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Lot Record  作者: LotRodriguez
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- in the Begining -

Lot Record

Lot Rodriguez


あらすじ[ナレーション]

HipHop・・・それは黒人文化の総称ともいうべき文化であり、今やその勢いは留まることを知らず、世界各地にそれぞれの地域の形で若者の文化に大きな影響を与えている。

ここ日本でも同様に北海道・東北・関東・東海・中部・近畿・九州・沖縄など各地で、それぞれの形として花開いている。HipHopという文化を語るには、「レコード」の存在は欠かせない。そして、レコードショップは「販売店」であるのと同時にHipHopに関係する人々の「交流の場」でもある。

このドラマは、突然闇夜の雷の如く松戸市に現れた謎のレコードショップ「世界のLotRecord」で起きるHipHopドラマである。



- In the Begining -


[@Lot Record]

2007年7月某日千葉県松戸市某所。

エアコンの無い部屋で30歳の男二人が何やら楽しそうに話をしている。

Lot Recordの店長である「やまだやまお」と「Lotロト」である。


やまだやまお:「うん。実は俺もレコード屋やりたかったんだよね。もしよかったら手伝いたいんだけど。」

Lot:「それなら、ラップの担当になってくれよ。俺はさ、俺たちが通った伝説のレコ屋のオマージュをやりたいんだよ。あんな風にやれたらきっと生きがいになるじゃないかと思ってる。それと、やる気があるなら店長やってくれ。俺は自分勝手だからそういうのやりたくないんだよな。」

やまだやまお:「ラップの件はわかったけど、レコードが売るほどないよ。それと店長?無理だよ~。」

Lot:「レコードは大丈夫。とりあえず俺のレコードでもRapだけで3000枚はあるしアングラ(アンダーグラウンドラップのことで、無名曲のこと)はそろってるから、平気だと思うよ。普通のDJ(ディジェイ:レコードをかける人)なら知らないようなヤヴァい曲ばっかりだし。店長は、無理ならやるなよ。まぁ、店長っていってもさ、お店始めたばかりじゃ、誰もこないじゃん。それに趣味でこれやるんだから、気合いれる必要はないぜ。どう?」

やまだやまお:「まぁ、今みたいに遊んでいるなら、せっかくここにいるんだし店開けようよ。わかった、頑張るよ。」

Lot:「おぉ。じゃ、頼んだよ。俺も仕事とかいろいろあるし、その・・・わかるだろ?リオナのとかも件も大変なんだ。」

やまだやまお:「わかったよ。開けとけばいいんでしょ?」

Lot:「そう。開けておけばいいんだよ。」


二人はニヤニヤしていた。


やまだやまお:「で、どうする?いつからあける?」

Lot:「そうだなぁ。それが一番の悩みだよね。お店、開けるの面倒くさいし。」

やまだやまお:「それじゃさ、お店じゃないじゃん。」

Lot:「あはは。そうだんだよねぇ。店開ける元気にならないというか。なんというか。」

やまだやまお:「まったく。やる気が感じられない。でも、俺が主に開けておくから。」

Lot:「期待してるよ、やまちゃん。」

やまだやまお「そういや、8月3日に松戸で花火大会があるんだよ。その時、ここは結構いい感じになると思うんだよね。だから、その日からにして、ついでにフランクフルトとか買って売れば一石二鳥、いや、女の子とかも呼べば余計楽しさも上がって3鳥じゃん。遊びではじめるにはピッタリじゃない?」

ロト「じゃぁ、そうするか。JKジェイケイとかみんな誘ってみようぜ。」

やまだやまお「OK。じゃ俺の方も連絡できる人は誘ってみるよ。」

ロト「了解。あとは事前に準備とかも適当でいいでしょ?俺はこれからちょっと出かけないと怒られちゃうので。」

やまだやまお「うぃ~。あとで置き場に行ってBBQセットとか道具を取ってくるよ。」

ロト「お願いします。あと、戸締りもね。」


そういってロトは松戸駅の方に向かって消えて行った。



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