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ウルフ  作者: やなぎの裕流莉
28/54

28. 処刑投票(3日目)

金田一を処刑するかどうか、議論が分かれていた。

「オイラは沖田さんが霊能力者で万永先生が人狼だった場合が怖いっす。金田くんにすっと投票できない。」

「ばってん、はっきりとした人狼の疑いがあるとに投票せんのも、おかしかばい。」

「あぁ。俺【山崎】もそう思う。」

天童真理夫と龍造寺猛虎との議論が白熱する中、山崎信一が龍造寺猛虎に同調する。


「俺【金田】に投票しないでくれ。本当に人間なんだよ。」

「困りましたね…。」

「もう、霊能力者が名乗り出ればいいんじゃねーの?誰も名乗り出なかったら、沖田さんが霊能力者の可能性が高まるから、俺【金田】に投票しない方がいい!」

自棄になった金田一の一言が発端だった。


「金田さん、この期に及んで霊能力者を炙り出そうとしてませんか?」

「うるせーな!大神満!そんなこと考えてねーよ!」

「炙り出そうとしとるけん、まだ仲間が生きとるっていうこつばい。」

「金田くんは初めっからこの調子だから、本気かどうかわかんないべ?」

「田原さんはどう思う?バイトの先輩だったんだろ?」

「えぇ。金田さんは、思ったことを口に出してしまって、お店のお客様と口論になることがたまにありました。」

「葉月ちゃん…?」

「ほら。素で言ってる可能性もあるべ。

霊能力者を炙り出そうとしてるとは限らない。つまり、もう一人の人狼が生きてるとは限らない…。」


「あの…。」

大神満が口を開けようとしたときだった。石原兼続が手を挙げた。

「私【石原】は、今までの議論で、何となくですが、霊能力者は生きてると確信しました。

ですので、金田くんに投票します。」

それは、はっきりとした宣言だった。

「え?どうしてそう思われたんですか?」

思わず、田原葉月や犬飼陽子が尋ねる。

「それは、言えません。言ってしまうと、誰が霊能力者かバレてしまうでしょ?」

それは、含みを持たせる言い方だった。

(もしかして、石原先生自身が霊能力者なのか?)

「石原先生、少しだけ、ヒントをもらえませんか?じゃないと、納得できない。」

「ヒントですか…。」

天童真理夫のリクエストに、石原兼続は少し考え込む顔をした。

「敢えて言うなら、今のところ、本人と私【石原】しかわかっていないようですね。

これ以上は言えません。」

「そうですか…。」

納得できなさそうに天童真理夫は返事をした。

「あぁ、ただ、今私【石原】が話している間の反応で、やはり確信が持てました。

皆さん、私【石原】を信じてください。」

「石原先生…。」

草野克則も困った顔をしたが、皆の前で宣言した。

「俺【草野】は信じることにしよう。俺【草野】も金田くんに投票する。

皆さん、そろそろ時間だ。処刑する人に投票してくれ。」

気づけば12時まであと10分と迫っていた。

結局、金田一が処刑されることが決定した。

「お、俺【金田】じゃないんだよ!」

とだけ言い残し、金田一は力耐えた。


【3日目】各自の処刑投票結果:

金田一:8票

磯谷周吾:2票

天堂真理夫:1票

山崎信一:1票


山崎信一 → 金田一

神阪甲太郎 → 磯谷周吾

石原兼続 → 金田一

天童真理夫 → 山崎信一

犬飼陽子 → 金田一

大神満 → 金田一

田原葉月 → 天童真理夫

磯谷周吾 → 金田一

磯谷有姫 → 金田一

草野克則 → 金田一

金田一 → 磯谷周吾

龍造寺猛虎 → 金田一

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