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咎禍  作者: 青空ボーロ
咎禍 第一章 アコンシャスリボルト編
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第二話 「青嵐の長ドス」

第二話 「青嵐の長ドス」


一隻の船の上で空気が揺れる。


譲介は影に隠れ、遊馬は刀を構えていた。


「やはり我々SRを待つのは血塗られた日々。来い。まとめて相手してやろう。」


遊馬がカードを刀に入れる。


「SET! GIKO CONTACT!」


譲介は思う。


(…俺と同じ…変身!?)


続けて、遊馬は刀を青眼に構える。


義鋼ぎこう!」


そういうとトリガーを引いた。


蒼き装甲が遊馬を包み込み、オーラを纏う。


「Flash like the storm-Azure Blade, unsheathe!」


「この刃、誰にも折らせはせん…」


運転手・山本が突っ込む。


やつはチワワのアコンシャス。故に小柄で凄まじいスピードを持つ。


一瞬にして距離を詰め、凄まじい連撃。


(早い…すべてはいなせない…だが…!)


その時、遊馬の風の斬撃が飛ぶ。


「小柄故、コレは効くだろう。」


「がはぁ!」


暴風により吹き飛んだ山本は壁にめり込んだ。


だが田中が隙を見て、俺に襲いかかる。


「隙ありだぁ!」


「何…」


(まずい…天城…!)


俺は立ち上がる。


「やるしかねぇ!変身!」


「BURN THE SKY!」


やつは鏡のアコンシャス。


「これでも喰らえ!」


左手の鏡が光を反射し、俺の視界を塞ぐ。


「しまった…」


そして0距離まで詰められる。


「この距離なら槍は邪魔だ!終わりだぁ!」


だがその時、風を纏った苦無が飛ぶ。


「させるか。」


それはやつの背中につきささった。


「天城。すまない。反応が遅れた。」


そういうと遊馬は田中へ斬撃を振り下ろす。


田中は鏡で受けるも、ガードごと切った。


「田中ぁ!」


山本が向かってくる。


それでも遊馬は冷静だった。


(まずは運転手のスピードを落とす。)


突っ込む山本に苦無を投擲。


それは山本のスピードを落とす。


「ちっ、」


田中の袈裟を防ぎながら、山本へ蹴りを飛ばす。


遊馬の凄まじい捌きの技術を前に奴らは怯んだ。


(なんてすごい動きだ…これがSRの剣士…遊馬慧悟…!)


遊馬は奴らにつめよる。


「終わりだな。」


冷徹な刃がやつらへ突きつけられていた。


だがその時、奴らは笑っていたのだ。


「田中…わかってるな…」


「ああ…俺たちはずっと一緒だった。あの爆炎から助かったのもお前のおかげだ。」


二人が叫ぶ。


「行くぞ!」


その時、二人が合体し、巨大な怪物へと変化する。


「遊馬さん!」


「天城!下がれ!」


油断する隙もなく、奴らが光のビームを飛ばしていく。


それはまたたくまに遊馬さんを血まみれにしていく。


(ばかな…あの遊馬さんが…)


その時、譲介は歯を食いしばる。


(見てるだけじゃ…だめだ!)


譲介の胸にはあの言葉がまだ残っている。


「天城。さがってろ。ここはおれがやる。」


それはやつらが怪人の姿に変化したときの遊馬の言葉だ。


(そういわれた…だけどこのまま見ていたら遊馬さんは死んでしまう!母がさらわれた、あの時のように俺はまた何もできないのか…!?そんなこと…!)


遊馬が刀を床に突き刺し、膝をつく。


(くっ…)


「だめだ…血を流しすぎた…」


二人は嘲笑う。


「無様な姿だ。さあ終わりだぁ!」


その時、譲介が前に出る。


「うおー!」


そして遊馬の眼前に迫る光のビームを庇う。


「お前…!下がってろと言ったろう!」


「遊馬…すみません…でも…!何もできないで目の前で人を死なせたくない!」


それを見た遊馬の瞳が揺れ、記憶が蘇る。


「田蔵さん。俺、強くなります…!」


(あの時の…俺のような…)


「そうか…」


その時、遊馬が言う。


「譲介。2人で連携技を放ってこいつを殺す。できるか?」


譲介は迷う。


(俺にできるか…?否…)


だがまっすぐ頷く。


「はい…!」


そして二人の連携技が飛ぶ。


「おっと連携技を出す気か?無意味だ!初対面の貴様らにできるわけがない!死ね!」


やつらが光線を出す!


譲介が突進して槍を展開する!


「ハーッ!」


俺を光線が何発も捉えるが、そんなの関係ねぇ!


「Ready?PhoenixEXPLOSION!」


「焼き尽くす!」


俺が炎を巻き起こし、煙幕を飛ばし、奴らを押さえつける!


「何も見えん!」


「しまった!不死鳥が押さえつけてくる!」


遊馬の双眼がやつらを捉える!


(今だ!)


遊馬が刀の引き金を引く!


「切り裂く!」


「疾風居合斬!」


青い残像を描きながら高速で切り抜けた!


炎と風が奴らの目の前で交差する!


(この人早い、それだけじゃない俺に動きを合わせているのか!)


「BURNINGSTRIKE!!」


「この一撃で──決めるッ!!」


炎が竜のように巻き上がる!


「乗ったぞ、譲介!」


義鋼刀が風を切る音を響かせる!


「【鳳閃・蒼輪斬】!!」


──炎と風、真逆の力が交差し、閃光となる。


「グアァァッ!!」


そう断末魔を上げると山本と田中はカードになった。


「終わったのか…」


そう言うと譲介は変身を解く。


「『チワワン』と『ミラーックス』。よろしくな。」


そしてカードを回収した


「譲介。悪くなかったぞ。」


「…ありがとうございます。」


「…どこか懐かしかった」


「えっ?」


「いやなんでもない…船は俺が運転を引き継ぐ。すぐ向かうぞ。中国へー」


しばらくすると中国へ着陸。


美しい海に大きな大陸、大量の避難民がいた。


「なんとか着きましたね。」


「そうだな。」


平和な光景に俺は安堵した。


…その時、「グーッ」という音が鳴る。


それは腹時計の音。


「おなか空いちゃいましたね…」


すると遊馬は言った。


「うむ。確かにここにいる皆も腹をすかせているところたわろう。ならばラーメンを作る。中国の、本番のラーメンを食わせてやろう。」


「本当ですか!?ありがとうございます!」


焚き火を前に二人はラーメンを作ることなる。


そして明かされる遊馬慧悟の過去…


次回 第三話 「強くなる理由」

見てくれてありがとうございます。

なろうデビュー緊張しますが、全力でやらせてもらいます。

次回は日曜日公開です。

中国の焚き火、ラーメンが二人の心を通わせる。

そして明かされる慧悟の過去…

ラストには新キャラも登場。

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