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ウルフ  作者: やなぎの裕流莉
25/54

25. 沖田鉄平の正体(予想)

その日の午後は、特に皆で集まることもなく、各々が自由な時間を過ごしていた。


そんな中、大神満は磯谷周吾との接触を図った。

「シューゴ!」

「ん?何だ。ミツルか…。」

「ちょっといい?」

「あぁ。いいよ。ボクもミツルに用があったんだ。」

「何?」

「いや、それは後で。ミツルの話って怪しい人は誰か?って事だろ?」

「えっ!?シューゴ何でわかるの?」

(シューゴに隠し事はできないな。)

図星だった大神満は目を丸くした。

磯谷周吾は周囲を注意深く見回すと、小声で話し始めた。


「…今のところ、ボクにもさっぱりわからないよ。」

「そうなんだ。」

「でも、たぶん沖田サンが狙われたのは、彼が狩人だったからだ。」

「は?何でそんなことわかる?」

「沖田サンは、ボクと神阪センセーが名乗り出たときに『狩人はどっちを守ればいいんでしょうか?』って口走ってたからな。」

「そうか。確かに。狩人的な発言だね…。狩人がいなくなったら、シューゴも人狼に狙われるんじゃない?」

「まだ大丈夫だと思う。万永センセーが言ってた通り、2〜3日は占い師を狙わずに様子を見てくるんじゃないかな。

ただ、ゆっくりはしてられない。

人狼を早いうちに探さないと。」

「そうだね。」

「ミツルは何か気づいた点ない?」

「僕の中では、占い師カミングアウト派の中に人狼がいると思うんだよ。」

「なるほどな。」

「万永先生、金田さん、山崎さん、神阪先生、犬飼さん。

あ。神阪先生はシューゴが占って人間だったね。」

「ボクとユキもいるけどね。」

笑いながら磯谷周吾は言った。

「シューゴやゆきちゃんが人狼な訳ないだろ!」

「まぁな。だけど、最終的に疑わないといけない時が来るかもしれない…。

そんな時が来ないように早めに人狼を見つけないとな。」

「そうだね。」

「万永センセーが処刑で金田サンが占い。ミツルの考えが正しかったらいいな。」

「うん。」

大神満は力強く頷いた。


「そう言えば、シューゴの話って何?」

「あぁ。ハヅキちゃんのこと。

何かミツルと話したそうにしてたから。お前ら、何かあったの?」

「うん。喧嘩しちゃって。」

まだ完全に別れた訳じゃない、ここで出会ったのも何かの運命だ、と大神満は自分自身に言い聞かせた。

「そうなんだ。早く仲直りしろよ!」

磯谷周吾は笑いながら、何事もなかったかのように踵を返した。

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