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落とし穴×人外決定?!

 まだ続くかは微妙な感じでございますが、思いつく限りは書き続けますので楽しんで行って下さい。


「……何?ここどこ?」

気がつくと水の……いや違う、お湯の中?


「え、なんなの?私、確かに間違いなくさっきまで家の近くの公園に……あれ?さんぽ……して、た」


こぽこぽ……こぽっこぽ……こぽこぽ


「……砂場に、落とし穴」


……そうよ!私、落とし穴に落ちた!?

 

 あの公園って何時も悪ガキが悪戯しかけてて結構近所じゃ有名だから注意してたのに……なんで引っ掛かったんだろ?って言うかどうしてあの公園を通ったのか……。

しかもあの落とし穴!子供が作ったにしてはずいぶん深かったわね……それに、穴の底はとっても広くて白い部屋になってて、それで……


 「それで、あの白い部屋で、そう!チャラチャラした若い男にあって」


 あぁ……


 「わたし、あのせかいからおとされたんだ……」






 そう、私はあの世界から文字通り突き落とされて、そして新しい世界にやってきた。


 「どうしろって言うの?こんな……こんなことって」


 今の自分をよく見てみると、新事実発見!私透けてる!!


 それにしても、この身体って水じゃなくてお湯で出来てるのね。


 「ここも、もしかして天然温泉?正に秘湯って感じねぇ」


 それにしてもこの身体って一体どうなってんのかしら?頭の先から足の先までお湯であちこちから湯気まで出てるけど、それはつまり……私ってもう人間じゃないの?人外決定?!


 この世界がいったいどんなところかも分からないのに、自分は人外だし、

まぁ、間取りで言うところの6.5畳くらいしかない温泉だけど、周りは綺麗な深い森だし、心配な食糧も……この身体じゃお腹空きっこないものねぇ?時間だけはあるんだから、先の事はのんびり考えよう!


 「あぁ気持ちいいなぁ~、温泉にゆっくり浸かるなんて何年振りかしら?あっちの世界も気にはなるけど、どうにもならないことを考えたって疲れるだけだし、知らなきゃいけないことが出てくれば嫌でもそっちからやってくるわよ」


 ぶつぶつぶつぶつ、温泉の真ん中で人型のお湯が独り言って……なんかヤバい人みたいだけど、気にする理由も今は特にないし良いわよね?







 なぁ~んて温泉に浸かり続けること一週間。


 さすがに私でも飽きるわ。


 でも、ただ温泉に浸かってのんびりしていたわけじゃないのよ?一応、実験はしてみたの!


 まず、前にも言ってたけど、私はお腹が空くことはないみたい。でも、身体を温泉から浮かせて暫く経つと何となく疲れたなぁって感覚はあって、そんなときは温泉に全身を沈ませればさっぱりするの。やっぱり私が温泉の精っての、ちょっとは当たってるのかも……。

 それから、私は温泉からは出られない。と言うより、地面には存在し続けられないと言うべきかしら?さっきも言った通り温泉に浸かってないと疲れちゃうしね。でも、温泉の湧きだしている穴が底の方にあるのを見つけたし、そこから他の場所にも出れそうだと思うんだけど……穴には良い思い出がないし、何より嫌な予感もするからもう少しこの場所で色々と探ってみようと思うわ。


 


 

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