表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/58

第26話 忘却

 ラフェンの宿で休んでいる一行。

「あ! そういうばサーチって何なんだよ?」メアがメイトに聞く。

「サーチは魔力探知の魔法ですよ。周囲の魔力を感じ取れる様になります。まぁ、メアさんの様な魔力の無い方は感知出来ないのが欠点ですけど」と、メイトは皮肉を言って来る。

「……ケッ、嫌な奴だ」と売り言葉に買い言葉で言い返す。

「あんま喧嘩するな、仲間何だから相手の事をもっと尊重しろ」とレグレットが仲裁に入る。

「ふん!」2人はそっぽを向く。


 外は暗くなり、綺麗な月を眺めながらメアは考えていた。

(あの時、ナイフが投げれなかった……何で突然投げれなくなった? ……あれ? というか俺は何時から投げナイフなんか持ってて、使える様に?)メアは突然の疑問にすら疑問を覚えてしまう……

(これは……良く調べた方が良さそうだな)

 メアは他の3人が寝ている事を確認し、右内ポケットからナイフを取り出す。今頃気付いたがポケットの中にはシースが固定されていた……

 投げナイフの数は全部で5本……。そして、左ポケットにもナイフが1本入っていた。どうやら、左に入っていたナイフは投げる用ではなく近接用のナイフの様だ。

(……? 何でこんなのがあったのに気付かなかったんだ……?)

 更に詳しく調べるとこれらのナイフは銀製の様だ……。

(このナイフ達はあの夢……と関係ありそうだな)メアは夢について思い出す。

(最初に見たのはポイズンスライムに右腕を焼かれた日だ。確かあの時は……どうなったんだっけ?)

(次に見た時は……ミザリーを助けた日……どうやって助けた? 確かあの時……)とメアが考えていると……

「どうしたんですか? そのナイフ達は?」メイトがベッドから起きて声をかけた。

「――――っ!!」滅茶苦茶ビビった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ