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科学信者

作者: 切咲絢徒

 日本は無宗教の国だと言われがちですが、そんなことはありません。我々は小学生の頃から宗教教育をされてきたのです。学校が私立にしろ、公立にしろ、小学生、中学生はみな、とある宗教を信仰させられているのです。其れは科学だ。

 我々は 教科書 という聖典、教師と いう伝道師によって科学という宗教を信じ込まされている。

 たとえば、世界はアトムによってできているなんていうことを信じ込まされる。アトムというのは人間の目には見えないくらい小さな粒子のことを言うらしい。誰も見たことがないのに何故それが正しいのだろうか。無論、聖典にそう書いてあるからだ。伝道師がそういったからだ。罪なき子供たちは疑うことなく、それを信じ、大人になっていくのだ。

 また、我々の住む世界が球体だというのも聖典に書いてあることだ。時折、世界は平面だ、と叫ぶ者がいるが、彼らのことを我々は軽蔑してしまう。しかし、どう見ても世界は平面だ。彼らこそ正しいことを言っているのではなかろうか。

 天が世界を回っているのではなくて、世界が天を回っているということを伝道師に教えられただろう。どう見ても天が世界を回っているのに。

 りんごが木から落ちるとき、りんごは大地に引き寄せられていると言った人がいる。大地には手がついている訳でもないのに。

 逆に、妖怪や幽霊なるものこそ迷信と呼ばれる。アトムや、球形の世界が天を回っていること、大地の手、これらは目撃証言が皆無なのに真とされ、妖怪や幽霊は数多の目撃証言があるのに科学はこれを否定する。

 私に言わせれば、君たちが、アトムという存在がいて、世界は丸いと言ったり、地が天を回っているなどと見たこともないようなことを信じるのはもはや宗教である。

 では、科学を宗教としないためにはどうすればよいだろうか。私が思うに、まずは信じるのをやめればよいと思う。つまり疑えばよいのだが、どうにも子どもたちはそれをする術を無くしてしまっているらしい。

と、素人が語ってみました。そういう見方もあるのねと思う程度で済ましてください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 科学者と言っても近視眼的な人が多く、 間違える人も多く感じます。 [気になる点] 地球平面説はないと思います。 引力があるので、丸くなる。 引力も実は、目に見えない力で押され 斥力だと思っ…
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