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咎禍  作者: 青空ボーロ
咎禍 第一章 アコンシャスリボルト編
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第四話 「謎の男達とドラゴン討伐」

中国の砂の上に転がるのは2体のアコンシャスの骸。


そしてその上に二人の男が立っていた。


その男達に慧悟は問う。


「お前達。何者だ?」


すると金属バッドを持ったムキムキの男がドヤ顔で答える。


「俺達は俺達だぁ〜ぜぇ〜!」


だが紫の刀を持った男が即座にツッコむ。


「馬鹿野郎!そういう意味ちゃうやろ!俺達の名前や!名前!」


すると金属バッドの男は笑いながら。


「そういうことかぁ〜!」


と当たり前のことをやっと理解した。


そして二人は答える。


「ワイはつるぎや。」


「俺は問馬鹿之助もんば しかのすけだぁ〜ぜぇ〜!よろしくだぁ〜ぜぇ〜!」


「しかし怪しいな。SRでもないのにその実力、そして武器まであるアコンシャスか?」


慧悟は刀に手をやる。


それを見た二人が騒ぎ出す。


「なんや!?やばいで殺されるぅ!」


「よくわかんねぇけど!勘違いされてるぅ〜ぜぇ〜!」


だが譲介がそれを制する。


「でも今は日本もアコンシャスにやられて戦力不足。ちょうどいいんじゃないですかね?」


すると慧悟は刀から手を離す。


「うむ。確かにそれも一理あるな。だが怪しい行動をとったら切り捨てる。」


「こっわ」


そう剣が呟くと夜遅いので彼らは宿へ向かった。


だがなぜか部屋には剣と問馬が


「なぜお前らも同じ部屋なのだ。」


それを聞いた剣と問馬は笑う。


「別にええやろw。同じ戦闘者やんw」


「そうだぁ〜ぜぇ〜w」


「とりあえず夜遅いから風呂は入って来い。」


慧悟がそう言うと問馬は風呂に入った。


ちなみに風呂だが…


「風呂で泳ぐの楽しいぜぇ〜!」


問馬が風呂で泳いだせいで水の傘が減っていった。


「あれ?なんか風呂の水少なくね?」


このあとめちゃくちゃ慧悟に問馬が怒られたのは言うまでもない。


そして次の日の朝、4人は朝食を食べていた。


水を片手に店員が現れる。


「おはようございます。お冷やです。今日は和食です。ご飯とお味噌汁、サラダ、魚、ヨーグルトでございます。」


拙い日本語だが、店員がメニューを読み上げる。


だが問馬と剣が余計な一言をいう。


「ヨーグルトは和食ちゃうで天然やなぁw」


「ポテチがよかったぁ〜ぜぇ〜!」


慧悟がすかさず注意する。


「おい!お前ら失礼すぎるだろ!すみません!」


だが奇跡的に店員は渡されたメモを読んでるだけだった。


(メモ読んでるだけで日本語わからない!)


そのおかげでこの無礼な行為も怒らずに済んだ。


「そういえば慧悟さんこの人たちに名前を名乗っていませんでしたね。」


譲介はふと思い出したかのようにいう。


「そうだな。」


慧悟はそう答えると二人は名乗る。


「俺は天城譲介です。」


「俺は遊馬慧悟だ。」


問馬はニット笑い言った。


「『甘すぎジョウカイ』と『せいやケーキ』か!」


すかさず剣のツッコミが飛ぶ。


「『天城譲介』と『遊馬慧悟』や!」


慧悟は呆れた顔で


「どう聞き間違えればそうなるのだ。」


と頭をかかえながらいう。


「なるほどだぁ〜ぜぇ〜!」


アホっぽい顔で問馬は納得した。


慧悟は説明する。


「俺はSRという組織の剣士だ。この天城譲介はアコンシャスリボルトの時に出会った少年だ。」


譲介は爽やかに告げる。


「仲良くしていただければ幸いです!」


だが問馬にとっては話が難しすぎたようだ。


「ん〜?話がむずいぜぇ〜!それより野菜嫌いだぜ!」


その時、問馬が野菜を投げる。


またしても慧悟が即座に注意。


「野菜を投げるな!」


まるで3人をまとめる父親のようだ。


そこに剣が言う。


「すまんな。こいつ小学校留年してるから常識ないんや。」


「えっ、」とつい譲介が声を漏らすと、問馬はドヤ顔で答える。


「俺は偏差値25だったから小学校留年してたぜぇ〜!」


「そ、そうか…」


慧悟はもはやかける言葉もなかった。


そして譲介は(やばすぎる…)と思ったのだった…。


カオスな朝食を終え、宿を出た四人は浜辺にいた。


「砂だぁ〜ぜぇ〜!砂の城とか作りてぇ〜!」


「海やぁ!でもアコンシャスのせいでビキニのねぇちゃんがおらん!おのれアコンシャス!」


すると問馬は激しくうなずく。


「いややかましいわ。」


流石の譲介もそうツッコミを入れた。


「慧悟さん。このあとはどうするんですか?」


譲介の問いに慧悟は答える。


「うむ。そろそろ田蔵さんがここにこられる。その後SRのアジトに合流し、そこで過ごす。」


「地蔵さんかぁ〜!」


問馬は堂々と名前を間違える。


「田蔵さんだ!」


だがそのときだった!


俺たちに影が忍び寄る。


「待て…みんなあれを見ろ!」


慧悟が空を指さした!


「!?」


「ギャォォオー!!!!」


空の上に山のような影が、地響きとともに現れる。


問馬は抜けた声で言う。


「なんか、でっけーぜぇ〜!」


「言うてる場合か!」


山をも飲み込むような巨体。空を裂く咆哮とともに、灼熱の風が地上を舐めた。全身にまとう赤黒い鱗は煮えたぎるマグマのようだ。Sクラスのアコンシャス…ドラゴナイトが現れた!


「見た目からして、ヤバすぎる…!」


「この覇気…間違いない。規格外、Sクラスのアコンシャスだ」


「Sクラス…!」


「なんでこんなとこにおんねん…!」


ドラゴナイトがこちらを鋭い目で見据える。


「…………」


次の瞬間——


灼熱のブレスが襲い来る!


「チッ!」


「やべぇぜぇ!」


「このままじゃ引き裂かれる…!」


譲介は変身する!



「Set! Phenix!」


「変身!」


「BURN THE SKY!!」


続けて慧悟も変身!


「義鋼!」


「Azure Blade, unsheathe!!」


そこへ、剣の刀にサソリのアコンシャスがすり寄ってくる。


「いくで!」


刀にサソリが融合し——


「Poisonsword! Turn the Scorpion!」


紫の装甲が剣を包み込む!


(変身…できるのか…?)


(俺と同じ…!)


譲介と慧悟がそう思うと現れたのは紫の装甲に包まれたサソリの剣士。


「みんなカッコよくてずるいぜぇ〜!俺だけ仲間はずれだぜぇ〜!」


問馬は羨ましそうに言うと


「お前、状況の深刻さわかってんのか!」


と慧悟の命がけのツッコミがとぶ。


だがそれをものともせずドラゴナイト、怒りの咆哮——


「うわあっ!」


「なんて破壊力だ!」


尻尾の一薙ぎが全員を吹き飛ばす!


さらに!


「ギャィィイン!!!」


その咆哮が暴風を巻き起こし、瓦礫が飛び交う!


「ハッ!!」


慧悟は疾風を切るが、効果は薄い!


「うおおおっ!」


その時、慧悟と譲介は目で合図を送り合う。


「慧悟さん…」


「ああ!」


「もう一度、お願いします!」


【鳳閃・蒼輪斬!!】


譲介がフェニックスの炎で動きを止める!


だが、尻尾が譲介を襲う!


(この体勢じゃ、かわせない——!)


だが間に入るのは問馬!


「ホームランッッツ!!」


金属バットが尻尾を受け止めた!


「問馬さん!」


(なんて怪力…!)


その隙に慧悟は刀を鞘に納める。


「今だ!疾風・居合斬!」


鋭い一閃が、ドラゴナイトを切り裂く!


「そろそろ腕が限界だぜぇ…!」


問馬の腕が限界に達するが


「もう大丈夫です!」


「BURNING STRIKE!」


そういうと譲介は炎の槍を飛ばす!


決まった!鳳閃・蒼輪斬!!


「お前、強くなったな…」


「慧悟さんの動き、少しだけ読めてきました!」


だが…


「ギャィィイン!!」


ドラゴナイトは咆哮をあげる。


「まだ立ってる…!」


「間違いない。過去最大の強敵だ」


譲介は慧悟にとう。


「勝算は…ありますか?」


「……ある。“2人”なら厳しかったかもな。でも今は“四人”だ」


慧悟のその声はどごまでもまっすぐだった。


「いける…“俺たち”なら!」


譲介が覚悟を決めるが、現実は甘くない!


再び、火炎が襲い来る!


「一度見ている…なら!」


「疾風・居合斬!」


慧悟は風圧で火炎を逸らす!


「使う…!」


譲介はチワワ型アコンシャスカードを装填!


「Set! Chihuahuan!

Tiny fangs cut through at high speed!」


魂のフォームチェンジ。譲介は問馬へ叫ぶ!


「問馬さん!俺を打ってください!」


「おおっ!いっくぜぇ!」


まるで野球選手のように問馬はバッドで譲介を打った!


チワワ譲介は弾丸のごとく突進!!


「切り替え!」


凄まじい風圧に襲われながらも譲介はフォームチェンジをする!


「PHOENIX DRIVE!!」


スピードはそのままでフェニックスドライブに変身!


槍がドラゴナイトの目を貫く!


「グオオッ!!」


羽も損傷し、唸りながら落下していく!


そこへ現れたのは剣!


「ワイの出番や!」


触手を伸ばし、羽に突き刺す!


「気づいた時にはもう遅い…毒や!」


羽に回った毒が、飛行能力を奪う!


だが!


「キエエエェ!!」


羽ばたきで反撃!


「ぐっ…!」


吹き飛ばされる俺たち!


譲介「なら、これだ…!」


副運転手が使ってたカードをセット!


「Set! Mirrorcs!Everything is a reflection!」


光を反射し、焼き焦がす!


ドラゴナイトの羽が、太陽光で焼けた!


慧悟はこれまでの傾向から判断する。


(並の攻撃は効かん…ならば!)


その時、慧悟は叫んだ!


「みんな!連携技でいくぞ!」


「はい!」


「来たぜぇ!」


「行くでぇ!」


全員が返事をしたその時!


ドラゴナイト、最大の炎をチャージ!


「バットフルスイング!!」


問馬がフルスイングをする!


「今や!」


「Scorpion Slash!」


剣の毒刃が羽に突き刺さる!


「Arashi Slash!」


流れるように慧悟の疾風が爪を切り裂く!


その時、譲介と慧悟は真っ直ぐに決意する。


(この敵を倒す!命を救うために!)


(百合香を、そして中国を守る!)


その決意がドラゴナイトを倒す力となる!


「行くぞッ!」


「Fire Impact!!」


譲介のベルトの音声が響き渡り、連携技がついに決まる


【四嵐・龍墜ノ陣!!】


槍が真下からドラゴナイトを貫く!


「キャ、キャイィィィン!!」


炎は暴発し、やつは爆発とともにドラゴナイトは倒れた!


「『ドラゴナイト』よろしくな」


そういながら、譲介はゆっくりとドラゴナイトのカードを拾った。


「今回も…無事、終わったな」


慧悟と譲介は安心したかのような顔をした。


「俺たち、勝てたんだ…」


譲介のその言葉に慧悟はふっと笑う。


「ま、当然だろ…」


その時、剣と問馬のお馬鹿な発言が飛び交う。


「いやー!オレの毒が一番効いてたなコレは!」


「最後のバットさばき、完璧すぎて引いた?」


やかましすぎる発言に二人はツッコむ。


「うるせぇ!」


「うるさいわ!」


だが第六感というやつだろうか、譲介はなにかを感じ取っていた。


(この二人…ただのバカには見えないな。何かがある…)


そしてその第六感で感じ取った違和感は今後の命運を分けることになる…


その時ビルの屋上に怪しい影が静かにたたずんでいた。


「なるほど。ドラゴナイトがやられたか。ならばこの『キャリー』が直々に倒してやる…」


この「キャリー」という女が譲介達の命の脅威となる…


次回 「怪人武闘派・キャリー」

見てくださりありがとうございます。

次回は日曜日公開となります。

新キャラである問馬と剣の活躍はいかがだったでしょうか?

ドラゴナイトを撃破した譲介達…しかしここからが本番だった…。

現るは怪人武闘派・キャリー…強敵を前にした譲介の覚悟とは…

そして次回、田蔵と百合香がついに中国へ上陸

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