第11話 油断
2人は例の森の前まで来ていた。
「そういえば、スライムって剣で切れるもんなのか?」と、メアが聞くと。
「あぁ、その点は問題ない。弱いスライムは剣で切れば問題なく倒す事が出来る。これは、体験談だから間違いない」
「それなら、安心だな。さっさと片付けて報酬貰いに行こう!」ウキウキで森に入って行った。
「そうだ、スライムってどうやって攻撃してくるんだ?」
「直接触れると捕食されちまうな。だが、捕食のスピードは遅いから、焦らなくて良い。ただ、複数に囲まれて身動きが取れなくなるとかなりマズイ」
「なるほどな、おっと早速居たな」スライムが複数集まっている。
2人は順調にスライムを倒して行った。
「なんだ、やっぱり楽勝だな」
「余り油断するなよ?」
なんて悠長に喋っていると、メアの剣の間合いの内側にスライムが潜り込んでしまった。
ジィー……
「――っ!!」剣を握っている右手に激痛が走った……
急いでスライムを振り払うと、右手の皮膚が溶けていた……。
「大丈夫か!!」レグレットが声を掛ける。
「その傷は!? まさか、ポイズンスライムが紛れてやがるとは……」
スライム自体はほとんど倒したようで残りは、見えている範囲では10匹程度。しかし、メアはもう剣を握る事さえ出来ない。しかも、ポイズンスライムはまだ残っている。
「ポイズンスライムは普通のスライムと見た目で判別出来ない! これはマズ過ぎる……」
と、レグレットが言う。
この危機をどう乗り越えるのだろうか……!




