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2021/9/7

曇り


 9月に入った途端、風が冷たくなった。うちの外では鈴虫が鳴いていて落ち着くうえ、冷暖房も必要ないから過ごしやすい。残業は減らないし、相変わらず帰宅遅く拘束時間も長いのでやや諦めつつある。もうできる範囲で早く帰ろう、みたいな。余裕を作ることも諦めて、バタバタしつつも閉店間際に駆け込み書店で本を物色することも増えた。月に2冊くらい新しいのを買ってみて読んだりしている。

 ちゃんと書籍化されている人の作品は、できていない人と明らかに差がある。話の構成やどんでん返しみたいな仕掛けもあるのだろうけど、やはり「文章」なのかなと思う。テンポよく進んでいき、おもしろくて惹きつけられる。理解しやすい、というのも大事なのだろうけど、1番はおもしろいかどうかだと思う。時間かかるしそれなりに体力のいる行為をしてでも、何かそこに魅力があって感じるものがあるのだと思う。

 「私の想像力はしばしば思惟と戯れる」

 本の中に書いてあるものがほしくて読むというより、読みながら自由によそ事を思い起こし、点と点を結んだり切ったりして勝手に何かユニークなものを得ることができる。つまりはそういうことをさせてくれる「文章」が書けるようになると、きっともっとおもしろい作品が作れるようになるんだろうな。

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