焦り
ついに…
ついにその日がやってきてしまった。
芽依の余命の日…
その日の芽依は、いつも通りに見えた。
でも…
「あ、さとるおはよう!わたし朝ごはんいらないからね」
なんて言い出したんです。
そしてさっさと仕事の支度をして仕事に向かおうとしていたんです。
「え、芽依…朝ごはんいらないの?」
「うん。だって今日は…ね?だから行ってきまーす‼︎」
と、元気よく芽依は行ってしまった。
朝ごはんも食べないなんて芽依…やっぱり食欲ないのか。
あんなに無理にから元気を装うなんて。
今夜は、芽依が喜ぶご飯をしっかり用意しようときめてオレも会社へと出かけた。
その日一日中、なんだかソワソワして仕方なかった。
芽依…
大丈夫かな。
ちゃんと仕事行ったかな…
どこかで泣いてたりしないよね?
…
心配になってオレは、休み時間に芽依に連絡してみた。
…
返信がない。
電話もしてみた。
…
でない。
…
芽依…
どうしたんだよ…
芽依ーー‼︎
このまま早退して芽依の会社まで行こうかとも考えたが、それは芽依がいやだよね…。
いきなり彼氏が押しかけてくるなんて、何事ですか⁉︎ってなるもんね…。
ことを荒げてはいけない。
でも…芽依は、いったいどこへいってしまったのだろうか…。
会社にいるのならそれはそれで安心するのだけれど…。
‼︎
いいことを思いついた。
芽依の会社に、それとなく電話して芽依に電話を変わってもらえばいいのでは?と。
そしてさっそく電話してみたんだけど…
只今咲村は、外出中ですと言われてしまいました。
外出…
営業の外まわりでしょうか…
芽依は、基本社内での仕事なんだけどな…
こんな時に限って、どこへ行ってしまったのだろうか…。
でも、一応会社へは出勤したっぽい。
芽依…
ほんとに大丈夫なんだよね⁈
芽依…
芽依ーー‼︎
オレはとにかく心配で何度も携帯をみた。
…
連絡がない…
一時間…二時間…経っても連絡がありませんっ‼︎
なんで⁉︎
そんなことある⁈
芽依ー‼︎
どうしよう…
震えて文字も上手く書けないんですけど⁉︎
もう、早退して芽依を探す?
…
探すといっても当てがない…
そもそも会社には、行ったんだから…きっと仕事で忙しいんだよね⁉︎
ね?
芽依…⁈
そうなんだよね⁉︎って一生懸命心で問いかけては、不安に陥った。
続く。




