社によってもまるで編集者のお仕事って違います。当たり前ですけど。例えば社員5人程度の会社に営業部なんてありません。なので「編集者は営業部と会議する」とかドヤ顔で言ったら恥をかきますからね。そんなのは出版社の規模にもよるよ。零細出版社の場合は直に社長が書店や取次に営業をかけますからね。また新書・学術文庫のように細く長く売れる学術性の高い本は営業を本屋に一切掛けなかったりします。新書なんてそもそも書いている人が大学の先生だったりしますからね。なのでね、作家が見える編集者像って売ってる本や出版社によってまるで別物・別人ですからね。学術書なんてもっとそうですよ。今や大学の生協や購買部でしか売れない本なんていくらでもある。そういう本は基本大学と大学図書館でしか使われないしその授業の指定教科書だろうから営業する必要性もない。


 ラノベ作家が見えている「ラノベ」というのは所詮出版業界の小宇宙ミクロコスモスでしかない。図書というのはありとあらゆる宇宙コスモスの事象を人類が記録した「大宇宙マクロコスモス」なんだよ。こういう作家は同規模の市場額である「新書」の世界すら見えちゃいない。もう新書なんて世界は1万部売れたらベストセラーって世界ですからね。そのくらい日本人はもう学問とか教養ってものに興味を失ってしまったわけ。


 ちなみにこの評論のタイトルは『本物の編集者の見抜き方』だ。ここはカクヨムだからもちろんラノベ編集者の事が中心とはいえ全ての話回でラノベ編集者オンリーの話をしているわけではない。なのでもう一回タイトルを見てくれ。どこにも『本物のラノベ編集者の見抜き方』なんて書いてない。まあ、タイトルすらも見ない読者は「作家業で飯を食う資格はないかな?」って僕は思ってる。だってラノベを書いている人だって100%がラノベ専業なわけないじゃん。ラノベ作家だって他のジャンルの小説や書評を書く人なんてザラに居るよ? なのでこういうタイトルにしているわけなんだけど……タイトルすらも読めない人が居たらもう作家業辞めた方がよろしいかと。

 

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